北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

H29’九州気まま散策 「干潟との芸術 真玉海岸の夕日②」

2017-04-28 | 大分県
ここ「真玉海岸」で見ることが出来る夕陽は、潮の満ち引きにより全く違う雰囲気を感じられる。
最干潮時にも海水が全てなくならず、海水が少し残り干潟ができる。この干潮時に行くと、海水に映る夕陽の
オレンジ色と砂浜で、ストライプのような模様が見られる。干潮時は多くのカメラマンが集まることでも有名。




ストライプ模様の砂浜に映り込む夕日が特にきれいだ・・


足元にまで広がる空模様は、真玉海岸でしか見ることの出来ない景色。
干潟が現れているときは実際に砂浜まで歩けるので、幻想的な空間を思いっきり楽しもう。
汐の具合にもよるけど、特に引いた状態で夕景を迎えられる日は、遠浅の波打った海底が夕陽に反射して
更に美しい。


沈みゆく夕陽の中で流れ星がサービス飛行・・


夕日が沈んだ後も、茜色に染まった神秘的な美景が残る。(昨年の撮影分。)
昨年は夕陽が沈んだ後に真玉海岸にたどり着き主役の夕陽が見れなかったが、瀬戸内海を挟んだ対岸の
遠くの山々のシルエットが茜色の空に浮かんでいた。
これもまた美景!!












来年はまた違った顔を見せてくれるかな・・。

H29’九州気まま散策 「ついに出会えた 真玉海岸の夕陽①」

2017-04-25 | 大分県
真玉海岸は、大分県は九州の東部に位置し 「日本の夕陽百選」にも選ばれている海岸で、唯一この国東半島の
北西部の海岸では海に沈む夕陽を拝むことができる絶景の場所。
遠浅の海岸に出来る干潟の縞模様と夕陽のコントラストが美しい夕暮れを見ることができる。
「日本の夕陽百選」に選定されるとともに、大分遺産にも「真玉海岸の夕陽」として選定される美しい夕陽。
タイミングが合えば、海の向うに山口県の山影がうっすらと見え、沈む夕陽と海と波打つ干潟のコラボが・・。
干潟に残った海水に、夕日がたくさん映り込んでいる・・・



ワイフの実家がある豊後高田市には毎年来て、ここを起点にして九州のアッチコッチに足を延ばしていたものの、
この町はずれにある「真玉海岸」には頻繁に行ってみるが、ひと月に2~3回しかない「好天・大潮・干潮・夕焼け」
の四拍子が揃うタイミングには、なかなか出会えなかったものの、今回は何とか日の入り前の、貴重で綺麗な美景に
出会うことができた。
日没前の干潮時の海岸は、このような幾何学的な模様の風景(パノラマ処理)



子供達が干潟のアッチコッチで名産の「まて貝」を採っている


夕日が干潟の向こうの水平線に近づいてきた


ようやく十年越しに出会えた貴重な機会!この日は曇り空で、小生が前出の「海門温泉」で一風呂浴びてから、帰宅前
に三拍子の条件がそろっていたのでチョット寄り道してみた。日没の夕焼けショーに向け、すでに何人かのカメラマンが
場所取りを始めていた。貴重なタイミングを逃がすまい・・と、往復10分でワイフを迎えに行き、華麗な日没ショーが
始まる30分前から場所取りを兼ねて車内で待機!夕陽が水平線にしずむまでの変化を撮影してみた。
周囲は次第にカメラマン達やギャラリー達がどこからともなく集まり、混雑状況!













夕陽をドアップで撮ってみた


今日はあいにく遠く対岸の山口県側が曇りで山影が見えないが、真玉海岸はこれからがクライマックスを迎える!

《次回に続く》

H29’九州気まま散策 「秘湯色満載の地元温泉に入り浸り」

2017-04-21 | 大分県
歩き旅が続いたので? 一風呂浴びてここらで一服しましょうか! 
大分県は全国に知られた「おんせん県」だが、別府や由布院が人気。
身近な田舎にも鄙びた小さな天然温泉が結構ある。今回の旅では、家から近い小さな名湯に何度か通ってみた。
昨年も訪れた「六郷満山」の中の癒しの名湯だ。千年のロマンを感じながら癒しの湯は気持ちが良い。
六郷満山とは、奈良・平安時代に奈良や京都の文化に宇佐八幡文化や天台仏教、修験道などが混ざり合って
形成された神仏習合のこの地方(国東)独自の文化のことを言うそうだ。

今回は二湯だけ浴室内が撮影できたので、少しでも雰囲気を味わっていただこう。

「日本の夕日百選」に選ばれた、夕日がきれいな真玉海岸に近い「海門温泉」。
お湯は、金気を含んだ独特の香りを持つしょっぱいお湯。絶品の超濃厚な褐色の塩化物泉で、温泉マニアが絶賛。
妖しく褐色に光る半透明の湯に、日によって水面にうっすらと油膜が浮く超個性派温泉で、隠れた名湯。
入湯料300円で、小生が来た際は、貸切状態か先客が居ても1名程度で、温泉にのんびり浸かることができた。




ここから離れて山に向かうこと車で10分、「六郷満山」の一つ「真玉温泉」から2~3分の左側に、少し入ると
ほうらいの里「仙人湯」がある。山と川に挟まれた自然真っ只中の、山すその小さなログハウス造。
野趣感たっぷりの内湯と、露天風呂には濃い炭酸水素イオンが、湯は薄い緑色の透明湯がかけ流しで、湯上りの
サッパリ感が抜群に良い。入湯料350円。

ススキノ燻製バル「おず」の長井オーナーから頂いた「燻製仙人」の名にふさわしく、「仙人湯」に浸かり満足!






本格づくりの露天風呂では、地元高校生たちも大はしゃぎ。


翌日は、「熊野磨崖仏」に近い、山香温泉「風の郷」で一泊。空気に触れると徐々に褐色の変色するという不思議な温泉。
その香りも言葉で表現するのは難しい個性的なもの。濃厚な食塩成分に炭酸ガス、さらに硫化水素、鉄分といった
様ざまな成分が混ざり合って、日本でも指折り数える個性的な温泉になっているのだとか!
(HPより写真転載)







竹林のささやきと開放的な大露天風呂でゆったりと。ぬるりスベスベ塩の味。美人の湯と男前の湯。
かつて金・銀・銅などの鉱山の町として栄えた山香。鉱山のある場所には、いい温泉が出ると言われ、摩訶不思議な
珍しい温泉より湧き出る湯を心ゆくまで堪能した。

H29’九州気ままに散策 「日本一小さな城 杵築城」

2017-04-18 | 大分県
杵築城は、山の上にポツリとあり、展望台から海は見れるものの、特に素晴らしさはないがここは日本一小さなお城!
1394年の築城以来、600年もの間この町を見守ってきた杵築城。模擬天守とはいえ、城跡にそびえる三層の天守閣は
在りし日のこの城の姿を偲ばせる。
資料によると、室町時代初期、木付氏によって八坂川の河口にある台山の上に築かれたこの城は、北は高山川、東は
守江湾といった天然の要害に囲まれた城であった。その後の天災、震災などで城も場所や形を変えながら、主もまた
前田、杉原、細川氏と入れ替わり、その後の小笠原氏、そして松平氏を最後に江戸の時代も終わりを告げ、杵築城は
新たな城主を迎えることなく今に続く。現存するのは一部石垣など。
現在では山上が城山公園として整備され一般にも開放されていて、市内のあちこちで発見された国東塔など貴重な
石造物を野外展示している石造物公園もある。
築城当時“木付”と命名されながら幕府朱印状に誤って“杵築”と記されて以来「杵築」に。
また島津の猛攻撃に2か月も耐えたことから別名「勝山城」とも呼ばれている。


この小さな城門をくぐると


国東塔などの石造物を野外展示している


目の前に小さなお城が姿を現す




一望の守江湾


ちょうど逆光のお城が撮れた








花の色がほしい風景


きれいなソメイヨシノが見たかったが・・・今年は30年ぶりの開花遅れとか・・。

H29’九州気まま散策 「武家屋敷が残る杵築の城下町」

2017-04-14 | 大分県
豊後高田への帰り道、別府市内を抜けR10号線を気持ちよく走っていると、二股に分かれ車線通りに走ると、どうやら
「杵築・大分空港」の車線に入ってしまった。戻るのも面倒で、そのまま寄り道旅を決め込み立ち寄ってみる。
杵築は武家屋敷が綺麗な小京都の街並みと聞いていたので、一度は来たかった。ちょうど良いあんばいダ!!
ナビの通りに走っていたら、寺町の町並みを通りながら次第に坂の上、家老丁の南台武家屋敷に車を無料P止・・が、
一番良いところへたどり着いたようだ。目の前には今も残る改修前の朽ちかけた武家屋敷と対照的に、改修後の
南台武家屋敷が並ぶ区画が隣り合う町並みも見ることができた。多分どこかでラインが引かれているのだろう?
家老丁を北台武家屋敷方向に進むと、商人の町へ下る「塩屋の坂」からは商人の町を挟んだ向うに「酢屋の坂」が
見える。一番の絶景場所だ!一本の桜がワンポイントで、この風景に華を添えていた。




この「酢屋の坂」は案内パンフレットの表紙の写真を飾っている。








「サンドイッチ型の城下町」と云われる、底部分の商人町の町並み。両側の高台にある武家屋敷に挟まれる。


「塩屋の坂」を坂の上下から






自販機にも雰囲気統一!

H29’ 九州気まま散策 「天空の城 岡城阯」

2017-04-11 | 大分県
「白水ダム」を見てまっすぐ帰るにはチトもったいないので、竹田市の最大の観光名所「岡城阯」に立ち寄ってみた。
岡城は断崖絶壁に建てられた古城で、瀧廉太郎作曲「荒城の月」のモチーフにもなった名所。
現在残されている城郭は、明治に至るまで岡藩を統治した中川公によって築城されたもので、城の形が牛の寝ている姿
に似ていたことから別名「臥牛城(がぎゅうじょう)」とも呼ばれる。






1185年、郷土の武将「緒方三郎惟栄」が源義経を迎え入れるために築城したと伝えられており、その後文禄3年(1594)、
中川公の入封によって岡藩の城となったと言われている。 現在残されている城郭は、初代藩主中川秀成によって築城
されたもので、本丸、二の丸、三の丸、西の丸などの主な曲輪(くるわ)から成っている。
本丸からくじゅう連山、近戸門からは阿蘇山と城下町を一望でき、二の丸には朝倉文夫作の瀧廉太郎像がある。








この城壁がポイント


城内にはたくさんの桜の木があり、その美しさから『日本さくら名所100選』にも選定され、毎年4月上旬には大名行列が
行き交う「岡城桜まつり」が開催されているものの、今回は残念ながらタイミングが合わなかった・・。
秋にはモミジを中心に2500本の木々が彩り、残された石垣とのコントラストが美しいそうだ。

本丸から望む






頂上の本丸前には滝廉太郎の像と歌碑があった。
・・しかし、杖を突きながらこの山道を、よく歩いて登ったものだ。我ながらアッパレ・・




『日本さくら名所100選』の桜もまだこの状態・・・今年は30年ぶりの開花大幅遅れ・・・残念!!



H29' 九州気ままに散策 「日本一美しい 白水ダム」

2017-04-07 | 大分県
焼酎のCMで見た「白水ダム」を一目見ようと、豊後高田を出発し宇佐ICから大分米良ICで降り、阿蘇方面に
向かい「豊後竹田」にたどり着くも、先ず、いかんせん遠い。
更に豊後竹田市内から車で30分、県道から途中は家屋も一切なくなる。噂にたがわず昼なお薄暗くすごい
山道をクネクネと走ると、急に開けた山間の谷間に横断的に白い大きな幅のあるカーテンが見えてくる。 
肝心の滝は名前の如く、白い水がカーテンのようになっていて、絵に描いたように綺麗。
水の流れが美しい、正式名が白水溜池堰堤。下流から見て左側の護岸はカーブを描いていて、流れ落ちた水が
90度方向を変えることにより、上から流れる水の力を弱めるという効果をもたらしているそうだ。


このような山道を進むと、何となく不安な気持ちに・・・




30分程でいきなり視界が開け、このような絶景にたどり着く。周りの山間風景を入れたパノラマではこうなる




白水溜池堰堤(正式名称)は、竹田市の西、阿蘇の外輪山にほど近い荻町(おぎまち)にあるダムで、阿蘇の
外輪山を水源として大分県を東西に流れる大野川に1938年(昭和13年)に造られたそうで、高さは14メートル
と、ダムとしては小さなもの。河川法という法律では高さ15メートル以上をダムと定義しているので、法律上は
「堰(せき)」という扱いとか。
灌漑用水の調整ダムながら、板石を張り付けた曲線美で、貴婦人とも日本一美しいとも言われ、流れる水が
白い衣のように美しく落ちていき、日本一美しいと言われる通称「白水ダム」と呼ばれている。
大分農業用堰堤が重要文化財?県近代化遺産 国指定重要文化財第1号(平成11年5月13日指定)








ダムの50m手前までに、狭い駐車場。その手前400mほどには、整備された駐車場が二つ。
この山奥に洒落たデザインの水洗トイレが整備されていたのにはビックリ!Gデザイン賞だそうだ。
ダム(堰堤)の向かって右側(川の左岸)から近づくと、『立ち入り禁止』。堰堤下の通路より水位は、相当低い。
自己責任で、堰堤下まで、また右岸の石段の下で我慢。高さ14m、幅80m余の堰堤。溜池を満たした水は、
堰堤の上部から、白い泡?薄い鱗、雲のようにも見えて、滑るように流れ落ちてきている。 綺麗、見事、これは
農業用堰堤の作り出す造形美ではない!!次々と滑り織りなす光景は、山間部に広げた一大カーテンだ。
右側(左岸)の12条の曲線と石段の構成美、そして左側(右岸)の堤からの流水石面は、大きな曲線を描き、
下方に広がる、左右が対称でない堤・ダム。この構造には、流れを打ち消す目的があるらしい。
地形と地質から生まれた構造が、美形をつくった秀作の堰堤・ダム。
本当に 見惚れてしまった。遠路はるばる来てよかった。 
緑と青空に白い雲を背景に、白いカーテン状の流れ・・ひときわ綺麗だった。桜が咲き誇っていれば・・・。

寄り道散策 「国東市 奇岩おしり岩」

2017-04-04 | 大分県
3/21新千歳からのJAL直行便で、まだ肌寒い福岡に無事到着。
気温は札幌と変わらないと思うほどで、期待した春の暖かさを感じない。春の大寒波が列島を覆っているそうで、
九州にも影響があったようだ。サクラの開花予想が22日となっていたが、24日に変更になった。
空港前からレンタカーを11日間借りて豊後高田へスタート。途中、高速道路沿いの昨年は満開だった桜の木も
ピンク色の花びらは全く見当たらず・・・。自然が相手だから・・と、今年は我慢するしかないか・・。

昨年は工事中だった高速道路も、遅れていた豊前辺りがようやく開通し、福岡から一気に宮崎まで開通したようだ。
福岡からの東回りがすごく便利になった。

2日目の朝、今回の観光目的の一つである「おしり岩」を探索することに・・・それがコレ!お見事!。


おしり岩は大分県の東北部に丸く突き出た国東半島にある。その名の通り、どこからどう見てもそれ(おしり)
そのものにしか見えない。まるで横綱稀勢の里関の臀部のように張りがあり、想像以上に(おしり)そのもの!
あまりの見事さに衝撃を隠せず、大自然が作り出した造形美にただただ魅入ってしまった。
国東独特の「六郷満山」と呼ばれる仏教文化が開花し、現在でも全国の七割を占めるといわれる石造美術
(国東塔や磨崖仏等)が点在している仏の里である国東半島のイメージとは大きくかけ離れているからだろうか?
「道の駅くにさき」のすぐ近くにあるにも関わらず、このおしり岩はほとんど無名に近い状態である。

おおよその場所を聞き出して、海岸線を探すことにした。幸い公園の駐車場があったので、そこから海岸へ・・。


斜めに倒れた松をくぐり抜け海岸に出る。


左側岬先端に歩くと、海岸に横たわる「お尻」を見つけた!先の案内板の黒津崎突端右側の海岸にあった。






リアルな割れ目がある。このたくましいお尻には、卑猥さはまったくない。




見る方向によって形が変化する・・アタリマエ。


来年は天草にあるという「おっぱい岩」を調査してみようかな・・。