豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

未来も大丈夫だ日本の若者達…兵庫~大阪~関西空港~函館空港~北斗市

2009-07-30 18:21:29 | ファース本部
朝の山手線や大阪環状線はいつも満員になります。今日の朝は、福知山線から大阪環状線に乗り換えたところかなりの混み具合でした。電車の入り口の付近の席に数人の高校生が座っており、大阪から二つ目の駅で、腰の曲がった80歳代と思われるお婆ちゃんが乗ってきました。

楽しそうに話し込んでいた男子高校生の一人がすっと立ち上がり、そのお婆ちゃんに席を譲ったのです。とても嬉しそうなお婆ちゃんの顔が印象的です。しかもその席を譲った高校生は、鮮やかなくらに自然で爽やかなのです。

高校生が高齢者にさりげなく席を譲る姿を見た時、私達の心をとても暖かくしてくれます。彼には、褒められたいと思っての行動などで無い事は、その光景を見ていれば解ります。立ち上がっても普通に座っている友達と楽しそうな会話が続いていました。

私は直ぐ前に立っていたのですが彼らは、席を譲った話題を切り出す事もありません。あの席に居た彼らのみんなが、きっと優しい心を持っているからだろうと思われます。若者の心が荒廃してきているとの指摘もありますが、日本の未来にはまだまだ明るさがみえるような気がした光景でした。

戦後の混乱時期と比較すれば、現在はとても恵まれた環境であり、物資の豊富さに合わせ、人を思いやる心の環境も整備すべきです。自己満足でない真に優しい心、澄んだ水のように、清みきった空のように、純真な心で困った人の助けになりたいと思う若者も実際にいるのです。

中には、お金や権力を誇示する「さもしい」気持ちを持つ人もおりますが、終戦の混乱期から60年も経過しているのにもです。現在は、様々な環境に恵まれて、心の奥底から人に喜んで貰いたいと思って戴ける心の余裕が持てる時代となっているはずです。

今朝の大阪環状線での高校生は、満員の電車に腰の曲がった高齢者が乗っていたら体力充分の自分達が席を譲ると言う、極めて自然な行動だったのでしょう。

今日は気温32℃、湿度80%の関西から23℃、50%の北斗市に帰りました。
写真は先ほど会社の前から撮った函館山ですが、涼風の中に気持ち良さそうに佇んで見えます。すっきり爽やかな光景は、今朝の大阪環状線で見た高校生の姿とラップします。
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