１／９に放送された許家元十段と高尾九段（先番）の一戦は期待に違わぬ激戦で正月早々プロの碁を堪能致しました。
図１は白（許十段）が①と右隅に手を付けた局面。ここで高尾九段は右辺に➋と置きました。大変勉強になる一手ででした。小生も何とかこのような手が浮かんでくるようになりたいものだと思いました。
図１
終盤に入って許十段は図２の①と大きなヨセを打ちましたが、この手で図２のａと上辺の黒の眼を奪いに行くと、黒はどのようにシノグのか分かりませんでした。その辺の解説も欲しかったように思います。ともあれ黒は白①に対し、ａと下がって大石の活きを確保しました。これで高尾九段はベスト８に進出。次の対局は井山五冠ですがぜひ初優勝を目指して頑張って欲しいと思います。
図２
