北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

道北圏 増毛町、 歴史と高倉健 「駅 STATION」舞台の町

2015-07-18 | 北海道道北圏
文献によると、街の名前の由来は「にしん」。鰊(にしん)が群来(くき)ると海一面に「かもめ」が飛ぶことから、アイヌ語で「かもめの多いところ」という意味の「マシュキニ」又は「マシュケ」からきている。増毛は都会とは違うノスタルジックな町。
今でこそ寂れた終着駅ながら、道北の開拓を担い、文化を運び続けた始発駅でもあった。 早くから開けた札幌・小樽の文化に ふれるには海路が主な交通手段。 古くは幕末の北方警備に本州から数々の藩が往来した中、秋田藩は本陣を構え、侍文化を遺したそうだ。

留萌本線の終着「ましけ」駅。丘の上には増毛灯台が海を照らす。


表に廻ると、駅の改札横で蕎麦屋さんが営業中。(大正10年建築)


駅前には、共に映画の舞台になった、旧富田屋旅館と風待食堂(旧多田商店:現在は観光案内所として活用) の看板がある古い建物が並んでいます。




昭和6年建築の、珍しい木造3階建ての堂々とした風貌。映画「魚影の群れ」に宿舎として登場とか。現在は営業してません。


昭和8年建築の駅前雑貨屋さん。現在は「観光案内所」。「駅 STATION」では、「風待食堂」として登場。


旅館「増毛館」昭和7年建築(左の風情ある建物)。現在は「ぼちぼちいこか増毛館」


津軽藩陣屋跡


名前は忘れたが味のある建物


旧商家 丸一本間家。観光案内所を出て左手に、増毛を代表する豪商で、ニシン漁全盛の1900~1950年頃の豪華な装飾品の数々が遺産として展示されている(観覧料400円)。明治14年(1881年)から21年間をかけたこの建物は、国の重要文化財に指定。屋根瓦の一枚一枚には家紋が彫ってあり、壁面や門柱にも細かい飾りがある豪華な造り。












國稀酒造(明治38年建築) 明治15年創業の、日本最北の酒蔵。辛口の美味しい酒だ。






厳島神社(明治34年建築)創建250年で道内有数の歴史を持つ。参道の唐獅子や灯籠は江戸時代のもの。







現存する木造校舎では北海道内最古(昭和11建築)にして最大規模の木造校舎「旧町立増毛小学校」がある。平成24年まで現役だった。






海辺に建つ、民宿と海鮮レストラン 漁師の店「清宝」。本州から移築された蔵風の建物が宿泊棟で、漁船がお風呂だった!ムードは満点ながら、台風並みの大荒れ時の宿泊にて、部屋の仕切りがないので寒かった!風呂は已むなく近くの温泉へ・・・。こんなこともあるさ!!


素朴ムード満点の室内


この風呂に入りたかった!!

オロロンラインを南下 「サロベツ原野から小平町へ」

2015-07-14 | 北海道道北圏
オロロンラインとは、石狩市から天塩町までを繋ぐ国道231号及び国道232号の愛称で、通常の案内では石狩からの出発がパターンだが、稚内を先に廻った手前、北から南に下るパターンで途中の景色を見てみたいと思う。

日本百名道「道道106号線」稚内からの海岸通り沿線には電柱が見当たらない!必要性がないのか?景色が妙に開放的である。


幌延町のオトンルイ風力発電所。道沿いに並ぶ風力発電機は28基?


北緯45度通過地点の碑。向うに利尻島がポッコリ浮かんで見える。




このあたり一帯が国立公園


天売島(左側)と焼尻島(右側)が並んで見える


国道沿いに建つ羽幌町のシンボル、巨大オロロン鳥がお出迎え。


小平町の道の駅「おびら鰊番屋」。




隣にある旧花田家番屋は明治37年に建築された鰊の漁夫を収容した屋敷で、国の重要文化財。
この番屋は、5ヶ統の漁夫の外船大工、鍛冶職、屋根職、曲師等総勢200人前後の人を収容していた。花田家は最盛期には「ヤン衆」と呼ばれる雇い人を500人と米蔵、網蔵、船蔵などの建物を100棟近く持った18ヶ統の鰊定置網を経営する道内屈指の鰊漁家だった。この番屋はその本拠。










道の駅前の海岸に、「北海道」の名付け親「松浦武四郎」の記念碑。

最北の富士山  稚内 「5月の利尻富士百景」

2015-07-11 | 北海道道北圏
小生の老人性脳内リハビリ(ボケ防止)と空白時間の有効利用?(暇つぶし)を目的に、今までの風来旅や燻製道楽を紹介してみようと、手探りで始まったこのブログが、ちょうど一年前の7/8に開始から丸一年を経過しました!(よくぞ、永らく持ったものだ・・もう少し頑張ってみようか!)

前回の稚内・宗谷に引き続き、稚内の周辺でウロウロしていると、必ず目に入るのが遠くで威風堂々とそびえる利尻岳、富士山に似たシルエットから通称「利尻富士」の美景を、いろいろなポイントから撮ってみた。留萌方面に車を走らせながら「オッ!!」と思えたシーンで一休みしながらシャッターを押してみた。
宗谷岬から戻る途中の稚内空港の奥に、渡り鳥飛来地の「大沼」がある。大沼の畔で、ちょうど地元のカップルがデートの真っ最中に無断で撮ってしまったが、夕暮れが迫る利尻富士を背景にしたこのアングルが好きだ。


大沼の畔に、荒涼たる原野の中で、こんな雰囲気がある廃屋を見つけた。




ノシャップ岬からの夕焼け利尻富士。ノシャップ岬はアイヌ語でノッ・シャムといい「岬が顎 のように突き出たところ」「波の砕ける場所」の2つの意味があるという。






稚内公園からの利尻富士遠望


宗谷岬から稚内市内を抜け、オロロンラインを海岸沿いに帰札途中、抜海港からのショットを。




こうほねの家(浜勇知展望休憩施設 利尻礼文サロベツ国立公園内に ある休憩施設。夏にかけて「コウホネ」と呼ばれるスイレンに似た花が周囲に咲くことから名付けられた。屋上からは、日本海の向こうにそびえ立つ利尻富士や美しい夕日が ...)








こうほねの家屋上から




兜沼からの利尻富士




サロベツ原生花園のど真ん中からの利尻富士



稚内 最北の大地 「宗谷岬と周氷河地形の宗谷丘陵 (北海道遺産)」

2015-07-07 | 北海道道北圏
5月中旬に「稚内ドーム北防波堤」を案内してから、開催時期(5/15)のタイミングでいきなり「京都 葵祭り」に飛んでしまい、中途半端な「道北案内」になって申し訳ない。一連の関西・中部の寄り道風来旅から、ようやく北海道に戻ってきました。前回は、稚内を巡る途中だったので、再度、「道北の美風景」に集中してみよう。某年GWの時期なので花々の色彩に乏しく、荒涼たる雰囲気が何とも言えない。

まずは、稚内市内から車で約30分、北海道のてっぺん宗谷岬の突端に「日本最北端の地」の碑。「.北極星の一稜を象徴した三角錐をデザインしており、中央の“N”は北を、台座の円形は“平和と強調”を表しています。対岸のサハリン島、クリリオン岬までは43kmほどの距離で、天候に恵まれると、背後に広がる宗谷海峡の彼方に、かつて日本領(樺太)だったその島影を望むことができます。」とは、碑の説明文の抜粋。




間宮海峡の向うに、昔の樺太、現ロシア領のサハリンがうっすらと見える。




間宮林蔵の銅像。「江戸幕府からの命を受けて北方探索に赴いた間宮林蔵は、1809年に間宮海峡を発見して、樺太(現・サハリン島)が“島”であることを確認しました。この発見は、当時の世界地図の空白を埋める偉業であり、林蔵を世界地図にその名を残しました・・とは、銅像説明文の抜粋。


旧海軍望楼:宗谷海峡を見下ろす監視場。


その横にある、絶品ラーメン店「間宮堂」。オーナーはホタテ加工場も経営し一日20㌔g以上のホタテを使ってスープを作る。大量のホタテ入りカレーライスも絶品とか。


あけぼの像


祈りの塔:1983年(昭和58年)9月1日に発生した大韓航空機撃墜事件の慰霊塔。


宗谷岬灯台


宗谷岬の丘より北方を望む。


宗谷丘陵は、地中の水分が凍結や融解を繰り返すことによって形成される周氷河地形(しゅうひょうがちけい)で、なだらかな稜線が特徴。日本国内で周氷河地形を、こんなにはっきり見られるところは、ここ宗谷丘陵だけ。広い丘陵は牧場にもなっており、夏には宗谷黒牛が放牧されている他、鹿も散歩している姿が見られる。丘陵の5月には、雪がまだのこっていた。














どこを見ても空と丘、これぞ北海道!高いビルや山なんかナシ。その代り、57基の風力発電施設がある宗谷岬ウインドファームがドーンと目に飛び込んでくる。支柱の高さ68m、風車の直径61.4mの大きさ。稚内市の消費電力の約7割相当の電力を補っているそう。






また、最近の情報では、宗谷丘陵コースでおすすめスポットが2011年に完成した「白い道」。コース終点側にあり、約3㎞の道にホタテの貝殻が敷き詰められて、海の向かって白い道が伸びているそうだ。南の島ならサンゴだけど、稚内はホタテを敷き詰めている新しいスポット。
帰路の途中、岬に一番近い出光GS安田石油店(日本最北端給油所)で給油すると、ほたて貝殻で造った小さな記念キーホルダーと「日本の最北端来場証明書」をくれたが、今はどうかナ?。

道北圏 旭山動物園②

2014-08-22 | 北海道道北圏
旭山動物園の2ページ目に入りますが、写真を見ていると動物たちの姿もさることながら、それを見てる人間ウォッチングが結構面白い!一部を紹介しよう!

ガラス越しの安全席?と、シロクマの足元のドームから怖がりながら、目の前で見ている人もいる。


お尻しか見えへんでー・・・。


観られるのも疲れるわ!






シェルターの上がお猿さんたちの遊び場で、お猿さんたちが人間ウォッチングして遊んでいます?








水の中からこんにちは! アザラシ君の出番です!
マイカメラに連写機能があるのを忘れ、単発シャッターで奮闘したものの、なかなかタイミングが合わず。ゴメン!


















秘密の入り口? この下にチューブがあります


近年のうちに新しくなった動物展示場に行って、また、紹介をしたいと思ってますが・・・ひとまず。







道北圏 旭山動物園①

2014-08-19 | 北海道道北圏
せっかく美瑛まで行くのであれば、車で数十分の近さにある「旭山動物園」に、少し立ち寄ってみなければ・・と思いながらも少し迷ってます。何故なら、撮影からは少し年数が経過してしまって今の状況とは少し違うから・・。今から8年ほど前になりますが、小生も入院前の元気に走り回っていたころで、園内を見て歩くのも疲れを感じなかった頃の・・・・今では遠い昔?を一緒に思い出しながらUPしてみたいと思います。入口から順を追って入ってみたいと思いますが、中ほど以降は記憶が・・・・? 枚数が多いので複数回に分けてUPしたいと思います。

入口のモニュメント


さすがに広ーいデス


フラミンゴ。この中には数年間に脱走してニュースになった鳥は居るのかな?


水の中のトンネル。周りをペンギン達が水中を飛んでます!




水中トンネルを歩く人達を上から


水中越しに外の模様をパシャ!


虎をガラス越しに


ライオンも目の前で


ここでリラックスしているアムール豹を下から


黒豹も目の前に


大きなねずみカピパラも仲間入り


腹ごなし中のオランウータン


おやつタイム


次回はいよいよアザラシ館の遊泳姿を。






















道北圏 美瑛 新栄の丘と周辺の風景

2014-08-16 | 北海道道北圏
暑かった?九州から、このブログの中だけ瞬間ワープが出来る特権で、北海道に涼しさを求めて戻って来た??(今時点に旅をした訳でもないけど・・!このブログの中で、来訪の方が飽きないように、過去から撮り溜めた写真を小出しにして、目線を変えるように心掛けながら、突然ワープします!!)
まずは、前回の美瑛編で同じ画像を4ッつもUPしてしまったお詫びにもう一つ綺麗な画像で!これを機に暫らくの間、道北圏から道東圏の美景案内に方向転換をしてみたいと思います。

今まではブログ創りに慣れるために、不定期・気ままにUPしてきましたが、以後はなるべく毎週火曜日と土曜日の2回を目標に更新したいと思います・・が、時たま忘れることもありますが、あと数カ月で68歳の爺ゆえ、その際にはご勘弁を!

 ところで、北海道の圏域のわけ方を再確認してみましたが、一般的には4区分(支庁別)だそうです。従って、美瑛や富良野は道央と間違いやすく微妙ですが、上川圏内なので「道北」になるわけダ。覚えておこう。
■「道央」:石狩・空知・胆振・日高・後志
■「道南」:渡島・檜山
■「道北」:上川・留萌・宗谷
■「道東」:網走・十勝・釧路・根室 ・・・・これからは、これ沿って分類します。

大雪連峰遠景


新栄の丘より①


新栄の丘より②


新栄の丘より③


新栄の丘より④窓からの風景


新栄の丘より⑤


新栄の丘より⑥ロール人形のお出迎え


新栄の丘より⑦遠景


新栄の丘より⑧


新栄の丘より⑨斜面の畑と耕運機


新栄の丘より⑩遠景


新栄の丘より⑪


新栄の丘より⑫