豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

基準や規制はエネルギー政策の喚起を促す政策…北斗市

2016-08-02 17:27:14 | ファース本部

断熱性能の良い家に住むと病気に罹り難いと言うエビデンスが多く公表されています。
寒い家に住む高齢者の脳疾患や心疾患確率は、寒い家に顕著に表れます。
北海道は、連日の氷点下にも関わらず疾患率が低いのは断熱住宅だからです。

温かい家に住む人は、糖尿病、関節炎、喘息、気管支炎になる確率も低いそうです。
家全体が温かくする事で、住む人の動きが活発になるからなのでしょう。
私達は、冬にひたすら暖かく冬は、涼しい住まい空間をつくろうと研究開発を行っています。

たまたま政府のエネルギー政策とも合致してモノづくり補助金や省エネ関連特典が受けられるようになりました。2020年からは省エネ基準が義務化になります。
30年前から我々が行ってきた断熱住宅が標準化されようとしております。

私が三十数年前、北海道で元請工務店を始めて間もなく昭和55年省エネ基準が施行されました。
グラスウールを申し訳ていどに放り込んで置くようなレベルです。
私達は、寒い家を暖かくするために様々な情報を集め、自分がつくる家に断熱手法を施しました。

基準や規制はあくまでもエネルギー政策を遂行するために施工者や施主を喚起させる政策であり、税金を投入する補助金制度もその一環です。
2020義務化だから、また補助金目当てのZEHもまた、必ずしも施主本意ではありません。

家づくりは、あくまでも住む人の幸せを包む空間でなければなりません。
住み心地が良く、光熱費が安価な家に住むと省エネ効果よりも、病気になり難いためにカウントされる医療費軽減の方が圧倒的な経済効果となります。
私達のファース工法は、パッシブ思考とアクティブ機能を相合わせた住宅システムです。

写真は今日の北斗市にある体験用モデルハウスのファースの家コントロールユニットですが、外気温31℃、室温24℃、天井裏エアコンのある部位22℃、その冷気を引き込んだ床下22℃、この時の電力消費量は400wでした。
月平均は、エアコンだけで300w~600wで推移し、冷房費用は、全館輻射熱の8,000円で賄えます。
真冬もほぼ同額となります。

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