豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

高気密住宅の中でガスが燃焼している…北斗市

2020-02-27 17:24:00 | ファース本部

極めて高い気密性能の住宅だと宣伝しながら、換気扇を稼働せずに厨房で堂々とガスコンロが燃焼している家があります。
これは、気密性能がまったく確立していない証拠なのです。

また、半端な気密性能の家で火の燃焼はし続けますが、燃焼効率が悪く外には大量のCO2を排出しています。また不完全燃焼にもなり易く、室内環境が劣悪状態となっています。
私は34年前の昭和60年に全電化住宅(当時はオール電化と云わなかった)を創設したのですが、樹脂のスプレー発泡断熱で、極めて高い気密性能が確立したからです。

ハウスメーカーや工務店の多くが電化システムを導入したのは、高齢者家族などの安全面を考慮した、施主側の都合によるものが多かったようです。
しかし、気密住宅になるとオール電化にする理由がある必然からなのです。

換気とは外気を取り入れる事です。燃焼機器を稼働させるため外気を導入しなければ燃焼機器は稼働しません。せっかく気密を図ったのに外気を取り入れることになります。
気密住宅内では、燃焼機器を稼働させることが出来ず、止むを得ず電化なのです。

石油を燃やして電気を使った電化住宅は、誰もが電気代が高くつくと思います。
そうした観念を払拭させるためには、たくさんの情報とそれなりの説得力が必要です。
断熱性能は良いが、気密性能は邪道だと云い切った学識者もおりました。

しかしどんなに断熱材を多く充填して断熱性能を上げても隙間があれば、暖気も冷気も逃げてしまします。つまり断熱と気密はセットで性能を発揮するのです。
何故に電化なのかは、上記の説明を解り易く説明しなければなりません。
営業マンの販売し易い家は、気密住宅ではありません。説明が極めて難しすぎるのです。

売り手側の都合で家づくりをおこなうのではなく、「住んでいる人に聴いてみませんか」と、唱えている工務店は、信頼に足りる工務店であると思われます。
気密の無い普通の住宅は、写真のようなガスストーブの方がはるかに温かさを提供います。

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