自社で研究開発を行い、その評価を自社で公表したところで自画自賛でしかありません。
第三者と一緒であったとしても、それが利益を共にする業者間では、説得力に欠如します。
一方で、大学の学生さんと一緒に共同研究を行う事は、無垢の評価となり得ます。
現在、福地建装・ファース本部は、断熱住宅での健康度調査を行ってきました。
次の段階として法政大学デザイン学部・川久保教室の学生さん達と、調査研究を実践する準備を行っております。それも北海道から九州までの日本列島全域を調査する予定です。
住宅の温熱性能と住まう人との健康状態が、どのように異なるかを調べるのです。
今日は、法政大学の川久保教室を訪問して調査研究の詳細について意見交換しました。
写真は、後ろ左から川久保教室の石田紗英さん、池田彩音さん、佐藤水風(みかぜ)さん、横山祥寛さん、そして私の隣の川久保俊准教授と撮りました。
私達は資材メーカーの研究部門との共同研究も多く手掛けております。
しかし大学、しかも学生さん達との共同研究となると、はるかに異なる緊張感を覚えます。
次世代を担う学生さん達には、欲望に満ちた競争社会と異なる純真さを感じます。
それゆえに業者である前に自らも、共同研究者であることをしっかりと意識、自覚して意見交換を行う事になります。
川久保俊先生は、20歳代で博士号を取得した有能な研究者であり、加えて極めて純真で温厚なお人柄ゆえに、川久保教室の学生さんもそれを伝播されているようです。
限られた時間でしたが、とても瑞々しいひと時を過ごすことが出来ました。