北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

マイ道楽 VoL178 サッポロビール園で「ジンギ大納涼会」

2019-07-26 | 北海道遺産
加入している当業界の納涼会が7/23の夜にサッポロビール園3階、ケッセルホールを貸切って行われ参加した。
総勢100人以上の大人数でジンギスカン鍋を囲み、造りたての生ビールで焼けた羊肉を美味しく流し込みながら
相性の良さを味わった。さすが北海道には生ビールとジンギスカン鍋が合う。

集合時間に少し余裕を持って先乗りし、いつも来るたびに素通りしている隣接の「サッポロビール博物館」に寄り、
1876年の北海道開拓事業から受け継がれるサッポロビールの歴史を体感できる日本で唯一の、ビールに関する
博物館をつかぬ間見学。
レンガ建物の赤い星のマークはサッポロビールのシンボルとともに、かって開拓使や屯田兵の制服の胸に輝き、
その旗に赤く染め抜かれた北海道開拓のシンボル。
赤レンガの建物“開拓使館”は1890年に製糖工場として建設されたもので、その後、1963年までは製麦工場として
使用され、そして1966年、サッポロビール園が誕生したそうだ。
サッポロビール園入口には今でも『麦とホップを製すればビールという酒になる』という言葉が掲げられている。

(斜め読み)
建設当時からの”樽看板” 建物はレンガ造りに変わっている。(資料より)


「サッポロビール博物館」


大正元年に製造された巨大なビールの仕込み釜=ケッセルが目を引く


初期の頃のポスター達




若かりし頃の裕次郎も一役。


そろそろ受付の時間が・・中に入ろう


ケッセルホールではいよいよ開宴。


野菜を先に、上に肉をのせて焼くと😋!出来たて生ビールも😋!


自慢の黒ビールと生ビールを合わせた’ハーフ&ハーフ’を飲みながら・・ジンギを頬張る。


本州からの来客さんは、ここにご案内すると大変喜ばれる。夜の園内もなかなかの風情。








敷地の一番奥にはプロ野球「日本ハム」の屋内練習場がある。

見納めか? 迫る水没、朽ちる運命・・幻の橋「タウシュベツ川橋梁」

2017-09-26 | 北海道遺産
29.9.25の夕刊に、”迫る水没「朽ちる運命」”というタイトルで、北海道遺産の幻の橋「タウシュベツ川橋梁」が、
今年も水没する時期を迎えている・・と、ドローンで撮影された写真と記事が掲載されていた。
毎年、糠平ダムの水位の変化で、秋に水没して冬に再び現れることの繰り返しで橋の劣化が進み崩落寸前で、完全な
11連アーチの姿が見られるのは今年限りの可能性があるという。
今から10年前に訪れた際には、車ですぐ近くまで行けたが、数年前からは通行禁止になり対岸展望台から眺めるのみ
になっている。今度、水中から姿を現した際に無事な姿であれば良いが・・・。
当時はタウシュベツ川橋梁の変化を見たくて何度も通ったが、小生が撮った姿を、保存版として再度掲載しよう。








一番劣化が進んでいるヶ所


渇水時に撮影


水没前




水没




いつの日か再びこのような風景を見たいもの・・・

道東探索in北見 「北海道遺産ピアソン記念館とハッカ記念館」

2017-05-19 | 北海道遺産
北見を久しぶりに訪れたのを機会に、市内に残る小さな名所施設をおさらいしてみよう。
今から十年余前の小生が健康だったころ、仕事で道東を何度も訪れた際に、何気なく訪れた場所だが、
コレと云った特徴が無かった施設だったのでお蔵入りしていた写真だが、せっかく北見市の案内をする
機会なので、取り上げてみよう。

「ピアソン記念館」  徒歩/JR北見駅から徒歩で15分
ピアソン記念館はアメリカ人宣教師G.P.ピアソン夫妻の私邸として大正3年に建てられ、15年にわたり
生活をされた木造2階建の西洋館。
夫妻は道内各地を伝道し、その終着に選んだ地がアイヌ語で「地の果て」を意味する野付牛(現在の北見)。
北見市は1970年(昭和45年)に復元工事を行い、1971年5月31日、ピアソン記念館として開館。
平成13年に北海道遺産の仲間入りした。












「北見ハッカ記念館」  徒歩/JR北見駅から約10分
戦前世界のハッカの約7割を生産していたという北見ハッカの歴史を伝える史料館。
乾燥ハッカの標本や、世界中のハッカ製品など様々な資料が展示されていて、




別棟の薄荷蒸溜館ではハッカの蒸溜実演を通年行っており、その様子を見学できる。






時には真面目に、このような場所を巡り、「目を覚ます」のも良いだろう。

「北海道遺産」 紅葉の季節 「裏摩周展望台」と「神の子池」

2015-10-16 | 北海道遺産
この展望台は弟子屈町にある第1、第3展望台の反対側になることから「裏摩周展望台」と呼ばれている。
弟子屈町側の展望台よりも標高が低いため、霧の発生が少なく神秘的な湖面を望めることが多い。




この湖岸(標高差~第1展望台683m 第3展望台701m 裏摩周展望台585m)の季節毎に色彩を異にする
広葉樹と、濃緑一色で四季を繰り返す針葉樹が、青く澄み切った湖水にその姿を映す様は、只々「すばら
しい」の一言!。湖の中央にのぞくカムイシュ島は小さな島は、水面下は約230m、基底の直径は約1km
という溶岩ドーム。
裏摩周展望台は、屈斜路湖などにも近い弟子屈町側の第1、第3展望台に比べると、まだあまりその存在を
知られていず、ルートも異なってすぐには行けないため、比較的観光客が少なく落ち着いた静かな中で湖を
見ることができる。 この撮影時期は、たまたま紅葉の綺麗な時期に重なった。
通称「表摩周」に行き、ここにも立ち寄ると「摩周通」になること受けあい。






入口ゲートが下記のとおり冬期通行止めとなるので注意。
通行止め開始日時・・ 平成26年11月4日(火曜日)午前11時から。
通行止め解除予定日時・・平成27年4月20日(月曜日)午前11時まで


折角、「裏摩周」に来たら、ぜひ立ち寄りたい所が「神の子池」。




池から奥に入ると、森の主「ヒグマ」の歓迎を受けるかも?要注意!!


驚くほど澄み切ったブルーの池。神の子池は摩周湖とつながる地下水が湧き出ている池。
摩周湖はアイヌ語でカムイトー(神の湖)と言い、その伏流水からできているということから、神の子池と
呼ばれている。倒木が腐ることなく水の中に沈んでいる様子はまるで木の化石のような不思議な光景。
これは絶えず8度という低い水温を保つ神の子池だからこそ。手を伸ばせば届きそうな池の底は、せいぜい
2メートルくらいの水深のように見えるが、実は5メートルもあり常識を覆す透明度!

















R150には、大雪・猛吹雪等の際、車の緊急避難所「スノーシェルター」が設置されている。


遠くに斜里岳を望みながら田園風景を快適ドライブ


養老牛(地名)の牧場裏山に横たわる?日本一の「牛」!

道東圏 糠平温泉郷で「空中30m 早朝熱気球体験搭乗」

2015-10-09 | 北海道遺産
タウシュベツ川橋梁への拠点となる糠平温泉郷に一泊した際に、地元の旅館オーナー達が毎朝開催する
「熱気球」に初めて乗った。
今では各地で行われているが、1986年(昭和61年)に、北海道で一番最初に始めたのは、ここ糠平。
糠平源泉郷は、他の地域よりも天気が安定している為、比較的高確率で熱気球をあげることができる。
早朝に開催しているのは、日中よりも風が無いため。
体験搭乗は、「係留」と呼ばれる方法で、ロープで固定し、地上30メートルからのひがし大雪の
大パノラマを堪能。上空からは糠平湖を観ることもできる。
5月から10月中旬までの、早朝6:00~7:00に行っていて、料金は、大人1,500円 小学生1,000円。
当日、ひがし大雪博物館前の駐車場に集合して受付順に搭乗できる。なかなかの爽快感!

目の前で行われている熱気球の準備段階からカメラに収めてみた。
















いよいよ我々の出番 搭乗開始。 予備カメラを後順の人に託し、撮ってもらった!




横のバーナー音が恐ろしい!


上空30mからの眺望




上空30mからの幻想的な眺望「早朝の糠平温泉郷」


上空30mからの眺望「大雪山連峰」

「北海道遺産」 幻の橋「タウシュベツ川橋梁」季節の変化と周辺

2015-10-06 | 北海道遺産
2007年(H19)は、「タウシュベツ川橋梁」に憑かれた様に、日帰り・一泊を含め3回も足を運んでしまった。
タウシュベツ川橋梁までの林道は、現在、夏季は交通事故の多発などの理由から、2009年から許可車両以外
の通行禁止(徒歩で4㌔、通行可)となっている。今思えば林道の閉鎖前であったことがラッキー。
旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群の中でも、特に代表的なコンクリートアーチ橋で、ダムの水が少ない
1月頃から凍結した湖面に姿を現し、水位が上昇する6月頃から沈み始め、8-10月頃には湖底に沈む。
(その年の雨量や、糠平ダムの発電、融雪水の流れ込み等、複数の要因により時期は毎年変動。)
季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋はここだけで、幻の橋といわれるゆえん。近年、糠平湖を挟んで
真向いの国道横に展望所が出来た。冬はスノーシューで湖上を歩いていくツアーもある。
古代ローマ時代の水道橋を思わせる高架橋は、鉄道橋としての活躍の時代を終え、今は東大雪の開拓の歴史
を伝える近代産業遺産として、その姿を見せている。タウシュベツ川橋は老朽化が激しく、コンクリート橋
とは思えないほどの風格があるが、完成当時の姿をとどめるのはあと数年とも言われている。


旭川から石北峠経由、標高が高いGWの大雪ダムは、まだ氷のダム湖。このダム横の分岐点を糠平へ向かう


国道横の入口看板


途中に群生の「螺湾(らわん)ブキ(北海道遺産)」。茎が太く高さ2~3mに達する巨大なフキ(食用)。


駐車場から続く士幌線の線路跡。この奥がタウシュベツ川橋。


以下は、2007年5月3日に訪れた際の、まだ氷が残っている渇水時の画像。








2003年の十勝沖地震での損壊部分


2007年6月7日に訪れた際の画像。前回から一ヶ月程で雪解け水が溜まってきた。


タウシュベツ川橋の全景






2003年の十勝沖地震では、11あるアーチの中央部分が大きく損壊。


8月中旬を過ぎると水量が増え、湖水に飲み込まれる。




冬のタウシュベツ川橋。(公式ページから借用)


糠平湖展望台からの眺望




三の沢橋梁


第五音更川橋梁(5月)


第五音更川橋梁(8月)


糠平ダム展望台から見た糠平大橋


糠平温泉から、5月の然別湖に向かう林道では、道端にエゾシカが。


氷上風呂があったGWの然別湖は、まだ氷に閉ざされている


広大な十勝平野の向うは日高山脈(扇ケ原展望台より)

「北海道遺産」 三笠市 「奔別炭鉱跡」と周辺の散策

2015-10-02 | 北海道遺産
「空知の炭鉱関連施設と生活文化」が北海道遺産として登録されている。三笠市周辺は北海道の石炭と鉄道、
盆踊りに唄われる『北海盆唄』発祥の地であり、メロンやスイカ・玉ねぎ・梅、炭鉱史跡群、アンモナイト
化石等が有名である。エゾミカサリュウやアンモナイトなど、多くの化石が産出され、2013年には三笠市の
全域が三笠ジオパークに認定された。地名の由来は、明治時代に存在した空知集治監の建物の裏山が奈良の
三笠山に見えることから付いたそうだ。
札幌から富良野・美瑛への通り道で、いつもは通過点ながら、若干、気になる所が点在するのでチェック
してみよう。
「三笠鉄道記念館」もその一つだが、あの頃に栄えた炭鉱史跡群(北海道遺産)も見逃せないので、あまり
目にすることが無いであろうこの近辺を、少し紹介しよう。

奔別(ぽんべつ)炭鉱の立抗跡。1960年建築の見事な立坑で、閉山時に爆発があったらしく、むき出しの
鉄骨に強烈な哀愁を感じる。道内の炭鉱施設跡の中では必見の施設。内部は立ち入り禁止。








まだ人が居住している現存の炭住。






一部では老朽化して荒れ放題




R917沿いの幌内炭鉱立坑跡。10年以上前に坑道が陥没したようだ。


桂沢湖(人造湖)の湖畔。骨が発掘された恐竜のモニュメントがある。






芦別三段滝






旧三井芦別鉄道橋梁+車輌(旧三井芦別鉄道炭山川橋梁)
1989(平成元)年3月に廃線となるまで活躍した。同年、芦別市に寄贈され、鉄道車輌と土木建築物が一体化
する形で展示保存されている。水面からの高さは33m。橋上にはディーゼル機関車DD501+石炭車セキ3000
が残る。2009(平成21)年、国の登録有形文化財。このような展示は春から秋のみで、冬は移動収納保存。







道東圏 つづいて満開宣言「芝ざくら滝上公園」

2015-05-18 | 北海道遺産
仕事関係のお付合いグループ50周年記念旅行と、本来の仕事を加え、風邪で体調不十分ながら14日から札幌→中部空港セントレア→伊勢神宮→伊勢志摩→京都→埼玉→17日帰札と長旅をしてきたものの・・・暑かった!!体力の限界近くまで大汗をかき、風邪を京都に置いてきた!
留守の間に北海道のあちこちから花の便りが届いてた。東藻琴芝桜の見頃を追うように、滝ノ上町もほぼ満開といってよい見頃を迎えた週末、あいにくの天候にも関わらず大勢のお客さんが押し寄せ、芝ざくら滝上公園は大賑わい!とのことだったが、なんと、5月18日午後には満開宣言が出た!例年よりも1週間以上早いそうである。
これから稚内に戻る道すがら、もう一つの芝ざくらの満開宣言「芝ざくら滝上公園」に寄ってみよう。(画像は昨年の満開時に撮ったもの)

全体像から

































道北圏 「5月の稚内ドーム 北防波堤(北海道遺産)」

2015-05-12 | 北海道遺産
一昔前のGWのこの時期に、ほとんどの人たちが桜や、暖かく明るいイメージを求めて南を目指し行列で行楽に行くところを、世の流れに逆らって、北の寂れたイメージの地を求めて稚内を目指し、風来旅をしたことがあった!
春の道北に向けて札幌から海岸線をひた走り6時間、特有のどんよりした気候の中で目に入る色は、冬から目覚めたばかりの木々のどす黒い枯れたままのこげ茶色と、まだ枯れたままの草は茶色と、灰色の空。時折、道端に黄色い花がぽつぽつと顔を出してる。行き交う車も少なく・・えっ、これGWカナ??・・と思うほどに快適なワンマンドライブ!以前から行ってみたかった稚内ドームに到着。思う存分にシャッターを押してきた。この機会に道北の美しい景色を紹介しよう。まさかの美景がたくさんあった。

宗谷湾を望む北埠頭のシンボル。強風と荒波を防ぐ全長427mの世界でも珍しい、半アーチ形ドームは円柱70本の柱廊風のゴシック建築を模した重厚なデザインで、2001年に北海道遺産に指定された。
当時北防波堤が高さ5.5mであり、高波が発生する稚内港では波が防波堤を超えるという事態が発生していた。ここで船に乗り降りする乗船客が波で海に落ちるという事故もたびたび発生していたという。そこで、安全に乗降できるようにするため、考案されたのが北防波堤ドーム。当時としては画期的なコンクリート技術を導入し、波の力を和らげるような機能性も装備し、さらに外見が美しい防波堤を設計、建築した。1936年に完成。











当時は、鉄道も敷かれていた。車輪は記念碑。




ライトアップのドーム 独特の雰囲気が漂う・・・












稚内公園からの遠望。白く高い建物は全日空ホテル。