豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

手間を掛けた分だけ掛けられる…函館空港~北斗市

2009-07-20 12:03:16 | ファース本部
会社の前に広がる田んぼには、いつの間にか水田に植えられた苗が稲となり、水田の水面が見えなくなりました。その稲が風に吹かれて小波のようにうねっています。そのうちに稲穂が芽吹き、秋風が吹く頃には、黄金色の籾粒が実るのでしょう。

「親は無くとも子は育つ」と言うことわざがありますが、子を育てるのは必ずしも親に限らないと言う事なのでしょうか。親(育てる人)が無ければ子は育ちません。それも乳児や幼児期には、並大抵の労力と気遣い、気苦労が伴います。

会社の前の稲にしても、畑にビニールハウスを建てて籾を撒いて薄く土を掛け、苗を育てます。田圃を耕して水を引き、ドロドロに掻き混ぜてから平らに均し、水を抜いて苗を植えます。その田圃の水加減が微妙です。雑草を取り、イモチ病対策などと手間を掛けます。

籾を土に植えると稲になるかも知れませんが稲穂になる確率は低くなります。
人の子供でも産み落としさえすると、誰かが育てくれて身体は大きくなるでしょう。しかし、人間社会で立派に生き抜く人生を送れる確率はかなり少なくなりそうです。

時間経緯とともに稲は稲穂となり、秋には刈り取られて来年の準備にはいるのでしょう。子供が成長するごとに大人は年齢を重ねて体力に限界が見え始めます。
人間社会も永劫だとすると稲穂と同じように、人間循環の形態を意識しなければならないのでしょうか。

今日は、出産のために4歳の子供と一緒に帰省していた娘一家が、一人増えた赤ん坊と一緒に東京へ帰って行き、函館空港に送ってきました。生まれて一ヶ月、彼らこそが我々の後の時代を担って行くのでしょう。人に磨かれ社会に輝きの光を放つ人生になる事を念ずるばかりです。

私達夫妻も、4歳の子供を抱えた家族を形成するのはまさに30年ぶりでしょうか。
子供の成長を間近に接し、観察力、洞察力など我々より優れた能力を発揮する4歳の孫から多くの事を教えられました。子供は手間を掛けた分だけ掛けられます。
粗末にした分だけ、粗末にされる事になるのでしょう。

これは子育てだけでなく、我々の家づくりにおいても同じなのです。
建主さん、協力業者さん、など関る人々へ配慮した分だけ配慮されます。
だから人生って、家づくりって、面白い…
写真は今朝の函館空港です。昨日までの悪天候から抜けるような晴天となりました。
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