井山名人に芝野九段が挑戦している47期名人戦もいよいよ最終局を迎えました。やはりタイトルマッチは七番勝負が一番見ごたえがあります。シリーズの中で勝敗の流れが変わることがよくあります。本シリーズで言えば、第1局目は名人が見事なシノギで快勝したあと、第2局目で好局を落とし以降3、4局と連敗。挑戦者はカド番に追い込んだ第5局目で優勢と思われた碁を逆転され、第6局目も落とし遂に決着は本日からの最終局となりました。
古くは旧12期名人戦(昭和48年)林海峰名人と挑戦者石田八段との伝説の七番勝負があります。石田八段が開幕3連勝したのですが、第4局目で林名人がギリギリの半劫争いに勝ち白番ジゴ勝し、以降3連勝してタイトルを防衛しまた。3連敗後の4連勝の逆転勝ちで当時大きな話題になりました。
果たして今シリーズではどんなドラマが生まれるのか、もう直ぐ運命の一局が始ります。