北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

15’ 錦秋めぐりin札幌 「雨の北大イチョウ並木 ライトUP」

2015-10-30 | 紅葉めぐり
北大構内で10月24-25日、黄色く染まったイチョウ並木を楽しんでもらうイベント「北大金葉祭(こんようさい)」が、
2日間の日程であった。学生有志の実行委の主催で、温かい飲み物などで見物客をもてなし、夜には並木をライトアップ。
道路の両側からせり出したイチョウの葉は「黄金色のトンネル」のようにも見え、鮮やかに夜空に浮かび上がった。
金葉祭は今年で4度目。25日も午前10時~午後9時で、ライトアップは午後6時半以降。


翌日の天候悪化を予測して24日夜に、時折降る雨の中を出掛けたが、何とか雰囲気のあるものが撮れた。
途中、雨が強くなってきたので早々に切り上げて帰ってきたが、翌日25日は、案の定、雨が雪に変り例年より一週間も早く
初雪になった。レンズに付いた雨滴も良いアクセントか?

























イチョウトンネルの天井パノラマ




また来年の、好天時のライトUPも綺麗だろう・・・と、期待も膨らむ。

15’ 錦秋めぐりin札幌 彩の極み「平岡樹芸センター」

2015-10-27 | 紅葉めぐり
平岡樹芸センターは、清田区平岡4条3丁目の一角。閑静な住宅地の中に広がる、ノムラモミジの並木道が有名な公園。
その紅葉の色は混じり気の無い"赤"一色!他ではなかなか見ることのできない。元々、竹澤養樹園の土地および樹木を
寄贈された札幌市が整備し、昭和59年に公園として開園。
札幌市清田区は10周年を記念した「清田ふるさと遺産」の1つで、春から秋にかけて、花や緑の色彩の競演を楽しめる。
園内には約3,000本のオンコが植えられ、日本庭園や西洋風トピアリー広場が目を楽しませてくれる。春は満開に咲いた
八重桜並木のトンネル、秋は700本以上のモミジが紅葉する散策路や、約150mにかけて延びるノムラモミジ並木も必見!!
日本庭園も造られ、庭池や四阿(あずまや)が配置されている。開園期間が4/29~11/3まで。


駐車場辺りからいきなりこの風景が広がる










もみじのトンネルをくぐりながら










やがて庭池にたどり着くと、この光景




さらに散策を続けると






西洋風のトピアリー広場








再度、ノムラモミジのトンネルへ














おなか一杯に秋を満喫した気分!!

15’ 錦秋めぐりin札幌 「豊平館と中島公園菖蒲池」

2015-10-23 | 紅葉めぐり
中島公園には数々の歴史がある。昭和33年には北海道大博覧会が開催され130万人の入場者があったそうで、菖蒲池の
畔にはウォータースライダーがあった記憶がある。今はボートが浮んでいる菖蒲池も、当時、冬はスケート場になり、
中島スポーツセンターと弥彦神社隣には50m.25mプールがあった。天文台もその頃に雪印乳業館として建てられた。
遠い昔、小生が小学生の頃の話・・。

豊平館は開拓使直営のホテルとして建てられた開拓使建築の代表的な建物で、当初は、現在の北1西1札幌市民ホール
(旧札幌市民会館)の場所に建てられ、昭和33(1958)年に中島公園内に移築された。
白い外壁を鮮やかに縁どる群青色、この色はウルトラマリン・ブルーと言われ、昔は宝石として尊ばれたラピスラズリ
(瑠璃(るり))から造られていた高貴な色で、建物全体はアメリカ風様式を基調としているそうだ。
建物全体は周囲の季節色に鮮やかに溶け込んでいる。
但し、現在は改修の為、2012年4月~2016年3月まで4年間!休館中。下の写真は改修前の2011(H23).10に撮影のもの。












中島公園菖蒲池の紅葉パノラマ










木々の色が池に映り込んでいる




丘の上(昔の岡田山)に、日本一小さい札幌市天文台がある風景




天文台のある丘からの豊平館

15’ 錦秋めぐりin札幌 「知事公館庭園」

2015-10-20 | 紅葉めぐり
全国的に秋が深まって、北から順次、紅葉の季節になってきました。色合いが綺麗なうちに身近なスポットを紹介しよう。

「北海道知事公館」は、1936年に建てられた北方ヨーロッパの木造真壁建築の、まるでオトギの世界から飛び出したような、
可愛いらしい建物。
三井合名会社の迎賓館(旧三井家札幌別邸新館・旧三井クラブ)として建設され、1953年からは知事公館として使用。建物は
「さっぽろ・ふるさと文化百選」・「登録有形文化財」に指定されている。
敷地内には、白大理石が美しい安田侃(やすだかん)の「意心帰(いしんき)」、流政之(ながれまさゆき)の彫刻「サキ
モリ」を始め、彫刻アートも点在。歴史好きには8世紀頃といわれる竪穴住居の跡も発見できる。
春は桜から始まり、新緑や夏は深緑、秋には紅葉、広い芝生に彫刻アートと、変化が楽しめる。無料開放!。
向い側には「北海道立近代美術館」、敷地の北側には「北海道立三岸好太郎美術館」が隣接している。

正門を入ると、メルヘンチックなこの世界が広がる!ここは知事公館。




横を通り抜けて裏の庭園に回ると、別世界が目に飛び込んできた!


















あずまやもあり、紅葉に囲まれて読書なども・・・




真ん中のくぼみが縄文時代からの竪穴住居跡。この庭園一帯は、昔々の遠い祖先の生活圏が保存されている。











「北海道遺産」 紅葉の季節 「裏摩周展望台」と「神の子池」

2015-10-16 | 北海道遺産
この展望台は弟子屈町にある第1、第3展望台の反対側になることから「裏摩周展望台」と呼ばれている。
弟子屈町側の展望台よりも標高が低いため、霧の発生が少なく神秘的な湖面を望めることが多い。




この湖岸(標高差~第1展望台683m 第3展望台701m 裏摩周展望台585m)の季節毎に色彩を異にする
広葉樹と、濃緑一色で四季を繰り返す針葉樹が、青く澄み切った湖水にその姿を映す様は、只々「すばら
しい」の一言!。湖の中央にのぞくカムイシュ島は小さな島は、水面下は約230m、基底の直径は約1km
という溶岩ドーム。
裏摩周展望台は、屈斜路湖などにも近い弟子屈町側の第1、第3展望台に比べると、まだあまりその存在を
知られていず、ルートも異なってすぐには行けないため、比較的観光客が少なく落ち着いた静かな中で湖を
見ることができる。 この撮影時期は、たまたま紅葉の綺麗な時期に重なった。
通称「表摩周」に行き、ここにも立ち寄ると「摩周通」になること受けあい。






入口ゲートが下記のとおり冬期通行止めとなるので注意。
通行止め開始日時・・ 平成26年11月4日(火曜日)午前11時から。
通行止め解除予定日時・・平成27年4月20日(月曜日)午前11時まで


折角、「裏摩周」に来たら、ぜひ立ち寄りたい所が「神の子池」。




池から奥に入ると、森の主「ヒグマ」の歓迎を受けるかも?要注意!!


驚くほど澄み切ったブルーの池。神の子池は摩周湖とつながる地下水が湧き出ている池。
摩周湖はアイヌ語でカムイトー(神の湖)と言い、その伏流水からできているということから、神の子池と
呼ばれている。倒木が腐ることなく水の中に沈んでいる様子はまるで木の化石のような不思議な光景。
これは絶えず8度という低い水温を保つ神の子池だからこそ。手を伸ばせば届きそうな池の底は、せいぜい
2メートルくらいの水深のように見えるが、実は5メートルもあり常識を覆す透明度!

















R150には、大雪・猛吹雪等の際、車の緊急避難所「スノーシェルター」が設置されている。


遠くに斜里岳を望みながら田園風景を快適ドライブ


養老牛(地名)の牧場裏山に横たわる?日本一の「牛」!

「北海道遺産」 神秘の湖「摩周湖」百景と屈斜路湖

2015-10-13 | 北海道道東圏
摩周湖へは、釧路での仕事を終えた帰り道に4回ほど立ち寄った。撮影した時はラッキーなことに歌のような
名物の霧がかかっておらず、見晴しがすべて最高。神秘の湖を充分に堪能できた。
摩周火山爆発でできた火山湖で、300m~400mの絶壁と,古城のような摩周岳を配し,湖心には小さな中島を
浮かべる。この島は、カムイシュと呼び、アイヌ語で「神となった老婆」を意味し、見えている部分の大きさ
は約110m×40mで、水面からの高さは30mほど。この島は、湖底から高さ約240mの火山の頂上部分がほんの
少しだけが水面上に顔を出している。摩周湖の中に硫黄山を少し小さくしたような火山が姿を隠しているから
驚き。そして、この湖は水の流出入がないそうだ。日本で最も透明度が高い湖の一つ。

2015年5月、湖底に生物が歩いたとみられる痕跡が大量に見つかった。国立環境研究所を中心とした研究チームは、
大型の底生動物がいる可能性があるとみて捕獲作戦に乗り出すというから、楽しみ!!「マッシー」か??

おなじみの第一展望台からのパノラマ










摩周岳(カムイヌプリ)が目前の第三展望台から










カムイヌプリとカムイシュ






遠くに見えるのは屈斜路湖、手前の山は硫黄山




美幌峠からの屈斜路湖




砂を掘るとお湯が湧き出るので、専用風呂を掘る人も・・。




「川湯温泉駅」に向かうと硫黄山が目に入る。


目前の硫黄噴出口で作った温泉卵が美味しい。老夫婦が作っている。


摩周湖へ一番近い駅「川湯温泉駅」には、大きな木彫り熊の前に天然足湯がある。疲れた脚に最高!



道東圏 糠平温泉郷で「空中30m 早朝熱気球体験搭乗」

2015-10-09 | 北海道遺産
タウシュベツ川橋梁への拠点となる糠平温泉郷に一泊した際に、地元の旅館オーナー達が毎朝開催する
「熱気球」に初めて乗った。
今では各地で行われているが、1986年(昭和61年)に、北海道で一番最初に始めたのは、ここ糠平。
糠平源泉郷は、他の地域よりも天気が安定している為、比較的高確率で熱気球をあげることができる。
早朝に開催しているのは、日中よりも風が無いため。
体験搭乗は、「係留」と呼ばれる方法で、ロープで固定し、地上30メートルからのひがし大雪の
大パノラマを堪能。上空からは糠平湖を観ることもできる。
5月から10月中旬までの、早朝6:00~7:00に行っていて、料金は、大人1,500円 小学生1,000円。
当日、ひがし大雪博物館前の駐車場に集合して受付順に搭乗できる。なかなかの爽快感!

目の前で行われている熱気球の準備段階からカメラに収めてみた。
















いよいよ我々の出番 搭乗開始。 予備カメラを後順の人に託し、撮ってもらった!




横のバーナー音が恐ろしい!


上空30mからの眺望




上空30mからの幻想的な眺望「早朝の糠平温泉郷」


上空30mからの眺望「大雪山連峰」

「北海道遺産」 幻の橋「タウシュベツ川橋梁」季節の変化と周辺

2015-10-06 | 北海道遺産
2007年(H19)は、「タウシュベツ川橋梁」に憑かれた様に、日帰り・一泊を含め3回も足を運んでしまった。
タウシュベツ川橋梁までの林道は、現在、夏季は交通事故の多発などの理由から、2009年から許可車両以外
の通行禁止(徒歩で4㌔、通行可)となっている。今思えば林道の閉鎖前であったことがラッキー。
旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群の中でも、特に代表的なコンクリートアーチ橋で、ダムの水が少ない
1月頃から凍結した湖面に姿を現し、水位が上昇する6月頃から沈み始め、8-10月頃には湖底に沈む。
(その年の雨量や、糠平ダムの発電、融雪水の流れ込み等、複数の要因により時期は毎年変動。)
季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋はここだけで、幻の橋といわれるゆえん。近年、糠平湖を挟んで
真向いの国道横に展望所が出来た。冬はスノーシューで湖上を歩いていくツアーもある。
古代ローマ時代の水道橋を思わせる高架橋は、鉄道橋としての活躍の時代を終え、今は東大雪の開拓の歴史
を伝える近代産業遺産として、その姿を見せている。タウシュベツ川橋は老朽化が激しく、コンクリート橋
とは思えないほどの風格があるが、完成当時の姿をとどめるのはあと数年とも言われている。


旭川から石北峠経由、標高が高いGWの大雪ダムは、まだ氷のダム湖。このダム横の分岐点を糠平へ向かう


国道横の入口看板


途中に群生の「螺湾(らわん)ブキ(北海道遺産)」。茎が太く高さ2~3mに達する巨大なフキ(食用)。


駐車場から続く士幌線の線路跡。この奥がタウシュベツ川橋。


以下は、2007年5月3日に訪れた際の、まだ氷が残っている渇水時の画像。








2003年の十勝沖地震での損壊部分


2007年6月7日に訪れた際の画像。前回から一ヶ月程で雪解け水が溜まってきた。


タウシュベツ川橋の全景






2003年の十勝沖地震では、11あるアーチの中央部分が大きく損壊。


8月中旬を過ぎると水量が増え、湖水に飲み込まれる。




冬のタウシュベツ川橋。(公式ページから借用)


糠平湖展望台からの眺望




三の沢橋梁


第五音更川橋梁(5月)


第五音更川橋梁(8月)


糠平ダム展望台から見た糠平大橋


糠平温泉から、5月の然別湖に向かう林道では、道端にエゾシカが。


氷上風呂があったGWの然別湖は、まだ氷に閉ざされている


広大な十勝平野の向うは日高山脈(扇ケ原展望台より)

「北海道遺産」 三笠市 「奔別炭鉱跡」と周辺の散策

2015-10-02 | 北海道遺産
「空知の炭鉱関連施設と生活文化」が北海道遺産として登録されている。三笠市周辺は北海道の石炭と鉄道、
盆踊りに唄われる『北海盆唄』発祥の地であり、メロンやスイカ・玉ねぎ・梅、炭鉱史跡群、アンモナイト
化石等が有名である。エゾミカサリュウやアンモナイトなど、多くの化石が産出され、2013年には三笠市の
全域が三笠ジオパークに認定された。地名の由来は、明治時代に存在した空知集治監の建物の裏山が奈良の
三笠山に見えることから付いたそうだ。
札幌から富良野・美瑛への通り道で、いつもは通過点ながら、若干、気になる所が点在するのでチェック
してみよう。
「三笠鉄道記念館」もその一つだが、あの頃に栄えた炭鉱史跡群(北海道遺産)も見逃せないので、あまり
目にすることが無いであろうこの近辺を、少し紹介しよう。

奔別(ぽんべつ)炭鉱の立抗跡。1960年建築の見事な立坑で、閉山時に爆発があったらしく、むき出しの
鉄骨に強烈な哀愁を感じる。道内の炭鉱施設跡の中では必見の施設。内部は立ち入り禁止。








まだ人が居住している現存の炭住。






一部では老朽化して荒れ放題




R917沿いの幌内炭鉱立坑跡。10年以上前に坑道が陥没したようだ。


桂沢湖(人造湖)の湖畔。骨が発掘された恐竜のモニュメントがある。






芦別三段滝






旧三井芦別鉄道橋梁+車輌(旧三井芦別鉄道炭山川橋梁)
1989(平成元)年3月に廃線となるまで活躍した。同年、芦別市に寄贈され、鉄道車輌と土木建築物が一体化
する形で展示保存されている。水面からの高さは33m。橋上にはディーゼル機関車DD501+石炭車セキ3000
が残る。2009(平成21)年、国の登録有形文化財。このような展示は春から秋のみで、冬は移動収納保存。