豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

見える結露と見えない結露…北斗市~函館市~函館空港~羽田空港~東京都内

2013-03-22 18:17:20 | ファース本部
窓がビショビショになる結露は、何とも鬱陶しいものである。
快適な暖房空間と云われる気温は20℃湿度50%です。
この時の露点温度(結露が始まる温度)は、9℃。
つまり9℃以下の部分には結露が始まっていることに。

この同じ気温で洗濯物などを室内に干すと湿度は一気に80%くらいまでに上昇します。
湿度80%の時の露点温度は16℃ですから僅か室温より4℃低い部分に結露が発生を。
この窓ガラスや窓枠の結露を見える結露と言え、拭き取ることで大事にはなりません。

しかしながら見えない部分、例えば壁の中やモノ入れ、押入れの中などが露点温度になっていると極めて厄介な事象となります。
押入れの中は、湿った布団を入れておくと押入れ内の湿度が高くなり、外部に面する壁が露点温度なって結露を生じさせます。

グラスウールなど挿入した壁の中も例外ではありません。
外部に面する断熱材の入った壁内に湿力が掛かります。
つまり湿気は内部から外部に出ようとする力が働き、露点温度になった外皮に結露を生じさせることもあり、この見えない部分の結露を防ぐには極めて難しい技量が伴います。
見える結露は対応出来ますが、見えない結露がとても厄介なのです。

今日は、神奈川県から来社した「見える化装置」、開発会社の方々と意見交換が出来ました。
写真は弊社の実験ブースを視察して撮ったのですが、私の隣が株式会社日本トリガの開発リーダー、花家次孝さん、株式会社クロスエリアシステム、社長の内藤茂好さんです。

お二人は、消費電力の見える化装置や工事現場の見える化装置などを開発しており、ファース本部としても幾つかの共同開発する案件があります。
さて、今日は研究開発室の業務や家庭裁判所業務を終えて函館空港にやってきました。
これから東京に移動し、部品メーカーのエンジニアの方と意見交換を行います。

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