豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

一期一会…兵庫~新大阪~関西空港~函館空港~北斗市

2009-07-10 17:53:31 | ファース本部
空港ロビーには、毎日のように多くの方々の出会いと別れがあります。
私のようようにいつも飛行機を利用するものにとっては、出発も帰着もサラリーマンが、山手線に乗って出勤するような気持ちであり、出会いとか別れなどを意識しません。

しかし、人の別れなどはとても儚いものであり、いつものように元気に出かけた家族や仲間が、事故に遭って帰らぬ人となってしまう場合もあるのでしょう。
出会いには必ず別れが伴います。人生を終える死別まで入れれば別れの無い出会いはありません。然るに、今現在の、このひとときの経過を貴重なものと感じながら過ごして行かなければならないのでしょう。

昨日は、兵庫県青垣町の芦田木材株式会社さんを訪問しました。
写真は、社長の芦田博人さんが大切にしている「一期一会」の掛け軸の前で、奥様の芦田貴代美さんと一緒に撮りました。芦田木材さんは、先代から木材部門と建築部門を引き継ぎ、地場産材の「丹波木材」を自らが製材し、その木材をふんだんに使用した家づくりを行っています。

芦田社長は、人との出会いと木素材と言う神秘的な出会いも大切にしていると言います。「一期一会」とは、今この瞬間は二度と還らない過去、だからこそこの出会いに感謝し、礼節と真心を尽すと言う意味があります。また「一期一会」は、一回きりと言う意味もありますが、言わば一期百会の入り口だとも解釈出来ます。

家づくりを行う工務店経営者は、特に人との出会いが貴重です。
建主さんが、一生一代の家づくりを託すに相応しい工務店なのかの判断は、その工務店経営者の人柄、姿勢、人格などが問われます。
芦田さんは、奥様の貴代美さんと力を合わせ、地域に愛される工務店経営を掲げ、ご夫婦で、人、物、郷土、自然を大切にしている様子がよく解ります。

現在の木材価格は、外材と地場産材がほとんど変わらないと言います。
外材は、外国の山林で伐採し、搬送、製材、船舶運送、荷揚げと陸送を行って我々の現場に搬入されます。この間に使用する燃料消費に伴うco2は膨大なのです。
地場産材を使用する事で山林が蘇り地域振興とco2削減にも貢献します。
芦田さんからエコの根源を学んだような気がした訪問でした。

蒸し暑い関西からスカッと晴れ上がった北斗市に戻って来ました。執務室の窓からは、函館山に夕日が跳ね返って濃い緑から紫色に変色する光景が綺麗です。

今回の東京講演と関西出張でも多くの方々との出会いがありました。
「一期一会」…出会った方々の幸せを念じます。
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