「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

父親を「凶弾」で奪われた息子ふたり

2013-05-24 06:19:24 | ビバ!チバテレビ
【ビバ!チバテレビ】

テキサス登場後も放送を模索しているというチバテレですが、本日のジーパン編放送は、


第104話 49.07.12 葬送曲-ジーパンシンコその愛.2-(ジーパン・シンコ)


ゲスト:宮本和男(三景啓司)沖田駿一 長浜藤夫
 西川敬三郎 小倉雄三 神田正夫 新井孝文 荒木生徳(荒木しげる)松野邦夫 林寛一 今井和男

脚本:播磨幸治
監督:竹林進

ここしばらくはどちらかというとジーパンとシンコの関係とそれにまつわるような話や危機話、というよりは初期より主演編が減って先輩のサポートにまわることが少なくなかったジーパンが、久々にジーパンの「生い立ち」を生かした作品になっています。

自分のせいで、自分と同じような「殉職警官の息子」をつくってしまったという自責の念に駆られながら、心底怒りながら表面的には冷静に捜査を進めるジーパン、しかし本当はジーパンのせいではなく、その息子の「因縁」で父親は殺されてしまったというやるせない結果になります。
ただ、ジーパンとしてはそれが自分のせいでもそうではなくても、自分の目の前で父親の警官が殺された事実は変わらず、増々激高するわけですが・・・・。

そのジーパンの怒りを理解し、今回はシンコがジーパンのサポートに回ります。


今回のゲストは三景啓司さんが太陽初登場です。
また、「フォー・セインツ」解散後の比較的早い段階、俳優業をやり始めたばかりの荒木しげるさんも登場します。

今回本編で使用される「葬送曲」はテキサス編に入ってから随時使用され、後年は殉職や予告編でも使用される名曲になっていきます。

クルマネタでは、マカロニ編末期より活躍していた40系クラウンの白パトが黒く塗装され、ジーパンの乗る覆面車として破壊されます。


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ドックとハコ師の対決と「金庫破り指南」

2013-05-24 05:53:18 | 日テレプラス日誌
【日テレプラスへのおさそい】

本日の日テレプラス・ボギー登場編は、


第541話 58.01.28 からくり (ドック)

セミレギュラー:殿山泰司
ゲスト:左とん平
 久木念 竹内文平 飯田テル子 小笠原まり子 橘田良江 藤悦子 後藤條 又野成治(又野誠治)

脚本:峯尾基三 小川英
監督:山本迪夫

今回は現役ハコ師・根岸のトリックにドック得意の「入門」で挑むわけですが、その「入門シリーズ」もラガー登場前以来(というかドック登場期の目玉)なので久々の感があり、妙に懐かしい感じがしたものです。
その師匠となるのが平山源次、ハコ師で鳴らしてその時は足を洗い金庫の製作会社で「金庫破り」に勤しむという、知る人ぞ知るという存在、最初は相手にされないドック(いつものパターン)ながら、鋭い着目点などで源次をドックペースに巻き込んでいきます。

その源次、後期・太陽では貴重な数少ない新規セミレギュラーのひとりとなります。
演じる殿山さんも実は太陽初登場、本来アクの強い演技が持ち味ながら、本来の殿山さんに寄ったような源次を魅力的に穏やかに演じられます。

また、左とん平さんも意外ですが太陽初登場、今回は飄々としていながら実は一攫千金を狙っているプロのハコ師・根岸を演じます。
とん平さんのこの当時の役柄としても、今回の根岸役は珍しく「悪役寄り」の設定で結構驚いた印象があります。

ドックにしても、以前の「入門シリーズ」では四苦八苦していたのが、じっくりと金庫破りの業を盗もうとする落ち着きが見られ、かなり成長が見られるのも、何となく変にうれしかったりします・・・(^_^;)

なお、今回テスト出演ということで又野さんが登場するわけですが、
激動だった1982年の人事の中でも既にこの作品の撮影時以前(1982年末)に新人刑事投入構想が始まっていたことになります。
おそらく、ゴリさんと入れ替わりということでトシさんが登場したことで、長さんとゴリさんの位置をトシさんとドックに継承したということで固めて、新人投入モードに切り替わったものと思います。
ただ、この時点ではどうやらボギーの後任人事であったようですが・・・・(^_^;)
水面下では激動人事の余波はまだ終わっていなかったという事ですね。

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太陽放送予定 2013.5.22号(後)

2013-05-23 06:34:25 | 放送予定
 向う一週間の太陽放送予定(後)です。

▼チバテレ・ジーパン編
ジーパンが、ジーパン自身と同じような境遇になってしまった巡査の息子との対立と和解を描く、#104「葬送曲」

ジーパンの目の前で定年退職を控えた巡査が射殺され、その犯人を追ったジーパンも自動車事故で昏倒し犯人に逃げられる。
捜査に戻ったジーパンだったが、温厚な巡査の性格から狙われたのはジーパンで巡査はそれに巻き込まれたと考えられた。
巡査の息子に遺品を届けたジーパンだったが、息子から罵られてしまう・・・・。
それに黙って耐えるジーパン、その胸の内にはジーパン自身が自分の父親・源次が死んだときのことを思い出し、その時の自分が巡査の息子と同じ心境であったことがあったが・・・。

優作さんのお気に入りと伝わる作品であり、改めてジーパン自身の「コンプレックス」的過去を回想しながら、辛い立場に立ったジーパンがそれでも「半ば」冷静に捜査を進めた結果、意外な事実が判明していくという、ジーパンの刑事としての手腕も目撃できる作品でもあります。

ところで、チバテレの太陽放送、

いつもお世話になっている、しげさんからのタレコミで(いつもすみません、感謝です!)、
今の放送はとりあえずジーパン殉職までが当初の予定でしたが、テキサス登場以後の放送も「計画」していると、チバテレへの問い合わせで判明したという知らせを頂きました。
約3か月後のことなので、まだ確定しているとは言えないとは思いますが、これが実現するとかなり画期的なことになると思います。

どうしても一般的な『見解』的なものからいけば、ジーパン編までが『太陽』であるという残念な傾向が今までありましたが、チバテレがこれを打ち破れば、もしかすると地上波でも継続放送というスタイルが確立するかもしれません。

▼とちぎ・ジーパン編
シンコの久々の主演編で、かつジーパンとの絡みを交えて後の二人の関係のベースとなっており、これからの2人の関係を見届けるためには外せない#74「ひとりぼっちの演奏会」

ジャズバンドのリーダーであるドラマーが薬物でショック死し、体内からは多量の薬物が検出されたため、他殺の疑いで捜査が始まる。
被害者はバンドのメンバーから恨みを買っていたことがわかり、遺体の第一発見者であり被害者の付き人だった若いドラマーをシンコがマークする・・・・。

若いドラマーに刑事という立場より友達のように接近するシンコ、人情を敢えて殺し刑事として確証を握ろうとする姿勢をジーパンが批判するなどありますが、内面では葛藤しているというシンコの刑事としての人物像が確立する作品という事もできると思います。


▼ファミ劇・ボン&ロッキー編

ボン(単独)編の再放送は通常通り放送。

初放送の方は、ボン&ロッキー編開始、とうとう「気になるあいつ」(^_^;)、ロッキーが登場します。
#256「ロッキー刑事登場!」


新任の岩城創が着任した。
休暇で山登りをしたそのままの格好で一係に現れる、その精悍な髭を蓄えた顔と、大らかな感じに藤堂一家が面食らっていた時に銃砲店で強盗が入ったという急報が。
創はなぜか防弾チョッキを要求するものの、受け取る暇もなく現場に駆り出されるが、銃撃戦になった際に援護射撃をせずボンが負傷してしまう。
犯人を追った創だったが、逃げられてしまう・・・・そこに駆けつけたゴリさんは自分が援護射撃をしなかったことを棚に上げ、なぜか執拗に防弾チョッキに拘る創を殴り飛ばしてしまう。
その後、入院しているボンの見舞いに現れた創は自らが好きなカナディアン・ロッキーの写真パネルを持参してやってきたが、看護婦と知り合いだったことで以前創も入院していたことがわかり・・・・。

スコッチに続き、強烈なトラウマ「拳銃恐怖症」を抱えて刑事として再起した岩城創=ロッキーの登場編。
ゴリさんとの対立と和解、拳銃恐怖症の克服が今回の主軸になっていますが、ロッキー自身の性格や生い立ちにも結構触れている作品なので「ヒゲフェチ」諸氏には必見以上のなのものでもございません(^_^;)
さらに、登場編の基本フォーマットをほぼ網羅しているところも魅力の作品です。


同じ「山男」である犯人の動向に同様しながら、その男を利用する黒幕に怒りが爆発するロッキーを描く、(前回の文がそのまま残っていましたので、訂正しました。)♯257 「山男」。


自宅近くで射殺された定年間近の商事会社営業課長、えん恨の線で捜査が開始されるが平凡なサラリーマンの被害者にはあまり考えにくいことだった。
一方、現場を調べていたロッキーは登山靴の痕を発見、専門店を聞き込みにまわる。
犯行に使われた拳銃は戦時中、陸軍が使用していたものと判明し、被害者も従軍経験があることから、戦時中の遺恨が犯行動機であるかと考えられた。
そして第二の犯行が発生、会社を定年退職した後に再就職していた警備員が同じ拳銃で射殺された。
ロッキーは靴の線から森山という登山愛好家の中では名の知れた男が行方が分からないことを突き止めるが・・・・。

雪崩に遭った登山パーティの生き残りの山男、同じ連隊にいた男たちの連続殺人。
「山男には悪いやつはいない」と頑と主張するロッキーにコンビを組む山さんたちが静かに、時には厳しくサポートしていきます。
ゴリさんの口から久々にジーパンの話題が出てくるのも見どころかもしれません。


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日テレプラス マミー登場編は2話連続放送+フォント

2013-05-21 20:24:33 | 日テレプラス日誌
6月21日より放送開始される、日テレプラスの「マミー刑事登場編」、一応16話で一括りのようですが、問題は・・・・

2話連続・・・・。

俺を殺す気か・・・・(^_^;)

というのは冗談ですが、これでCS初放送(形式別で)が週4本になります。。。。

マミー登場編は派手な作品は少ないですが、濃厚な作品が多いので、こりゃ結構観るのに体力がいるかもしれません(^_^;)


オマケですが、妄想フォントも混ざってます(^_^;)



何がやりたいんだか。。。。

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太陽放送予定 2013.5.22号(前)

2013-05-21 07:08:35 | 放送予定
 さて、向う一週間の太陽放送予定(前)です。

▼テレ玉・マカロニ編
残念ながら、お休みです。

▼日テレプラス・ボギー登場編
金庫破りの名人・平山源次にドックが弟子入りする、#541「からくり」

7億5千万の宝石が金庫破りに盗まれた。その直後にドックは金融会社の金庫を破ろうとした根岸を逮捕していた。
その根岸の素直な態度など気になる点があったドックは根岸が凄腕のハコ師と知り、もしや2件の犯行は根岸がやったことではと考えるが時間的に不可能に思えた。
納得のできないドックは、根岸の師匠にあたり、現在足を洗って金庫製作会社に勤める平山源次に弟子入りを志願する。

後期の主要セミレギュラーのひとり、平山源次の殿山さんが初登場、ドックとの掛け合いが心地いいです。
また、とぼけたハコ師・根岸に左とん平さん、そして又野誠治さんがテスト出演と、見どころタップリです。


▼ファミ劇・ジーパン編
27日の#71については地上波では再放送されない為、チバテレ・とちぎ方面の方々には要補足かもしれません。


[5/23~5/28 太陽放送](※<初>当該CS局にて初放送 <再>当該CS局にて再放送)

5/22(水) 19:00~20:00 テレ玉1(地上波) お休みです。

5/23(木) 5:00~6:00 ファミリー劇場HD(CS) <再> 太陽にほえろ! HDリマスター版『#248 ウエディング・ドレス』
5/24(金) 5:00~6:00 ファミリー劇場HD(CS) <再> 太陽にほえろ! HDリマスター版『#249 嘘』

5/24(金) 11:10~12:00 日テレプラス(CS) <初> 太陽にほえろ!【ボギー刑事登場編】#541 からくり

5/24(金) 20:00~21:00 チバテレビ1(地上波) 太陽にほえろ!#104 葬送曲 (97/103)

5/24(金) 22:00~23:00 日テレプラス(CS) <再> 太陽にほえろ!【ボギー刑事登場編】#541 からくり

5/25(土) 22:00~23:00 ファミリー劇場HD(CS) <初> 太陽にほえろ! HDリマスター版『#256 ロッキー刑事登場!』
5/25(土) 23:00~24:00 ファミリー劇場HD(CS) <初> 太陽にほえろ! HDリマスター版『#257 山男』

5/26(日) 10:10~11:00 日テレプラス(CS) <再> 太陽にほえろ!【ボギー刑事登場編】#540 北の女

5/26(日) 12:00~12:55 とちぎテレビ1(地上波) 太陽にほえろ! ジーパン刑事編 第18話  #74 ひとりぼっちの演奏会

5/27(月) 6:00~6:50 日テレプラス(CS) <再> 太陽にほえろ!【ボギー刑事登場編】#540 北の女

5/27(月) 6:00~7:00 ファミリー劇場HD(CS) <再> 太陽にほえろ! HDリマスター版『#70 さよならはいわないで』
5/27(月) 7:00~8:00 ファミリー劇場HD(CS) <再> 太陽にほえろ! HDリマスター版『#71 眠りの中の殺意』

5/28(火) 6:00~7:00 ファミリー劇場HD(CS) <再> 太陽にほえろ! HDリマスター版『#72 海を撃て!!ジーパン』
5/28(火) 7:00~8:00 ファミリー劇場HD(CS) <再> 太陽にほえろ! HDリマスター版『#73 真夜中に愛の歌を』


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フォント

2013-05-20 22:20:07 | 「けぶの妄想」
リハビリ継続中のけぶでございます。

あまりにもリハビリ期間が長くなったためか、こんなものを作って喜んでます・・・・(^_^;)




Windowsのエクセルですが。。。。
役名はHG丸ゴシックM-PROの太字、役者名はHG明朝Eの太字です。


こんなことやって喜んでいる俺も俺だなぁ・・・・すみません。。。

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ロケ地検索&メモ #254,255

2013-05-19 21:26:08 | ロケ地検索&メモ
ボン単独編というのは、スコッチ前期ともボン・ロッキー編とも違う、独特な雰囲気を醸し出していました。

恐らくなんですが、新聞ラテ欄などの表示が若手中心から役者さんの序列順に変わったからかもしれませんが、このあたりから形的にもオールスターキャスティングが定着した感じで、各人のテンションも上昇している感じがあります。
また、ボン=宮内さんがスコッチが去ったことで正式に全面に出てきたことによって、本来の宮内さんらしい味が出てきた部分も大きかったと思います。
なのでこのワンクールの「新顔のいない空白期間」は、改めて太陽の地盤を固めるための準備期間だったともいえると思います。

これが、いきなりロッキー登場だったら、ボンの変化が急激過ぎて違和感ありありだったと思います(^_^;)
ついでに言えば、ヘルメットヘアーゴリさん、痩せた長さん、派手になっていく山さんという変化のクッション的期間だったとも(^_^;)


♯254「子連れブルース」

*「民芸店の女」とこの話を踏まえて「山さんからの伝言」を観ると、コクが出てきます。
何となくこの頃の迷える山さんがあの結論に達する過程みたいなところの落としどころになると。

*この回より銃器類協力のMGCボンド・ショップが参加、ゴリさんがコルトトルーパー、それ以外のメンバーはコルトローマンを所持。ただし、次回はいつものハイパトに戻りますが(^_^;)

*東野さんの巧さが一番出ている太陽ゲスト作だと思います。

*加藤武さんがゲストの締めにクレジット。
この形式は久々でこれ以後は無かったような・・・あったっけ・・・。。

*とにかく覆面車が変形技、レギュラーはクラウンの室内しか映らず、これから結構目立つセレステや、「刑事失格!?」でスコッチが拝借したZがスプリンターの代わり(^_^;)、そして地味にガードレールにぶつかっていたボロボロのタテ目グロリア。締めはボスのプレジデント(丸目マイチェン後)。

=ロケ地=

竜神会はおなじみの事務所ビル(西新宿7丁目)

新宿副都心太陽通り

小児科医院は世田谷区経堂5丁目

秋月のアパートは三軒茶屋近辺?

新聞販売店、運河近辺は北品川1丁目

ラストは砧3丁目、砧温泉の煙突が見える。



♯255 「本日多忙」

*野崎夫婦、23年目の結婚記念日(ということは1954年結婚)

*吉良(久米)冬太氏の鑑識係が「民芸店の女」に次いで2度目の登場。

*一番報われなかったのは地味に殿下?

*黄色いセレステが大活躍、しかしあのサイドの傷は本放送当時から印象深くて気になってました。

=ロケ地=

ボン通勤は祖師ヶ谷大蔵駅の踏切
ゴリさんの通勤駅は向ヶ丘遊園駅、立ち食いそば店はもう無いみたいですね・・・。
山さんは新宿駅西口を闊歩

長さんを襲った(^_^;)看板の主、南郷建設が入るビルは、代々木2丁目の郵便局となり、ビルは現存。

新宿南口階段(昭和天皇御大典記念塔)付近(現・東南口付近)

菊池外科病院/世田谷区桜(現在閉院)

リッチマンは西新宿7丁目
新宿駅西口
新副都心歩道橋

都道118号線(清掃工場近辺)

歌舞伎町1丁目 でんえん付近

後楽園ボウル レストラン捧

キャバレーは歌舞伎町2丁目、通称「3番通り」突き当り


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山さんと不幸な男の子連れ哀歌、5つの事件に猫の手も借りたい一係

2013-05-18 15:21:44 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい】

ファミ劇・ボン単独編、クライマックスです。


♯254「子連れブルース」 (山さん)

ゲスト:東野英心 加藤武
遠藤征慈 磯村健治 橋本菊子 永田博文 邦創典 宮里貴彦 三沢もとこ

脚本:播磨幸治
監督:木下亮

拳銃、コルト・ディテクティブスペシャル(コルト・ローマンより小ぶりなイメージ)を巡って起きる悲劇。

最初は3年前に竜神会の権藤が殺人を犯した際の凶器、次にはその拳銃を預かっていた子分が権藤を強請って逆に愛人と共に殺され、そしてその愛人の夫である秋月が権藤を強請りそして狙われる・・・拳銃が警察以外の誰かの手にある限り輪廻するところを断ち切ろうとした山さん・・・というよりは、妻を亡くし、2歳の幼子が家族として残った男同士のシンパシーというか、それそれ絡み合う感じで話は進みます。

秋月という男は、かつてスーパーを経営して失敗し多額の借金を背負い、妻を夜の仕事に出さざる負えなかった中で、妻の裏切りも何もかも飲み込むように受け取り、権藤に妻を亡くした慰謝料を公然請求し、何かあった場合には子供に金を残せるようにと画策し、自分の生命を賭ける。
その秋月に山さんは同じものを感じながら、決定的に違う「子供の為に何が必要か」という部分を、山さんが捨て身で示します。

という、非常に重いテーマではあります。
とは言いつつも、ただ重いだけではなく、画面を味わう旨味みたいなものもあるので、見入ってしまいますいつも。

ところで今回は覆面車が殆ど次作に出番が回ってしまい(^_^;)、セレステやZが登場、セレステはこれから2度ほど登場、Zは以前にも使用されているものです。でも、クラウンの代わりがあのボロボロのグロリア?



♯255 「本日多忙」(チーム)

セミレギュラー:西朱実 井岡文世 石垣恵三郎
 
ゲスト:伊佐山ひろ子 橋爪功 蟹江敬三 上恭ノ介
瀬戸山英樹 中島公子 大山豊 小寺大介 金子勝美 和久井節緒 白川孝一 藤井智憲 丸山詠二 北街保夫 久米冬太
 
脚本: 杉村のぼる 小川英
監督:木下亮


「登場編」前夜の恒例である「毛色の違う作品」です。

朝はのんびりムードだった一係が、

山さん=張り込み中に捨て子の「孝と真」(^_^;)を見つけ、母親さがしに奔走する

長さん=本日多忙の切っ掛け、頭上から落ちてきた看板に当たり気を失い入院、ゴリさんや俊一に見張られる(^_^;)

ゴリさん=チンピラの喧嘩解決、長さんの見張り、張り込み、猟銃乱射事件解決、張り込み。

デンカ=聞き込み、置き引き事件

ボン=チンピラの喧嘩解決~取り調べ、聞き込み、猟銃乱射事件解決~取り調べ、聞き込み(非難される)、捨て子を送る

杉村さんの脚本だけあって、万遍のなさそうな活躍です。
ただ、やっぱりボンは馬車馬のように働き、ゴリさんはメシを食う暇は冒頭の朝ソバだけだったようで(^_^;)
だからこそラストにこの二人から人手不足のグチが出るわけですが(^_^;)

とにかく、目の離せない作品であります。


それに、今の目で見ると結構ゲストが豪華だったりします。

・・・・・・・・・・・・・


来週は、七曲署の屋上で住むためではなく、一係部屋のドアを破壊するためではなく、殿下の足にリュックを落とすわけではなく、ゴリさんに2発も殴られるためではなく、ボンのカナディアンロッキーのパネルを渡すべく・・・ではなく、欠員補充の為やってくる、岩城創が、とうとうHDリマスタで頬のありんこを確認できる・・・・違う、登場します。

ロッキー登場編は「登場編」としては非常によくまとまった秀作であり、ゴリさん・コンプレックス・拳銃・ハンディキャップ・対立・先輩刑事の負傷・同僚の優しさと信頼・・・というキーワードがうまくブレンドされています。

ここから、視聴率的に高値安定の「ボン・ロッキー編」が始まります。

ファミ劇で以前制作された宮内さんと木之元さんの新年特番、これを機に再放送すればもっと盛り上がるような(^_^;)

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ロケ地検索&メモ #540

2013-05-17 22:06:33 | ロケ地検索&メモ
第540話 北の女

放送予定のあらすじを加筆しました(^_^;)
森岡は一回逮捕されるのが抜けてましたので(^_^;)

*この話は結果的にラガーの「正義感」に冷水をぶっかけるような事件となってしまいましたが、それがラガーのキャラを深めた感じがあって、個人的にラガーを語る上で外せない作品になっています。というよりも、「真夜中のラガー」から始まった「ラガー成長受難編」の総仕上げと言った方が良いと思います。

*というか今回のラガーは今まで見せないような表情を出したりする為、徹さんも演じる上でかなり工夫されたんじゃないかと思います。

*北国の人間として雪子のサガは何となく判るような気がします・・・移動手段があるとはいえ、冬の大半は建物の中で過ごしますから、対人関係の密度も増すのは必然と言えると思いますが、結果的にはその男女の相性なんで、型にはめることは難しい・・ラガーにしても今までに見たことのない愛情のカタチに困惑しきりで、最終的にはもうその事実をのみ込むしかない感じになって・・・。

*で、話変わりまして(^_^;)
各人の衣装がこの頃から「しっくりくる」衣装になってきて、特にラガーはスタジャンが似合います。

*クルマネタで行けば、ローレル白パトの引退、#527などで客演しているカリーナSRの覆面車としての登場、コロナ爆破など結構な見どころがあったりします。

*と言いつつも、「あまちゃん」の過去の平泉さんの外観的イメージはこの頃でお願いします(^_^;)
でも、こうやって観ても角野さんは若い・・・。

*二宮さん・・・参ります、本当に・・・。
あのおでん屋、近くに会ったら通っちゃうなぁ。。。。

=ロケ地=

冒頭等、今回のロケメインは西新宿4丁目、冒頭の森岡が警官を襲う現場は旧後楽園ボウル裏手あたりで、現在クリーニング店とビルは残るが自販機コーナーは無くインドカレー屋になっている。
新副都心歩道橋
ELSA(エルザ館)はイタリアンレストランとして現存、新宿区新宿3-10
新宿副都心太陽通り
北里研究所附属病院
新宿ニューシティホテル近辺
新宿副都心中央通り
西新宿1丁目プラザ通り近辺
都道118号線
成城警察署船橋派出所(船橋6丁目)
クライマックスの廃墟と空地は多摩川そば、府中市住吉町で現在は某大手電機メーカーの工場になっている。(#523などでも使用)






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殺人を見た少年の恐怖に寄り添うゴリさん

2013-05-17 06:54:07 | ビバ!チバテレビ
【ビバ!チバテレビ】

本日のチバテレ・ジーパン編は、

第103話 49.07.05 狼を見た少年 (ゴリさん)

ゲスト:上田忠好 小高賢 橋爪功
 石山克己 目黒幸子 石丸博也 安藤純子

脚本:柏倉敏之
監督:木下亮

久々に少年が絡む事件で、太陽的「赤ずきんちゃん」。
とは言いつつも、子供寄りの話ではなく、当時からあった「鍵っ子」問題を採り上げながら、「狼」である殺人犯が少年に迫る怖さの方が結構際立っている感じです。演じるは上田氏はマカロニ死す等で気弱な情報屋のトクさんとしての印象が強い為、この作品での凶悪さはそういう意味では面食らう感じではあります。

ある意味ハッキリとしたステレオタイプの大人像はその殺人犯と、少年を嘘つきとして叱る父親(この頃神経質な男を十八番としていた橋爪功さん)ぐらいで、ゴリさんは成るべく少年に寄り添うような立ち位置に居ます。

というか、この話自体少年が前面に出る「子供番組」ではなく、土地転がしにまつわる殺人事件に少年が巻き込まれて恐怖を味わうという、「少年目線」からいくと恐怖作品と言えるかもしれません(^_^;)

クライマックスはヨットに乗るゴリさんと少年に襲いかかる犯人・・・と海上アクションも楽しめます。

しかし、本当にこの回の上田さん演じる小松の形相は怖い・・・。
これ、木下監督の硬質な演出もかなり影響していると思います(^_^;)


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