みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

ボヤキ

2018-06-08 21:15:46 | 日記

 対局中”ボヤキ”と言えば趙名誉名人や王(銘琬)九段などが有名です。その二人が第8回マスターズカップの二回戦で激突。日本棋院囲碁チャンネルで両者の対局をナマのボヤキ聞きながら観戦出来ました。それにしても王九段のボヤキは凄い。
 図1はその対局の小ヨセの段階なのですが、黒に⑤と打たれたあたりから王九段のボヤキが激しくなり、⑥と⑦を交換した時点で、頬を叩いて、『あいたた』、『酷いな、参ったな』、『イケネ』、膝をぱちんと叩いて『駄目だなー』、『どこ打ってんだろう』と最高潮。小生には残念ながらボヤイている理由が理解出来ませんでしたが、ともあれそのボヤキには圧倒されました。 

図1 第8回マスターズカップ 趙名誉名人(黒)対王(銘琬)九段
   以下略 先番 趙名誉名人の2目半勝ち 

 そして、18年前の55期本因坊戦第1局(趙善津本因坊対王銘琬九段)を思い出します。王九段はこの一局でシチョウを見損じて59手の短手数で投了となったのですが、その時のボヤキは果たしてどんなものだったのか想像を絶します。しかしそのシリーズ4勝2敗で本因坊を奪取しました。本当に魅力ある棋士の一人です。

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