タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

野鳥写真「飛翔」~その3

2009年01月02日 | バードウォッチング
このシリーズも佳境にはいります

 今日も飛翔する野鳥の写真です。なかなかタカの写真が出てこないところが良いのです。このブログをご覧の皆さまは、タカの写真いはいささか食傷気味ではないかと考えてあえて紹介していません。今日はヒシクイとマガンです。


     ヒシクイ     写真: キム・ソンヒョン
 

     ヒシクイ     写真: キム・ソンヒョン

 正月ですからそれらしくきれいな写真を紹介します。タカ長ではチョッと撮ることのできない写真です。


     ヒシクイ     写真: キム・ソンヒョン


     ヒシクイ     写真: キム・ソンヒョン

 この写真や次に紹介するマガンの写真はその雰囲気からして、韓国北部の鉄原(チョロン)の軍事境界線に近いところで撮影されたものではないかと、タカ長は勝手に想像しています。タカ長も3度ばかり行きましたが、多くのマガンやヒシクイがこの近くにある土橋貯水池をねぐらとして利用しており、塒いりのときは帯のような流れが数十分続くことがあります。何しろその数はン十万と言われていますから、、、、、。


     マガン      写真: キム・ソンヒョン



 鉄原の軍事境界線の近くは田園地帯で、ここで取れる米は韓国では高く評価されています。日本で言えばさしずめ「魚沼産こしひかり」と言ったところでしょうか。

 ここではガンカモやツルのほか小鳥類も多く見ることが出来ます。ツルなども出水で見るような一極集中の、ある面で言えば異常な姿ではなく、あちらこちらの田に分散しているのを見ることが出来ます。このほうが正常な姿だと思われます。



 ここの土橋貯水池から塒だちするマガンやヒシクイの群を見に言ったことがあります。06年2月のことです。
 夜明け前から寒さに震えながら待っていると、夜が白みはじめるかはじめないかの時間に、貯水池を飛び立った群が姿を見せたかと思うと、、、、、



 空を覆うような一塊の鳥が一瞬のうちに通り過ぎて行きました。このときのタカ長のカメラはISOの設定が400まで、高感度に上げることが出来なかったので1羽の鳥も止めることができませんでした。

 写真としては大失敗のものですが、あの時タカ長の目の前を飛んでいった鳥の数は忘れられません。 何と言ってもその数ン十万ですから、、、、、、。