たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

祟りの大元

2020-03-06 09:45:42 | 一年の展望

 

***** 子年の展望 No.43 *****

昨日、崇神天皇の時代に「疫病」が

蔓延した理由を、「天皇祭祀の不備」

にあるのではないと推測しましたが、

その後皇位を引き継いだ

第11代垂仁天皇の「改革」の中に、

それらの事実が透けて見える箇所が多々ございます。

 

しかしながら、こちらのネタを深堀しますと

かなり話が逸れてしまいますので、

興味のある方は「鉄の神々1・2」の

カテゴリーなどをお読みいただくとして、

「大物主神」などのお告げに従い、

宮殿内で奉斎していた神々を

それぞれの祭祀者に託した結果、

世の中はようやく平安を取り戻すことができました。

 

ここでふと疑問に思うのが、

「どの神が崇神天皇に祟りを成したか?」

ということですね。

ちなみに、「天照太御神」に関しては、

祭祀を任された豊鍬入姫命に

異変は起こりませんでしたし、

「天照太御神」を崇神天皇のそばから

離した後も凶事が続きましたから、

「祟り」の大元ではなかった可能性が高めです。

 

恐らく、「天照太御神」が皇居の外へと

出されたのは、災厄を抑えるためというよりも、

三輪山から遠ざけ清浄な地に「隔離する」

という意味合いが強かったのかもしれません。