「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

1986年の記憶=裕次郎、男のケジメ~「太陽にほえろ!」最終回ゲスト出演=

2010-12-19 22:00:39 | 回顧
【1986年の記憶=裕次郎、男のケジメ~「太陽にほえろ!」最終回ゲスト出演=】

10月18日、とうとう最終回の撮影が終わったとの報道が・・・・。

気が遠くなりました。
もう、それだけでした。

とりあえず、手元に残っている記事を書き起こします。

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裕次郎が男のケジメで有終の美を飾った。日本テレビの看板番組「太陽にほえろ!」(金曜夜8時)の最終回第718話(11月14日)の収録が18日、東京・世田谷区砧の国際放映撮影所で行われ、番組スタート時からボス役を務めてきた俳優・石原裕次郎(52)がゲスト出演したもの。今年5月から肝内胆管炎のため途中降板していたが、「太陽―」は裕次郎あっての番組。日本テレビの再三にわたる出演依頼交渉に、健康を回復した裕次郎がケジメをつける形で最終回に挑んだ。

=ぶっ通し3時間の強行軍にも淡々と=

この日の午前8時30分、スタジオ内セットに入る裕次郎の表情は厳しかった。セットに横付けされた石原プロのマイクロバスから出てきた裕次郎は取り囲んだ取材陣30名に「おはよう」の一言。多少の立ち話をする今までとは違う緊張感をうかがわせていた。実は裕次郎は16日にも収録に出演している。その際、台本には無かったアドリブシーンを挿入させたという。スタッフは一瞬驚いたが、裕次郎の最終回出演にかける思いを前に、すぐさま了承した。
それは、ボス自らの取調べシーン。ブルースこと沢村刑事(又野誠治)が悪党にら致され殺されようとするとき、その居場所を知っている無口な少女から聞き出そうとするクライマックスシーンだ。約7分間の場面だったが、本番一発OKだったというから、裕次郎の相当な意気込みが伝わる。
「太陽―」はドラマ内容もさることながら、新人刑事の登場と殉職で人気を保っていた部分があった。が、最終回はボスのセリフ「もうこれ以上、部下を死なせるわけにはいかない」がテーマ。このため、裕次郎の出演場面が3分の1を占めている・

=「ボクの財産だった」=

収録も最後となったこの日、裕次郎は8時30分から11時30分までの3時間、ぶっ通しの合計40カットに挑んだ。さすがに「これで終了か」と寂しげな表情を見せていたが、淡々とカメラの前に立つ姿が男のケジメを漂わせた。
収録を終えた裕次郎の顔は一気になごんだ。
「俺が37歳のときからだもんな。日本の政治経済も変わったし、長かったように思うが終わってみるとね。……。思い出というより、僕の巨大な財産になってたよ」としみじみ。「神田正輝なんか、セリフのセもしらんかったのが、松田聖子と結婚し、いつの間にか、子供までつくっちゃって」と冗談も飛び出し、一役終えた充実感をかみしめていた。
裕次郎は今後当分、特定の新しい仕事を入れてはいない。今月中にもハワイに渡り十分な療養生活を送る予定だ。
「まぁ、今回は1年以上の長期滞在になる」と、次回の仕事への充電をかねた骨休みといったところだ。

=太陽にほえろ!メモ=

昭和47年7月21日スタート。14年4カ月にわたって放送され、連続放送ドラマではフジテレビ「銭形平次」にの888回に次ぐ長寿番組。最高視聴率は勝野洋演じるテキサス刑事殉職時の42.5%。たった1度、大みそかに放送した時に9%台になったこともあるが、平均して20%を上回っている。
新番組は「太陽にほえろ!PART2」で、11月21日スタート。奈良岡朋子女ボスに、寺尾聰をハードな刑事として迎え、下川辰平が復帰し、金田賢一以外の現レギュラー陣で展開する。が、このPART2も来年3月までの放送予定。「太陽―」は裕次郎の降板とともに実質的な終了のかたちだ。

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実は、裕次郎さんのケジメで絶望を味わいつつも、PART2のかなり期待していた部分が大きかったのですが、=太陽にほえろ!メモ=を見たとたんにまた落ち込みました・・・・でも、太郎フェチとしては辰平さんの復帰はあまりにも嬉しく・・・泣き笑い状態だったと思います。
でも、やはり「実質的な終了」という文字を見た時には、もうどうして良いかわからなくなりました・・・・それで何をやったかというと、ノベライズの大人買い・・・・。
注文してから20巻揃えるのに結構掛かったと思います。
それを受け取りに行って自転車で運びました・・・・運んでいる途中になぜか泣けてきて(^_^;)


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