外断熱とは、構造部分の外側に断熱材を取り付ける工法のことを云います。
板状の断熱ボードは、形状からして構造部材の上から取り付けることができます。
グラスウールなどは、典型的な内断熱方法となり、軸組みの内部に収まります。
構造用合板に樹脂を充填した断熱パネルは、構造柱の内側に設置するため内断熱です。
内断熱の利点は軸組内で収まってしまうため、施工がし易いのが一番かと思われます。
課題は、行動躯体部分に断熱層の断点(線)が出来る事でしょう。
外断熱の利点は、構造躯体を外側から包み込むため、断熱層を途切れなく断熱することです。
そうは云え、壁と床の取り合い部分、壁と屋根、天井部分との取り合い部分に断点をつくらない事は、施工上とても難しいことです。
写真は、ファースボードと云われるファース工法の外断熱用断熱板です。
外側に熱を遮熱するシート、内側に樹脂スプレー発泡の接着を強度にするためのシートを張ったファース専用断熱ボードです。このファースボードを躯体の外から張り、内側からエアクララをスプレー発泡施工することで、床や天井屋根の取り合い部分も完全な気密層を構築できます。
この断熱ボードに樹脂スプレー発泡断熱工法は、ファース本部の特許工法になっています。
発泡気泡率96%(発泡倍率を上げると気泡率が下がり、湿気を通す)に処方しており、密着強度高め、地震でも壊れませんが、この4%が木材の呼吸を促しております。
写真のファースボードの内側からスプレー発泡する部分が内断熱となりファース工法は、内外兼用断熱工法とも云えそうです。
今日は函館市内でファース工法の構造見学会を行っておりました。
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