「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

山さんと不幸な男の子連れ哀歌、5つの事件に猫の手も借りたい一係

2013-05-18 15:21:44 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい】

ファミ劇・ボン単独編、クライマックスです。


♯254「子連れブルース」 (山さん)

ゲスト:東野英心 加藤武
遠藤征慈 磯村健治 橋本菊子 永田博文 邦創典 宮里貴彦 三沢もとこ

脚本:播磨幸治
監督:木下亮

拳銃、コルト・ディテクティブスペシャル(コルト・ローマンより小ぶりなイメージ)を巡って起きる悲劇。

最初は3年前に竜神会の権藤が殺人を犯した際の凶器、次にはその拳銃を預かっていた子分が権藤を強請って逆に愛人と共に殺され、そしてその愛人の夫である秋月が権藤を強請りそして狙われる・・・拳銃が警察以外の誰かの手にある限り輪廻するところを断ち切ろうとした山さん・・・というよりは、妻を亡くし、2歳の幼子が家族として残った男同士のシンパシーというか、それそれ絡み合う感じで話は進みます。

秋月という男は、かつてスーパーを経営して失敗し多額の借金を背負い、妻を夜の仕事に出さざる負えなかった中で、妻の裏切りも何もかも飲み込むように受け取り、権藤に妻を亡くした慰謝料を公然請求し、何かあった場合には子供に金を残せるようにと画策し、自分の生命を賭ける。
その秋月に山さんは同じものを感じながら、決定的に違う「子供の為に何が必要か」という部分を、山さんが捨て身で示します。

という、非常に重いテーマではあります。
とは言いつつも、ただ重いだけではなく、画面を味わう旨味みたいなものもあるので、見入ってしまいますいつも。

ところで今回は覆面車が殆ど次作に出番が回ってしまい(^_^;)、セレステやZが登場、セレステはこれから2度ほど登場、Zは以前にも使用されているものです。でも、クラウンの代わりがあのボロボロのグロリア?



♯255 「本日多忙」(チーム)

セミレギュラー:西朱実 井岡文世 石垣恵三郎
 
ゲスト:伊佐山ひろ子 橋爪功 蟹江敬三 上恭ノ介
瀬戸山英樹 中島公子 大山豊 小寺大介 金子勝美 和久井節緒 白川孝一 藤井智憲 丸山詠二 北街保夫 久米冬太
 
脚本: 杉村のぼる 小川英
監督:木下亮


「登場編」前夜の恒例である「毛色の違う作品」です。

朝はのんびりムードだった一係が、

山さん=張り込み中に捨て子の「孝と真」(^_^;)を見つけ、母親さがしに奔走する

長さん=本日多忙の切っ掛け、頭上から落ちてきた看板に当たり気を失い入院、ゴリさんや俊一に見張られる(^_^;)

ゴリさん=チンピラの喧嘩解決、長さんの見張り、張り込み、猟銃乱射事件解決、張り込み。

デンカ=聞き込み、置き引き事件

ボン=チンピラの喧嘩解決~取り調べ、聞き込み、猟銃乱射事件解決~取り調べ、聞き込み(非難される)、捨て子を送る

杉村さんの脚本だけあって、万遍のなさそうな活躍です。
ただ、やっぱりボンは馬車馬のように働き、ゴリさんはメシを食う暇は冒頭の朝ソバだけだったようで(^_^;)
だからこそラストにこの二人から人手不足のグチが出るわけですが(^_^;)

とにかく、目の離せない作品であります。


それに、今の目で見ると結構ゲストが豪華だったりします。

・・・・・・・・・・・・・


来週は、七曲署の屋上で住むためではなく、一係部屋のドアを破壊するためではなく、殿下の足にリュックを落とすわけではなく、ゴリさんに2発も殴られるためではなく、ボンのカナディアンロッキーのパネルを渡すべく・・・ではなく、欠員補充の為やってくる、岩城創が、とうとうHDリマスタで頬のありんこを確認できる・・・・違う、登場します。

ロッキー登場編は「登場編」としては非常によくまとまった秀作であり、ゴリさん・コンプレックス・拳銃・ハンディキャップ・対立・先輩刑事の負傷・同僚の優しさと信頼・・・というキーワードがうまくブレンドされています。

ここから、視聴率的に高値安定の「ボン・ロッキー編」が始まります。

ファミ劇で以前制作された宮内さんと木之元さんの新年特番、これを機に再放送すればもっと盛り上がるような(^_^;)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする