みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

思い込み

2016-05-12 14:44:08 | 日記

 物事を思い込んでしまうと、周りが全く目に入らなくなることがあります。囲碁に於いても「思い込み」のエアポケットに嵌まって自分でも信じられないような誤りをしてしまうことがしばしばあります。図1は先日行われた朝日アマ名人戦地区予選におけるSさんとの終盤の部分図です(互先 小生の先番)。
 細かいながら、”コミ”の出ない状況。図1の下辺の白は黒①と置かれると②とつながっていなければなりません。つまり、①を遮ると、切断されて大石が取られてしまいます。

図1 Sさんとの終盤部分図(小生の先番)

 そのような事を念頭に置きながら”ヨセ”を進めて、小生は待望の①と置きました。前に述べたように白は大石をつながっているよりないと思っていたところ、Sさんは図2②と遮ってきました。これは”シメタ”とばかり③と打って白を切断し逆転を確信したものでした。
 Sさんはやおら気の毒そうに4-十五に打って黒の六子を打ち上げました。4-十九 のヨセを打ったためダメ詰まりになったにもかかわらず、最初の思い込みにより周りが見えなくなってしまった例でした。お粗末。

図2

 このような単純ミスを防ぐには精神修養が必要な気がします。座禅もやらないと。

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