「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

少女に惚れられた殿下、身代り事件に山さんの切り札は?

2013-08-03 13:02:30 | ファミ劇日誌
【ファミ劇へのおさそい】

本日のファミ劇・ボン&ロッキー編は色々な意味で豪華な2作です。

第276話 52.11.11 初恋 (殿下)

ゲスト:大竹しのぶ
 岡田英次 片桐夕子
 幸野直樹 青木和代 大曲えり子 大村真利枝 高松政雄

脚本:播磨幸治
監督:木下亮

商事会社の社長・浜田邸に深夜賊が入り、物音で起きてきた浜田が拳銃の台尻で殴られ負傷した。
事件の知らせを受け一係が現場検証を行ったが、浜田の一人娘・陽子は殿下に一目惚れしてしまった。
陽子は、もう一度殿下に会いたいという一心から架空の事件を起し、殿下に会う事が出来たが・・・・。


当時人気だった大映テレビの少女もの(「赤いシリーズ」など)を太陽に取り入れたらどうなるのか・・・的な感じだと思いますが、主役は前の「殿下とライオン」と同じく殿下だったりします。

少女の結構激しい片思いと、浜田家に潜む「秘密」(?)、それに殿下が半ば巻き込まれる感じで、殿下的にはあまり珍しいことではありませんが(^_^;)


太陽では唯一の出演である大竹しのぶさんの熱演、一部の太陽フェチ諸兄のアイドル(^_^;)、片桐夕子さんの初出演と、太陽には珍しく、女性陣に見所がある作品だと思います。



第277話 52.11.18 身代り (山さん)

ゲスト:山本亘
 下條正巳 小栗一也
 灰地順 進藤幸 井上三千男 長島隆一 古川ロック
 相沢治夫 田中筆子 高橋園美 佐野光洋 久米俊悦 紺あさ子 狩奈亜未 館野玲 村上幹夫

脚本:小川英 杉村のぼる
監督:山本迪夫

3年前、商店街で火事が起こり3名が犠牲になった。
そのうちの一人、金融会社社長は出火前に殺されていたことが判り、殺人放火事件として捜査は開始されたものの、翌日に雨坪という男が自首し、結果無期懲役を言い渡され、現在服役している。
しかし、山さんは雨坪は無実で、実は息子の明の身代りであるということを固く信じていた。
但し、物証はなく、逮捕ができる状態ではない。
そんな時、明は現在経営している店のある八丈島からアメリカに移住し永住する計画だという情報が入る。
山さんは八丈島に飛び、明の尾行を始めたものの、逮捕に持ち込むには明の自供を引き出すしかない。
だが、山さん切り札というべき雨坪親子の秘密を握っていた・・・。

監督・脚本陣は常連ながら、八丈島ロケ敢行ということと、山さんと明のやり取りが、もっと後に普及する「2時間サスペンス」的な雰囲気を醸し出しています。
また、山さんの遠出という珍しい出来事であったり、やはり雨坪親子の関係性と、山さんの生い立ちや現在とのラップで、本作は成り立っていると思います。

ゲスト陣もお馴染みの顔ぶれが並びますが、下條さんはまだゴリ父ではない時代なので、シリーズを総合して見ると多少違和感ありかもしれません。


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