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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

湿気も大きな熱のうち…北斗市

2015-06-09 18:47:35 | ファース本部
関東も梅雨入りして鬱陶しい季節となったようです。
ところが北海道はこの時期でも15℃程度と肌寒く、ときおり暖房したりしています。
暖かい家づくりを目指しての高気密、高断熱の住宅は、寒冷地対応の先進国である主に北欧からグラスウール断熱材などの仕方を学んだとされています。

高気密高断熱の家に換気扇が必須なのですが、断熱先進国の北欧の家の殆どは、気温だけを熱回収する「顕熱」式熱交換換気扇が使用されています。
北欧には、高温多湿な夏期間が少なく、低温で湿度の一定した気候だからと思われます。

高温多湿な日本では、乾燥した寒い冬と、高温でたっぷりと湿気の含んだ夏があります。寒い冬には、室内の生活で発生した湿気を回収して乾燥を防ぐことが必要です。
蒸し暑い夏には、膨大な量の外気の湿気を家に入れない事で冷房省エネを図ります。
そのため湿気も同時に回収(冬は室内の湿度を回収し、夏は屋外の湿気をフィードバックさせる)する「全熱」交換式換気扇が効果的です。

夏場の快適な冷房空間は、気温26℃、湿度50%が快適な温湿度なのでしょう。
私達はこの時、気温26℃だけを意識しますが、50%の湿度の保有する潜熱量は約27℃もの気温に相当します。この時の双方足した全熱量は、合計約53℃と言うことになります。
勿論、この27℃は潜っているので熱いとの触覚がありません。

その湿気が冷房エアコンの室内機フィンに接触した時点で凝縮熱として具現化します。
つまり26℃をキープするためエアコンは、プラス27℃分の冷房稼働を強いられるのです。
この潜熱が冷房負荷の大きく影響する事を我国の住宅業界はあまり注目されませんでした。

完璧な気密住宅をつくる技術が遅れていた事が要因のようです。
冷房だけでなく暖房においても潜熱回収は、暖房空間の乾き過ぎを抑えます。
エアコン(写真)と家の断熱・気密性能とは大きな関わりを持っているのです。
私達は、この潜熱をコントロール出来る家づくりを行っています。

さて、今日は、終日にわたり肌寒い雨模様でしたが、家庭裁判所の調査業務を明日の調停研修会の際に行うことにして執筆作業に終始しました。明日から家庭裁判所の仕事です。

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