北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

北海道風来旅"16 札幌 「超穴場!さくら満開の森林総合研究所 」

2016-05-31 | 季節の花めぐり
九州の桜や観光巡りを紹介しているうちに、地元北海道の桜前線がとっくに通り過ぎてしまった。
今年の開花は例年より一週間以上早く、各地の「さくらまつり」も大急ぎで前倒ししたそうだ。
この時期に今更さくら?・・紹介のベストタイミングがずれてしまったが、先般・・札幌にも名残の桜を咲かせます・・
とFBで宣言した手前、5月6日のGW真っ最中に、札幌市内で気楽に車で行け、桜見物客専用の駐車場も完備されて、
綺麗に咲き誇っている桜並木を見つけた。来年の為に紹介しておこう。(鬼も笑う、気の長いハナシ・・保存版)

■森林総合研究所 北海道支所
豊平区福住3条12丁目の東側(羊ケ丘展望台の西隣)にある。所用で近くに行った際に偶然に発見!
初めて行ってみたが駐車場・WC・警備員も揃い、静かな雰囲気で落ち着いてみることができた。
お弁当持参の家族連れが楽しむ家族サービスが似合う場所。言葉での説明はいらない!ただ美しい!!

































来年のこの時期が楽しみですね。

九州風来旅"16 「黒田官兵衛ゆかりの地、中津城の春 」

2016-05-27 | 風来旅
東九州自動車道の豊前辺りの一部が、地主さんの長年の反対で未開通(強制収用により4/27に開通)になっていた
ので、ゆっくりとR10を走り、福岡空港から札幌へ向けて飛び立つ前の時間の余裕に合わせて、NHKの大河ドラマ
「軍師官兵衛」でいきなり観光地化した、黒田官兵衛さんゆかりの「中津城」に寄り道してみた。
黒田如水(黒田官兵衛)が天正16年(1588)に九州平定の際に築城を始めたが、完成に至らず黒田氏は福岡に去り、
代って細川忠興、忠利父子が中津城工事を続け元和6年(1620)完成させた城とある。
石垣の上に5層の天守閣と2層の櫓が美しい(この城は高松城、今治城と共に「日本三水城」と言われているそう)
規模は小さいがきれいな、絵になる城である。一廻りしてみよう。










城を左手に見ながら堀の周りを散策しながら奥の方へ。








官兵衛さんの像があった










これも美しい二層の櫓






黒田官兵衛の大河ドラマが終り、ブームが去って落ち着きを取り戻した頃で、のんびりと散策が出来た。
あの賑わいは何だったんだ??  
九州には長く滞在しすぎたようだ。桜前線を先回りして北海道で待ち構えよう??(時すでに通り過ぎたアト!)

九州風来旅"16 山里に湧く極上の湯 「くにさき六郷温泉」

2016-05-24 | 風来旅
大分県の温泉と言えば、別府・由布院・黒川・天ケ瀬etc・・観光地化した温泉がたくさんあるが、小さな名湯もたくさん
点在する。温泉には目がない腰が痛い年寄爺さんも、北海道人の先駆者として?国東半島に点在する名湯の湯巡りに出てみた。
「ひなびた温泉」というものの、「ひなび(鄙び)」は「みやび(雅び)」の対語で「田舎」をさす言葉とある。
温泉は田舎にこそ似合うそうだ。六郷満山文化の千年のロマンを感じながら癒しの湯・・地元の人も?の超穴場的な存在だ。
六郷満山とは、奈良・平安時代に奈良や京都の文化に宇佐八幡文化や天台仏教、修験道などが混ざり合って形成された
神仏習合のこの地方(国東)独自の文化のことを言うそうだ。
この豊後高田には6ヶ所の湯があるが、連日の桜巡りの合間に、身近にある4ヶ所の「ひなびた温泉」をめぐってみた。
浴室内はカメラが入れないので、公式パンフレットの写真を借用公開。

周辺MAPは


■最初が、夕日がきれいな真玉海岸に近い「海門温泉」。お湯は、絶品の超濃厚な褐色の塩化物温泉とある。
細い道を海岸に向かっていくと、奥まったところ左手に見過ごすような民家風の建物に温泉看板があった。




建物前の岩肌には、戦争の名残である「防空壕」が3っつ並んで残っていた。


■次に、真玉温泉「スパランド真玉」。珍しい泉質で「炭酸水素塩水」の名湯。




レストランから眺めた桜が素晴らしかった!施設は、近年、宿泊もできる近代的建物に変わった。




もう少し奥に脚を延ばすと、天台宗の名刹、「無動寺」。本堂内には不動明王像等16躯の県指定有形文化財がある。


■少し離れて、ほうらいの里「仙人湯」がある。山と川に挟まれた自然真っ只中の、山すその小さなログハウス造。
野趣感たっぷりの内湯と、露天風呂には濃い炭酸水素イオンが、湯は薄い緑色の透明湯がかけ流し。









■豊後高田に戻って、町はずれの畑の真ん中に「花いろ温泉」がある。非常に珍しい31℃と24℃の「2つの炭酸泉」が
かけ流しというぜいたくさ。TVの温泉チャンピオンが惚れ込んだ湯。




他に、九州最古の木造建築物「富貴寺」の隣にあり、そばが美味しい「旅庵 蕗薹(ふきのとう)」内のヒノキの香りの
浴室。「富貴寺」には何度か訪れて美味しいそばも頂いたこともあるが、ここに名湯があったとは知らなかった・・。
一泊しながら山の静かな雰囲気にドップリと浸りたくなる。隣接の国宝「富貴寺」の紅葉は一見の価値あり。

六つ目は、夷谷温泉(えびすだに)。絶景「夷耶馬」にある素朴な一軒湯。泉質は成人病に効く褐色の硫酸塩泉の濁り湯。
湯口からは不思議な良い香りがするそう。

最後の二湯は、次回(来年)の宿題にしよう。

九州風来旅"16 「高崎山自然動物園のお猿さんたちと桜 」

2016-05-20 | 風来旅
数十年前に、我が息子達が幼少の頃に入場して以来の再訪問。
高崎山自然動物園は、野生のニホンザルを餌付けして1953年に開園したものとある。「うみたまご」に並んで建つ
「高崎山自然動物園おさる館」前の駐車場から陸橋を渡ると高崎山。
満開の桜を愛でながらガードをくぐるとそこが入口。








平成16年3月にキップ売り場からサル寄せ場まで「さるっこレール」というモノレール(運賃100円)ができ、
高齢者や車椅子の人も楽に登れるようになった。さるっこレールを下りたらそこはもう"サル寄せ場".




スタートした当初は、一群の群れしかなく頭数も約220頭程だったそうで、現在約1522頭のニホンザルがいる。
サルはA群、B群、C群のグループをつくってグループごとに行動しエサ場に現われる。
平成14年6月を最後にA群は寄せ場に姿を出さなくなり、グループは分裂して山で暮らしているとか。
現在はB・C群の2つの群れが山から下りてきて、交代で寄せ場を利用しているそう。










寄せ場や周辺のいたるところで「ノミ取り」ならぬ身繕いが、可愛い無防備でセクシー?な姿で行われている。












寄せ場からの別府湾の眺め。


どこに行っても桜がきれいだ。



九州風来旅"16 「別府・地獄めぐりと、朝焼けの中で湯煙り 」

2016-05-17 | 風来旅
豊後高田の実家から車で1時間半程度の距離で、わざわざ一泊するには近すぎて、今までは通過地点でしかなかったが、
温泉県の首都「別府」でくつろぐのは本当に久しぶり。
今宵は十数年ぶりにこの別府温泉に泊まって、だっぷりとお湯と旨い酒に浸かろうか・・ニンマリ・・。
チェックインまで少々早いので、近くの地獄も巡ってみよう。

龍巻地獄(たつまきじごく)は、間欠泉として知られる地獄。
20~40分間隔で噴出する(降水量で変化するとされる)。アメリカ・イエローストーンより噴出間隔が短いのが特徴。
地下深くで熱せられた湯は摂氏150度にも達するが、噴出直後に減圧によって気化し100度以下となる。
観光客のいる場所まで飛び散ると非常に危険なので、噴出孔には石の天井が設けられている。別府市の天然記念物。




血の池地獄(ちのいけじごく)は、『豊後国風土記』や『万葉集』にも「赤湯泉」等としてその存在が見える歴史ある地獄。
酸化鉄などによって朱色に染まっていることからこの名がある。別府の地獄として国の名勝に指定。


海地獄(うみじごく)は、硫酸鉄によってコバルトブルーの一見涼しげな色をしているが、その温度は98度。
地獄に隣接した池では温泉水でオオオニバスが栽培され、大きく育った葉の上に児童を乗せるイベントがある。
卵を入れた竹籠を青い地獄の湯に浸けて茹でた温泉卵が名物。
海地獄は別府の地獄の中で最も広大であり、群を抜いている。




まだ他にたくさんの地獄があるが、巡り切れないので一休み。
早めにチェックinして屋上露天風呂で、心地よい別府湾の潮風に吹かれながら、湯煙があちこちから噴き出ている様を
眺めながらのんびりリラックス。




温泉地の桜も満開ダ






温泉街の夜景


朝焼けの温泉街




別府湾の夜明け。


今日これからの予定は、「高崎山のお猿達」に会ってから帰ろう。

九州風来旅"16 日本の夕日百選「真玉海岸 干潟海底の造形美 」

2016-05-13 | 風来旅
大分県豊後高田市真玉の海岸風景。九州の東部に位置していて、唯一この国東半島北西部の海岸では海に沈む夕陽を
拝むことができる絶景の場所。家からは車で10分程で行ける。ただ、この絶景出会えるにタイミングがむずかしい。
「晴天・干潮・鮮やかな夕焼けの日没時」が揃うと、素晴らしい景色が出現するが、この三拍子が揃うのは月に2~3回。
過去5年ほど毎年GWに来ているが、夕日が沈むシーンは未だに出会えず、昨年は5分の差で日没に間に合わなかった。


黄昏のコーヒーをすすりながら・・・もイイネー。施設も隣接している。


潮の干満差は1m近くあり、満ちると縞模様は水中に消えるが、今回は出会えた。そのくっきり鮮やかな模様を見てみよう。
昼間の干潮時は潮干狩りで「マテ貝」を採る絶好の場所だ。マテ貝は10㎝前後の筒の中で縦に海底に埋まっている。
海水が干あがったら砂を削り、空いた穴に塩を入れるとひょっこり首を出すので、すばやく首を捕まえるといい。




この幾何学的な干潟の模様を、少し角度変えて見てみよう。








夕陽の絶景スポット・真玉海岸では、これに夕焼けと日没が加わると素晴らしい景色になる!


遠浅の海岸に出来る夕暮時に出現する干潟の縞模様と夕焼けのコントラストが美しい。周防灘を挟んだ対岸は山口県宇部。








沈みゆく夕陽が映り込むと、こうなる!(公式資料より)

九州風来旅"16 海・桜・菜の花・新緑・絶景「恋叶ロードの粟嶋公園」

2016-05-10 | 風来旅
実家でのんびりと長崎観光の疲れを癒し、また、国東半島の桜散策に動き出した。
豊後高田市の国道213号線沿いには「縁結びの神様・粟嶋神社」、「夕陽の絶景スポット・真玉海岸」、「花とアート
の岬・長崎鼻」
など、ロマンティックなスポットがたくさんある。このスポットを結ぶ約20kmのドライブルートを、
恋がかなう道”恋叶ロード”と名付けた。
海と桜と菜の花が美しい粟嶋公園には、縁結びを象徴するモニュメント「結(ゆい)」があり、柔らかな曲線が交差する
形は「愛が結ばれてゆく姿」を、また「∞」の形にも見えることから、「永遠の愛」を表している・・とある。
なかなかの絶景と、春の明るい色彩が目の前に広がる。




















この先に行くと、海に突き出た粟嶋神社がある


粟嶋神社(資料より)




丸太組みの展望台が新設されていた


展望台背後には菜の花が一面に咲いていた


展望台てっぺんからの眺めは最高!我が街周辺では「満開桜・海・鯉のぼり」のコラボは見られない。








さすがに、桜で頭の中と目の前がピンクに染まる一日だ。

九州風来旅"16 「宇佐神宮と桜 」

2016-05-05 | 風来旅
福岡空港からレンタカーで小倉回りの高速道路経由して約2時間強。婆ちゃんが待つ豊後高田に近づいた。
隣街の「宇佐(USA)」に入ると、小高い丘に、桜に囲まれてハリウッドのような横文字の表示が真っ先に目についた。
「ユー・エス・エー」ではなく「うさ」である。さすがに日本の小さなアメリカ?だ。
アメリカ人もこれには母国を間違えるほど飛び上がるだろう??。

太平洋戦争の名残である、特攻機を隠す「掩体壕」や「旧滑走路の道路」「爆弾池」も残し、戦争遺跡を保存している
街としても知られている。これでも応神天皇の頃からの歴史を誇る由緒ある立派な日本の地名。


また、一昔前に全国的に品切れ状態のブームを起こした麦焼酎「いいちこ」の醸造元三和酒類㈱も、この街の
小高い丘の上にある。
この街郊外の院内には、ミニ版のマチュピチュもある?? なかなか国際色もあり、バラエティ豊かな街だ。


さて本題、「宇佐神宮」は全国に4万社余りある八幡様の総本宮で、 八幡大神(応神天皇)・比売 大神・神功皇后を
ご祭神にお祀りし、725年に創建された・・とある。国道10号線沿いには満開の桜並木がある。
桜満開の時期は初めてなので、久し振りに立ち寄ってみた。




昭和初期まで表参道だったこの現西参道から入ることにした。珍しい屋根がある造りの「呉橋」が印象的だ。








いたるところに鳥居と階段がある


下宮




まだまだ、この奥に本殿がある。


本殿が見えた・・・


階段を上り切ってようやく本殿(国宝)に到着












帰路の途中、境内から正面の大鳥居と満開の桜










あと30分程で到着!気を付けて再出発。

九州風来旅"16 「長崎 眼鏡橋と出島 」

2016-05-03 | 風来旅
長崎での3日目、午後からは駅前から高速バスで福岡空港まで戻るので、お昼までの短い時間が長崎見物タイム。
タクシーの運転手さんが、眼鏡橋でカメラマンに早変わりして、我々老夫婦を橋の上下から記念写真を写してくれる
大サービスでスタート。風もなく水面も穏やかで、「眼鏡」がくっきりと映り込んでいた。記念になる。

「眼鏡橋」は、国の重要文化財に指定されている日本最古のアーチ型石橋。


この中島川には、かつて14のアーチ石橋があったが、昭和57年の長崎大水害により眼鏡橋ほか2橋が一部崩壊、
6橋が流失し、眼鏡橋は昭和58年10月に復元されたとある。


ここから川縁に降りる階段がある。


運転手さんのサービス写真!




川の中に対岸に渡れる飛び石があり、真ん中あたりからのショット


出島
出島は、鎖国時代の約200年間、日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口だった。
19世紀、島内には住居や料理部屋、蔵、番所など49棟もの建物があり、現在そのうちの25棟を復元させる事業中。
将来的には周囲を海で囲い、もっと昔の出島っぽくするらしい。 楽しみだ。
資料より


資料より


西門から入るとこの復元街並み 左の建物は一番船船頭部屋。右側の建物はオランダ商館長次席(ヘトル)の住居。


左の建物は一番蔵(輸入品である砂糖が入っていた)。右の建物はカピタン部屋。 


カピタン部屋 オランダ商館長(カピタン)の事務所や住居として使用されていた出島で最も大きな建物。


旧長崎内外クラブ 長崎に在留する外国人と日本人の親交の場として建てられた。


旧出島神学校 現存するわが国最古のキリスト教(プロテスタント)の神学校。


国指定史跡 出島和蘭商館跡。


ミニ出島 昭和51年に制作された15分の1の模型




敷地内の満開桜




長崎駅


ホームに停車中の特急「白いソニック」


残念ながら、これには乗らず高速バスで福岡へ・・・約2時間半のバス旅。