
色々な樹脂断熱素材の特性…北斗市・本社
一般住宅の断熱仕様は、グラスウール断熱材を使用することで基軸が制定されています。グラスウール断熱材は、充填法で断熱性能が大きく異なります。
グラスウール断熱材こそ、デリケートなど断熱材であり、優しく丁寧に扱う必要があります。
グラスウールは、壁内空気を乾燥したまま静止させると云う前提で断熱性能が成立します。
グラスウールは、布団とおなじ綿なのですから湿った布団が温かいはずなどありません。
私も当初は、「乾燥した空気を静止させる」と云う概念に沿って施工をしました。
お施主様には、お金を戴いて家づくりを行い、住んで貰って満足して頂くことが必須です。
色々な工夫を行いないながら、その概念に拘って施工を行いましたが、2年3年4年目を過ぎると、どうしても乾燥状態を保持できない部位が出てきます。
つまりグラスウール断熱材に見切りを付ける時期だったのです。
しかし、グラスウール断熱材に代わる樹脂断熱材も厄介な問題が山積していました。
発泡スチロールの樹脂断熱材は、ポリスチレンを発泡剤で膨らませ硬化させたモノです。
梱包材や魚屋さんの保冷Box等に使用されております。
気泡の中には炭酸ガス(CO2)が封入され、グラスウールより断熱性能は高いとされます。
軽量で加工性が容易ですが70度以上の温度で断熱性能の劣化が生じてしまいます。
屋根材は、太陽の直達日射熱で90度以上にもなるため、断熱材を直接に触れさせないための施工工夫が必要となり、それもまた多大な手間が掛かります。
試行錯誤のうえ行き着いたのはウレタンスプレー発泡断熱材でした。
そのウレタンもまた多くの課題があり、その過程はまた後日記述を。
画像は、ファース本部本社敷地内で実施している様々な断熱材の性能試験boxです。
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