たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

大田田根子

2020-03-21 09:55:36 | 一年の展望

 

***** 子年の展望 No.58 *****

「大田田根子」を大物主神の祭主として

迎え入れたことで、崇神天皇はようやく

「大物主神の祟り」から解放されました。

現在、大神神社の摂社・大直禰子神社

にお祀りされております

「大田田根子」という人物ですが、

その素性は謎に包まれており、

なぜ大物主神が彼女?を指名したのかなど、

文献等には何も記されてはおりません。

一説には、大物主神の子孫

(または子)とされることから、

やはり「倭大国魂神」と同じように、

「神と同じ系譜の人物」が選ばれた

と考えるのが自然なのでしょう。

 

先日も書きましたように、

大神神社はもともと「疫病鎮め」

のために創建された神社であり、

大物主神の祟りを治めることが

本来の役目だと推測されます。

同じ奈良の春日大社では、

新型ウイルスの流行を抑えるため、

「疫病退散」のご祈祷を開始しておりますし、

もし仮に、大神神社で「疫病鎮め」

の神事が執り行われたなら、

非常に興味深い結果をもたらす

ような気がするのですが、果たして……。