北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

道南圏 歴史の町「江差町を散策」

2015-08-28 | 北海道
広島県から北海道に戻ってきました。しばらくの間遠ざかっていたので、どこに案内しようかと迷っていたけど、「道南」が未案内だったのに気が付いた。そこで、昔から北前船で栄え、古い町並みが残る「江差」の町を歩いてみよう。
江差町を走る国道228号線の旧道沿いには、商家の旧中村家住宅や桧山物産館、問屋の横山家、姥神大神宮などの歴史的建造物や史跡、旧跡が数多く存在している。この歴史的資源を「歴史を生かす街並み景観形成地区」として指定、歴史を生かすまちづくり事業としてスタートし、2004年に完成したのが「いにしえ街道」だ。




このいにしえ街道の両側に立ち並ぶ家々のほとんどは時代を感じさせる作りとなっている。




その昔、写真の国道までが海だった。海を埋め立てて国道になっている。当時は、北前船は大きいので沖に停泊させ、小さな船に荷物を移して、はね出しまで荷物を運んでいた。


今も残るはね出し部分。ここまでが海だった。


当時の写真がこれ!海に部分が現在の国道228号線。


重要文化財指定、商家の旧中村家住宅。当時の問屋建築の代表的な造り。


左側の小路を海へ下る道。旧中村家住宅の昔ながらの板壁。


「旧檜山爾志郡役所」は、北海道庁の出先機関である郡役所と警察署の業務を執り行なう建物として、明治20年に建てられた。


横山家は初代から数えること200年経過。初代は天明6年(1786年)現在地において漁業、商業、回船問屋を営んでいた。現在の建物は今から約160年前に建てられた家屋で、昭和38年に道の文化財指定を受け、母屋と四番倉にはニシン漁全盛期のころに使用されていた生活用具などが陳列しており、当時の暮らし振りを今に仕える貴重な建物のひとつ。





京都の「ニシンそば」は、江差がルーツらしい。かつて江差から北前船によって日本海を経由して、ニシンロードで運ばれたニシンによって作られたものとか。
向いの姥神大神社。創立年代は不詳ながら、言い伝えでは約570年前の文安4年(1447年)に折居姥の草創とされている。文化14年(1817年)には正一位姥神大神社宮号を勅許された北海道最古の神社。


いにしえ街道の途中にある馬坂からは町の家々と日本海が一望でき、ここからの街道越しに日本海に沈む夕陽が美しいとされ、かもめ島とセットで日本夕陽百選に選ばれている。


江差港に浮かぶ開陽丸のレプリカ。徳川幕府の頃、外国の軍艦がたびたび日本のまわりに出没するようになり、日本にも対抗できる軍艦が必要と考え、長年友好関係のあったオランダに注文し、ヒップス造船所という会社が作ったそう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿