豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

森林の偉大なる可能性を…函館市~北斗市

2012-07-16 17:16:35 | ファース本部
この度の九州洪水の土砂崩れでは、戦後に植林された杉山林の存在が指摘されています。
杉の木は成長が早く、人の一代で植林から木材加工まで出来る唯一の樹木のようです。
杉の苗は、歩留まりを考え作付けの間隔を詰めて植え、間伐を行うことが前提なのです。

ところが高度成長期に木材の輸入促進政策で安価な輸入材が次々と国内に流通しました。国内の山林から木を切り出し、製材して木材店から工務店に販売すると外国で製材し、ロット輸入された木材より高くなるため山林経営が出来なくなりました。
したがって山林は荒れ放題となり杉の木は大地に根付かない状況となります。

山林が良い環境で保持されると、空気汚染を洗浄し、炭酸ガスを吸って酸素を供給する地球の肺臓的な役割を果たします。更に雨水を大地に吸収保水し、水をも浄化して里へ供給。
森林によって浄化された水で農作物が育成され海に注いだ綺麗な水は、魚の好きなプランクトンを育み、健全な海を形成することになります。

このように豊かな森林は、農業、漁業を支え、洪水や干ばつを抑える効果があります。
国は、国策として全力を挙げて森林から作り上げる国家形成だと思われます。
この一次産業の活性化にこそ、内需拡大や少子化対策の可能性を大いに秘めています。

写真は製材を待つ杉の木ですが、このような丸太は完全管理された環境で育った樹木です。
このような丸太に育つ山林を持つエリアには、土砂崩れは発生しないもの。
山に樹木が茂ると河川が綺麗になり川魚が遡上し、里の田畑が潤って、海に魚が戻ります。

この田舎の山川海からの産物を田舎で二次加工すると、この田舎に産業が生まれ、田舎に人が戻り、田舎で子育てが出来て、田舎こそ楽園になる可能性が高いのです。
田畑を豊かにし、海を豊かにし、人が豊かになるために林産業は国づくりの根源では。
さて、今日は終日18℃と肌寒く、本州の猛暑日が嘘のような道南でした。
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