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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

見えていない自分自身の姿を…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2013-03-14 18:12:26 | ファース本部
昨日のイベント会場で隣に座った男性の傲慢な振舞いには、いささか苛立ってしまった。
係員を呼びつけてマイクの配置や人の動きが邪魔になるなどと注文をつけているのですが、言い方が命令口調。それなりの人かと思ったら私と同じ立場の講師の一人です。

名刺交換を行ったのですが、とある健康機器メーカーの中間管理職でした。
私の後に行った彼の講話も上から目線、高圧的な語り口調で席を立つ人もおりました。
担当者だけではなく、私も含む講師陣や聴いている人々にも不快感を与えていたようです。

イベントそのものは、会社の商品をPRする内容でなく、専門分野の立場でイベント趣旨に沿った情報公開です。彼は「無料で情報提供してあげる」と云わんばかりの態度が。
司会者から会社名などと主力商品名だけを紹介されますが宣伝効果としては逆効果です。

彼の会社が供給する健康機材を使用すると、むしろ不健康になりそうな気がします。
本来は、情報発信させて戴ける機会を提供されたことに感謝しなければならないのですが。
自信のある人は、その自信の強さの分量が謙虚さに反映されると云います。

「稔ほど頭を下げる稲穂かな」の格言が示すように。
中身が軽いと稲穂の頭は真っ直ぐと天に伸びているのでしょう。
ともあれ人様のこと、特に悪いところは目につくものですが、果たして自分自身は人様からどのように見られているのか。常に律して行かなければとも思うのです。

空港のビジネスラウンジでは携帯電話で、大声で怒鳴りつけているオッサンがいました。
周りの人の迷惑も顧みずに。思わず、昨日のイベント会場の様子が…

さて、今日の東京は朝から降っていた雨が上がり、寒さがぶり返した時点で北海道に。
その北海道は氷点下です。
写真は会社横から明日の卒業式準備に忙しい上磯中学校校舎を撮りました。

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気持ちが穏やかになる和室文化…東京都内

2013-03-13 18:53:24 | ファース本部
何処までが純和風と云えるのかの定義を論ずるつもりはないが…
和紙の張った木障子、本ブスマ、本畳、本長押など「本」を付けた和室部材がある。
昨今はアルミ枠で木製に見せる化粧を施し、和紙に見える合成紙を張った障子が。
勿論、とても丈夫で狂わず、メンテナンスが簡単なので多く採用されるようになった。

本畳の畳床は、乾燥させた稲藁を強く圧縮して縫い止め、厚さ5cm程度の板状に加工する伝統的なこの製法です。これを藁床(わらとこ)と呼ばれます。
稲藁を活用したもので、適度な弾力性、高い保温性、室内の調湿作用や空気浄化作用などの機能を持っています。

近年では、床藁の材料入手の困難さや製造が難しい、重くて取り扱いが面倒、ダニ等の害虫などが繁殖し、カビが生えるなどの理由から新素材が利用される場合が多くなりました。
圧縮した成形材や発泡ポリスチレンを積層させたもので化学畳床などと呼ばれ安価で軽く、階下への防音性能に優れています。これも合理性を優先するとこの化学畳床は優れモノ。

今日は東京ビッグサイトで開催している健康博覧会において、心療内科の心の健康と云うブースで、「本和室にいると気持ちが穏やかになる」とのテーマで講話を行う機会がありました。

稲藁を使用した畳、杉の格子と和紙、漆喰塗壁、杉柾天井、檜の長押など伝統的な和風部材を使用した和室にいるだけで何故か気持ちが穏やかになります。
日本人の感性にフィットした素材が身体の染み込むのでしょうか。

ところが純和風であるほど気密、断熱性能を出すのが難しく、寒さによる脳卒中などの疾患が多くなるようです。
しかし、私達のファースの家は、純和風であっても充分な温熱性能を担保出来ています。

さて、東京事務所から会場に向かう際に利用する駅舎に抱えられた「浜松町」のプレート(写真)ですが、何故か情緒性を感じます。和風だからでしょうか…
心療内科とは、このような情緒性に関わっているように思えてきます。
さて、強風荒れ狂う東京都内で一日を過ごしましたが、明日の午後には帰社する予定です。

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シリカゲルと云う魔法の砂…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2013-03-12 22:37:15 | ファース本部
色々な乾燥材が存在する中でもっとも信頼されているのがシリカゲルだと云います。
シリカゲルは、二酸化ケイ素と云う、地球をつくっている土や石が原料です。
この原料で窓ガラスやコップなどのガラスをつくる過程で処方を換えて生成します。

高級な海苔やお菓子などの乾燥材として用いられることで知られています。
また美術館などに保管しておく美術品を、多湿や乾き過ぎから守るためにも使用されています。
私達のファースの家は、天井裏の空気を床下に強制送風させて、外皮の断熱層の内側通気層を上昇させて家中の空気を循環させています。

その空気循環の過程で必ず床下を水平移動する際、このシリカゲルに空気は触れます。
ファースの家は、床下に専用処方したシリカゲル平均200kgていどを敷き詰めています。空気がこのシリカゲルに触れると湿気を吸着し、屋内が乾燥した時にこれを放出せさます。
このようにして家全体の湿度を吸う、吐くなどの作用を繰返して調湿効果を発揮します。

この空気がシリカゲルに触れる際には、空気中の有機ガス(酢酸ガス、アンモニア、ホルムアルデヒドなど)をも吸着します。
つまり空気洗浄する効能がとても有効に働きます。
更には、シリカゲルの表面に突き出た「水酸基」と云われる棘が白アリなどの害虫が触れるとその身体に突き刺さり、殻が壊れて生息できなくする効果もあります。

またビールを濾す濾過材、歯磨き、化粧品など色々な分野に使用されております。
今日はそのシリカゲルを国内製造でトップ企業の富士シリシア化学㈱さまを訪問しました。
東京日本橋に東京支社があり、写真は懇談室で社長の柴田孝次さんと撮りました。

福島原発事故の際に原子炉から流れる地下汚染水を堰き止めた「水ガラス(シリカゲル生成途中の液体からガラス硬化)」は、このグループ会社が製造したものです。
私達はシリカゲルを魔法の砂と呼んでおります。さて、北海道から東京に来るとその気温差が…

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売る家とつくり育てる家…函館市~北斗市

2013-03-11 20:22:22 | ファース本部
ハウスメーカーも含め日本国内の住宅産業の殆どは、家を受注してお金を戴けるまでの過程を重視してきました。
企業としては利益を上げて税金を納めるものも重要な要素です。
しかし、そのために住宅購入者に様々な負担を掛けてはいまいでしょうか。

住宅を売って資金回収を行い、建主さまが住んだ後に来る電話の殆どは、家の不具合を知らせる内容だと云います。
そこに対応するごとに家を売って得た利益が減って行くことに。
利益を残すには、上手に建主さんと疎遠になれることに長けて来そうな気がします。

家を買う側つまり消費者も、外観、見栄え、間取り、立体プランなどにしか関心を示さず、売る方もそのニーズに応えているだけのようです。家は建主さんが住んでからの方が深刻な課題が具現化するもので、建主さんと一生涯の付き合いが伴うのです。

真冬暖かいか。真夏涼しいか。暖房費はどうか。冷房費はどうか。
ハウスダストは出ませんか。フォルムアルデヒドは大丈夫。カビは出ませんか。
住み心地のクオリティーはどうか・・・全て住んでから降りかかってくる要素なのです。

工務店も消費者も住んでからの事を最重点にしなければ真の幸せにはなれません。
家づくりにおいて誰もが住んでから気づく事なのに。
ところが見えない事を売り込むのがとても難しいのです。

私達ファースグループは徹底して住んだ後の事に技術を集約しておりますが、確かに住んでから快適、燃料費が格安、住み心地など伝えるには大きな苦労が伴います。
写真は岡山県倉敷市のファース工務店さんで林建設さんの林正志社長と奥様です。
林建設さんは、倉敷市を中心に着実に作って育てる家づくりを実践している工務店さんで、その取り組み姿勢には私達が多くの情報を戴いております。

さて、春を直前にして今日も真冬日の一日でした。明日は東京に移動しますが。

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景気とは…北斗市

2013-03-09 16:28:28 | ファース本部
景気はどうか、景気が良い、景気が悪い、どん底景気だ、などと様々な場面で「景気」と云う単語が用いられます。
しかし、「景気」と云う経済用語は存在しないとも云われ、この「景気」を英語に訳す単語は無いと言うことです。
日本語要約では、「景気」をモノの売買取引など経済活動全般を示していそうです。

「景気」の言葉は、中世に詠んだ和歌に対する批評で、「余情意識」を表現したときに用いられたそうで、景色、雰囲気などの意味合いが込められ、日本独特の言葉と言えそうです。
つまり景気とは、経済に関するマインド(心、気持ち、精神、意識など)と言えるのかも知れません。
この「余情意識」とは、いつまでも残っている意識とか、印象深いしみじみとした味わいの意識だそうです。
まさにマインドそのものかも。

景気を上向きにできるのは、やはり政治力なのでしょう。
民主党政権から自民党政権に変わる機運が見えた時点で既に株価が上がり始めました。
勿論、アベノミクスなる政策を実践するそうとう以前からです。

病は「気」からとも云いますが、不景気、景気もまさに「気」からなのでしょう。
経済活性化も社会に輝きを見せるビジョンを示すのも政治の役割なのです。
ここには、経済学者が述べる経済メカニズムなどは、一線を画した部分もありそう。

政府が政策を打ち立てると矢継ぎ早にネガティブ批判が飛び出します。
そのネガティブ学者の一端を借りて野党が政策追及すると、国民はしっかりとそれを見ているモノです。
政治は結果を出すことですから。

さて私達、建築システムの研究家は、出来た家に建主さまが住んでから結果の求められます。
結果を出すための研究開発(写真は空調関連テスト)は今日も行っておりました。

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メンテナンスと家の寿命…北斗市

2013-03-08 18:13:08 | ファース本部
春になると植物の新芽が芽吹き、勢いよく成長し季節が変わる頃に花を咲かせます。
私達、人間や動物なども成長期は目覚しい発育なのですが、しだいに成熟期に入ります。
そして衰退期からいずれは命の終焉を迎えることになるのでしょう。

しかし、私達の家づくりは、住む人がいる限り終焉を迎えさせるわけにゆきません。
私達、人間の身体は、どんなに立派なメンテナンスを施しても限界があります。
写真は百年前の東京駅を再築した駅舎です。

数百年前に築城や建立されたお城や神社仏閣で現存している建築物は、過去に再築も含む、あらゆるメンテナンスを施されています。
手を施すことによっては、半永久にその寿命を保持できます。
建築物はその面で人間の身体と大きく異なるところかも知れません。

新築住宅も歳月を重ねるごとに様々な部材が少しずつ性能に変化をもたらします。
外部に面する部材は、風雨に曝されると劣化現象が起きます。
特に紫外線による性能劣化は著しいもので木材などは、数年で変色し、年輪の柔らかい部分が紫外線に侵されてボロボロに痛む場合があります。

内部においても使用頻度においては、然るべきメンテナンスを行なう必要があります。
日本の家屋の平均寿命は30年と言われますが、新築に相当する大規模改修の必要となる期間が30年です。費用が伴うことから壊して建替えるため、平均寿命が30年になります。

家は、適切なメンテナンスを行うと永続的に寿命を保つための基本性能が求められます。
私達のファースの家は、適切メンテナンスで90年間大規模改修不要の「次世代高耐久性能住宅」認定を取得していますが、木材の含水量を増やさない工夫が為されているからです。
結露やカビを抑える技術は快適空間と省エネ、家の寿命にも大きく関わって来そうです。

さて、今日は終日、暖かい一日でしたが夕方になったら小雨がぱらついてきました。
この週末はまた寒波が来るとの予報ですが、春の温かさの方が力強い感じもします。

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家の熱容量(蓄熱量)とは…北斗市

2013-03-07 18:07:29 | ファース本部
開発当初のファースの家は、蓄熱量の大きい砕石を床下に敷設しておりました。
しかし砕石は100もの高温も、-10℃の低温も蓄熱、蓄冷してしまいます。
私達は、冷暖房に向いている熱、つまり20℃から30℃を範囲にした熱を主に溜める仕組みを見出しました。

この潜熱蓄熱材、タイトプレートは25℃の熱を中心に水の約20倍以上もの蓄冷、蓄熱をする能力を持っております。また20℃以下の低温と30℃以上の高温は極端にその蓄熱量が少なくなります。
そのメカニズムですが、1kg(1リッター)の水を凍らすには、水から80kcalの熱を奪わなければなりません。また、その氷を水に戻すには同じ80kcalの熱を与えなければなりません。
水の比熱のが1.0ですからその80倍もの比熱に相当します。

写真のタイトプレートはこの作用を利用し凝固熱と言って容器の中に閉じ込めた特殊なジェル状液体が、温度の変化で固体から液体、液体から固体に状態変更する際に、熱を溜めたり放出したりする特性を活用しております。これを数十枚以上を床下に入れています。

ファースの家の冬の蓄熱作用は、窓から取り入れた太陽熱を空気循環で床下のタイトプレートや構造体などに蓄熱して暖房貢献するように。
特に25℃を中心とした適正温度に特化した蓄冷作用をするように処方しています。

もっともタイトプレートは、蓄熱補助部材の役割です。
蓄熱量のもっとも大きいのは構造部材であると云えます。
ファースの家は、氷点下で出来た家をエアコン暖房で23℃まで上げるには数日間も掛かります。
つまり、一日くらいエアコンが止まって暖房空間は充分に保持することが出来ます。
これは熱容量のプラス面と云えそうです。

さて、夕方になって雨となった北斗市ですが、今日はもっぱら執務室でデスクワークを行っておりました。何度か外部の実験検証に出掛けるとかなり気温が春めいてきました。

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ライバルを褒める営業…函館市~北斗市

2013-03-06 17:15:52 | ファース本部
ライバルの企業や商品の弱点を責め立てる営業は、むしろ逆効果であることは明らかです。
逆にライバルの良いところを認め、褒めながら自分の売り物をアピールするには、その商品や自社対応に相当な自信と誇りを持っていなければなりません。

必然的に自分の商品の泣き所も、むしろ先に説明すべきなのではないか。
私達のファースの家も泣き所がありますが、家に気密と断熱の性能が確立すれば、それに伴って必ず多くの副作用が伴います。超高気密性能は、外部音を遮断し救急車、消防車のサイレンの音などが家の直ぐ近く来るまで聞こえません。道路の騒音なども遮断されます。

それは良いことではなく、その分の室内反響音が大きくなります。
ドアの開け閉めの音や2階で走り回る子供の震動が響く事もあります。
これは吸音素材や遮音シートなどの様々な処置を講じる事で緩和できますが、従来のものより反響音が大きくなるのはいがめない事実と言えます。

住宅においては、そのようなリスクの何倍も、住む人に利益を与えなければなりません。新しい住宅システムの良い所ばかりを唱えるオーバートークや、そのような泣き所に対する説明無不足が、住んでから建主さんの大きな反感をかう事にもなります。

自らの企業や商品の泣き所をしっかりと云えることは、その何倍も他の企業や商品よりも優れていることを、とてもソフトな営業行動と云えそうです。しかし、褒めるには表面だけではなく、中身を熟知していることが前提となりそうです。

特に家の性能に関わる技術的な知識は、詳細で正確でなければなりません。
私達、全国展開を行う技術には手薬煉をひいて待ち構えるマニアックな人も存在します。
理屈で論破することより、実績データーを示して理解して戴くことが。写真は「何故、家が腐らないか」を立証するために比重式木材含水計を用いている様子です。

さて、今日はプラス気温が続いて一気に春めいてきましたが、これから学校評議会に。

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快適な冷暖房の熱…北斗市

2013-03-05 18:59:29 | ファース本部
春が近づいてきて、陽だまりに佇んでいると実に気持ち良い時があります。
小春日善いの陽だまりの温かさは、その殆どが輻射熱だと云えそうです。
暖かい部屋で外出から戻った家族が自分に近づいてくると、寒さを感じることが。

その人が寒い空気を運んで来たのではなく、その人の身体が冷えきっていたため、その熱が自分に「輻射熱」で伝達移動して来たからなのです。
私達が一般に感じている、暖かさ、寒さは、気温と湿気の持つ潜熱によって感じます。

潜熱は別にして気温は、おおよそ伝導、対流、輻射の3つの熱が存在していると云います。
伝わり方の比率は温熱文献に、伝導が20%、対流が5%、輻射が75%だと云う資料が。
湿度の影響を受けない場合は75%の熱を輻射によって感じていることになります。

エアコンの吹き出し熱は、その殆どが対流熱と言えますが、その熱が床、壁、天井などの部材を温めてしまうと、その面から輻射熱として戻ってきます。
外壁が日射熱で熱せられるとその内側を手で触ってみると温かく感じます。
この温かさは熱伝導によるものですが、内側の壁から放散している熱が輻射熱なのです。

人の身体に一番優しくて快適さを感じるには、まさに小春日和の日溜りのような全ての熱が輻射熱で全身を包み込む事なのでしょう。これは冷房も同じで、木陰の涼しさこそ輻射熱冷房なのです。
私達は、家中の冷暖房をこの輻射熱で包み込む家づくりを行っています。

今日は研究開発室でもっぱらエアコン暖房の課題と解決方法などを精査しておりました。
さて、今日は朝から気温が上がり、会社の前のアスファルトも見え始め、ハウジング事業部のスタッフが懸命に凍った雪を剥す作業をしています。待ち遠しい春はもうすぐかもね。

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住むために必要な情緒性も…函館市~北斗市

2013-03-04 17:55:56 | ファース本部
オール電化住宅は、家中の燃焼物の全てを電気で賄うとは何とも無機質な空間に思えます。
暖炉に赤い炎が燃えている光景を見るだけで、住み手の心や気持ちが癒されるものです。
その昔、私達は、薪や石炭などを燃やして暖をとっておりました。

部屋を暖めるのではなく、囲炉裏やストーブなどの燃える炎に直接手や身体をかざして暖かさを受けていたのでしょう。身体の前面の開いた綿入りの褞袍(どてら)を着込み、火の暖かさを身体の前部で受けて、背中の寒さを綿入れで防寒していました。

囲炉裏やストーブの周りは、一家団欒で過ごせる最適な場所でもあったようです。
しかしながら、この薪や石炭を燃やすと頻繁に煙突掃除や燃えカスの掃除などが必要です。その他に薪や石炭の調達や貯蔵などにも相当の手間が掛かりました。

そこへ都市ガスやLPガス、石油機器などが登場します。
灯油の給油は、サーバーを使えば、一ヶ月以上もタンク供給を行う必要もありません。
都市ガスやLPガスは、水道のように蛇口をひねると燃料が出てきます。

燃焼機器の使用は、燃焼させるため外部からの酸素供給と燃焼ガス排出が伴います。
更に生火を使用すると火災や火傷、周辺を汚すなどのリスクも伴うことに。
特に少子高齢化が進み、子供とお年寄りだけの時間が多くなると留守にする家族は、生火を使用しない方法を思慮するようになります。

手間の掛からない安全清潔で暖かい暖房手法は、時代の流れで必然的に定着しました。
この合理性に情緒性を醸し出すことも重要とのニーズが多くなりました。
とても大切なことであり、今私達は単に合理性だけでなく心の豊かさを育む家づくりを実践しております。

今日は写真のような晴天でしたが月一の全体ミーティングでこれから夜の部へ…


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家は出来てからが真の家づくりが…北斗市

2013-03-02 13:28:06 | ファース本部
多額の資金を投入し家の建築やリフォームを行い、その建主さんのどれだけの人が本当に幸福感を実感出来ているのでしょうか。
家は、住んでからストレスを感じないような、健康快適性、省エネ経済性、耐震耐久性、更に住宅高寿命性などの基本的な家の性能(ハード)が確立している事が原則となります。

更には、家の建築やリフォームに関わった人々と建主さんとの人間的な友好関係(ソフト)保持が長期間に渡り、しっかりと伴っていなければなりません。
このハードとソフトは密接にリンクしています。「ハード無くしてソフト語るなかれ」が。

詐欺行為として告発された会社のホームページを見てみますと、多くが誠実、信頼、安心、快適、経済的などの言葉が並んでいます。
このように中身の無い言葉だけなら誰でも言えるのであって、中身があればこのような事件は起きません。

私達、建築業者は「誠実」と言う言葉をよく用います。
「誠実」とは言った事を成し遂げる事を意味しています。この「誠実」の本当の意味と程遠い、金儲けだけに迷走し挙げ句には自分自身が不幸になる人は、「ハードの無いソフト」を虚しく列挙しています。

先進国で最も短い30年寿命の家、冬寒い家、夏暑い家、光熱費の多い不経済な家、地震や台風などの自然災害に弱い家、カビの生える家などと必要な性能を持ち得なかった家が。
省みれば私自身もちゃんとした技術を持っていない時代は、同じように中身の薄いソフトを語っていた時期があったような気がします。

中身の無い自分に気付いていなかったのです。
家の性能の中身を知ってくると安易なソフトを語れなくなるものです。
真価を極める家づくりの真実は多くが現場に潜在しています。

写真は真のハード確立のために断熱材の加温ストレス実験のデータです。
外気温1.4℃、断熱材ごとの2m立方体ボックス内の気温が表示されています。
同じ断熱材厚さなので内部気温が高ければ断熱材性能が高いことが一目瞭然。
どれが何処の断熱材かは結果が解ったら公開致します。

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栄枯盛衰…北斗市

2013-03-01 18:02:35 | ファース本部
栄枯盛衰(えいこせいすい)とは、繁栄がいつまでも続くことはなく、いずれは衰える。
或いは栄えれば滅びる。栄枯盛衰は世の習いであり、繁栄と衰退を常に繰り返すものなり。
そして、世の中の儚さをも意味しているようです。

私達の企業経営も同様で、羽振りの良かった企業がいつの間にか倒産していたことも。
衰退し始める企業は、初期に現れる特徴が、経営者も社員も高慢になり始める場合が。
盛業を続けるのは当然の権利であるかのような錯覚で、基礎的要因を見失うのかもね。
盛業時期は、時代が自分たちを過大評価していないかどうかを自問自答する必要がある。

傲慢になると安易に事業拡大を行い、本業と異なる分野にも手を出してしまうのである。
この時期には、適切な人材を配置できず、この事態で既に衰退が始まっている。
それでも外面的には未だに強い企業として扱われるから、「一時的」「景気循環によるもの」などの説明が通じます。そして良いデータを強調し、曖昧なデータは良く解釈するようになるのでは。

私の創った会社は、「大いに栄えた」と云う時期が無かったため、どんな場面になっても「栄枯盛衰」と云う言葉は当て嵌まらないのであろう。しかし、全国に200社もの仲間の工務店経営をサポートする責務を負っており、当社だけの問題に留まらないのです。

写真は会社の裏の駐車場の雪の山ですが、これでもかなり小さくなりました。
春の来ない冬はない。朝の来ない夜はない。晴れない雨はない。辛いことばかりは続かない。そして盛業ばかりも続かないと言うことなのでしょう。

今日は上磯中学校を訪問して学校の様子を伺ってきましたが全校生徒700名です。
絶えず善いことも気になることも。いずれも必ず何らかの形で解決されてゆくものです。
当方のようなFC経営者は、困ったことを解決するのが重要な仕事なのでしょう。

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