今年度夏休みにおける子供囲碁教室は5回計画されており、これまで4回終了しました。5回目は8/18の予定ですが、小生は都合により講師を欠席させて頂いています。今年も例年通り、全く初めての子供達と、前年度の囲碁教室などでルールを習った子供達の2グループに分けて、前者は囲碁のルールと石取りゲームを、後者は地の囲い方や石の死活と9路盤による実戦などを中心に行いました。講義終了後の感想を聞くと大半の子供達が”楽しかった”と言っているのですが、実際はどの程度興味を持ってくれたのか疑問です。
初心者に囲碁を知って貰うのに、ルール、石の取り方、地の囲い方などは確かに必須アイテムなのですが、もう少し「囲碁の面白さ」とか「囲碁の楽しさ」を伝える必要があるのではと反省しています。天文学で有名な「渋川春海」とか「秀策の耳赤の一手」とか「本能寺の変前夜の三劫」など囲碁にまつわる逸話を少し交えながら話した方が良いのかも知れません。併せて「集中力」、「脳トレ」などの効用についても少し加えたい。興味さえ持って貰えば、小学生ならルールとか”ゲタ”、”シチョウ”などの技はあっと言う間に習得してしまうと思います。