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福岡県 飯塚市 現存の木造歌舞伎様式劇場「嘉穂劇場」

2014-12-09 | 九州 福岡県
江戸時代の歌舞伎様式を伝える芝居小屋で昭和6年落成、木造2階建て入母屋造り。間口15間、奥行23間、特徴的なトラス形式の小屋組みで出来ており、間口10間の大きな梁を構成することで、柱を使わずに建てられた1,200人を収容する客席は、この地がかつて炭鉱で栄えていたからできたと云える贅沢な空間。
平成15年7月の大雨で、劇場がある飯塚市の中心部一帯が浸水し、客席や舞台、花道等が浮き上がり、1階内部が使用不能になる被害を受ける(掲載写真参照)。九州演劇協会会長・玄海竜二より連絡を受けた津川雅彦らが芸能人仲間に呼びかけ、中村玉緒、明石家さんま、中村勘九郎(後に18代中村勘三郎)などといった名立たる俳優や芸能人が駆け付けた復旧チャリティイベントが行われ、田村正和や木村拓哉らの私物がチャリティオークションにかけられ、東京でも滅多に無い豪華なイベントとして話題となった。
2006年(平成18年)に、国の登録有形文化財に登録される。現在では、国内外から多くの人が見学に訪れる文化施設になっている。








一階客席と舞台





舞台より客席

回り舞台の回転部

迫りの舞台下

迫りの舞台上

舞台下の役者移動通路



芝居用具室

水害時の様子(展示パネルより)






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