タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今年の観察計画を、、、、、

2009年01月12日 | タカの渡り観察
日韓両国で渡り調査をしたいのですが、、、、、

 今回の日韓首脳会談でも両国の緊密な協力について話し合いが行われたようですね。タカ長の関心は政治向きの話とは直接的な関係はありません。政治のことは政治に携わる人が、経済に関することは経済に関係する人が手を携えて、両国の関係がますます緊密になることを願っています。今回も触れられているようですが、両国の関係が「近くて近い関係」になるように願っているのです。

 タカ長たちも非常にささやかではありますが日韓交流を進めていることには違いありません。これまでの交流の上に昨年の「情報交換会」を持つことが出来、その時に日韓共同でのタカのわたり調査の機運が高まってきています。タカ長としてもその機運を大切にしたいのです。

 ハチクマが渡ってくる5月までにはまだ多少の時間がありそうですが、調査旅行の手配のことなどを考えると思ったほど時間はないのです。そろそろ準備を始めないと、、、、、、。



 遊覧船上から見たプサン市の影島灯台あたりの風景です。まさにこの上を日本に向かってハチクマなどが飛び立っていくのです。



 タカ長たちが観察場所にしているのはプサン市の最南端、影島区の太宗台(テジョンデ)公園の展望所。この外周道路には休日ともなると車の列が出来て、義経の八艘飛びをすればアスファルトの上を歩かないで移動できるほどでしたが、今は車の進入が禁止されたのでご覧のように静かなものです。



 そのため客が減ってしまってこの「プリズム」と言うレストランもつぶれてしまったようです。ここの11番テーブルは最高のロケーションでしたが、、、、、。


 観察はこの展望所と道路向いの山の間の小さな空を渡るタカを見ることになります。最高のロケーションではないかもしれませんが、ここは有名な観光地ですから安心して双眼鏡を覗くことが出来ます。展望所のプラットホームを南側に出るとこのような広い海が広がっています。



 ハチクマの季節は空気がもやっていますが、10月のハイタカの時期に行くと空気が澄んでいる日もあって、そのような日にはこの水平線上に対馬を見ることが出来ます。

 ここでのハチクマの調査は2005年5月に5日間行っただけです。今年はいろいろな人の協力も得て、出来れば10日から2週間程度の連続調査がしたいのです。

  誰か協力者はいないかなぁ、、、、。

 

 昨年の情報交換会のときにタカ長観察地で撮影しました。左がキム・ソンヒョン研究員。右がその後輩のピン・ギチャン研究員です。見てお分かりのようにこれから韓国の野鳥の世界を引っ張ってくれる若い研究員です。私たちの観察体制が出来れば彼らも協力してくれるはずですから、晴れて第1回目の共同調査が実現することになるのです。

   小さな一歩でもとにかく歩きはじめたいのです。