豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

足腰の強い工務店経営を…北斗市

2009-07-22 22:30:43 | ファース本部
優良と言われていた企業が突如、破綻するようなケースも少なくありません。
私達の知っていた企業で、経営基盤も、顧客層も確立され、誰もが良好だと思っていた企業が突然、倒産するという事が実際にありました。

企業が破綻する前は、通常の企業調査に現われない何らかの兆候があるものだと言います。企業内役員どうしの確執や、社員間の内紛などはその予兆と言えるかも知れません。財務内容の悪い企業は、バランスートを良好に見せるような細工を施す場合もあると言います。必ずしも違法な粉飾決済書でなくとも、見解相違との理屈で、そのようなバランスシートを作り上げる事が出来ると言います。

私達の仲間である加盟工務店の殆どは、地域密着の中小零細の工務店です。
この中には3年どころか6年も赤字続きの工務店も珍しくありません。
現場で働く経営者自身の稼ぎを管理費や原価にしたりするとバランスシートの実態が判らなくなります。それを経営と言えるかどうかはともかく、このような工務店は潰れないのです。そもそも、そのような工務店経営者は、経営と言う事をあまり意識もしておりません。したがってバランスシートも意識しないのでしょう。

実は、我国の家づくりを支えているのが、このような小さな地域の工務店であるのも実状なのです。誰にも迷惑をかけないで建主さんに最も良い住まいを提供しよう奮闘する工務店経営者は、相応の建主さんが居て、そして心ある協力業者さんがサポートしています。そのような工務店に、数値だけが躍ったバランスートなどは必要ないのかも知れません。

地域に根ざし、足腰の強い工務店経営を行うには、つくる家そのものが、建主さんが住んだ後に感謝されるような性能が確立しており、痒いところに手の届くアフターメンテナンスが行き届いている事なのでしょう。

工務店経営者は多くの協力業者さんを指揮する組織運営を行っており、経営感覚が必要です。写真は、愛媛県に本店を持つ社会保険労務士で企業経営アドバイザーの清水 肇さんです。この半年間、足腰の強い企業構築のための勉強で今日は最終日となり、企業経営に関る法令と対応策、社員のヤル気を向上させるノウハウを学びました。

今の北斗市は、外気温14℃、冷たい雨が降っています。明日は栃木県に移動を…
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