連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

薬師寺東塔平成の大修理

2019-02-15 08:27:02 | 日記・エッセイ・コラム

奈良薬師寺は、680年天武天皇の発願により藤原京に創建され、710年平城京遷都に伴い現在地に、現在まで続いている寺院。幾多の災害を免れて現存しているのは東塔のみで、平成21年から大修理が行われて,2020年4月22日から26日には落慶法要が営まれる。

大修理に際しての諸費用は、宗教施設ゆえに、寺院が調達という。国家予算からの支出ではないのです。薬師寺の資金調達は、仏様への勧進写経によるので、私も、舎利礼文10巻を奉納しました。

平成31年2月13日の、仏舎利を、東塔心柱頭頂お戻しする法要に参列させていただきました。

薬師寺には、明和4年(1767)に基辧(きべん)によって書かれた「法相宗伝来肉舎利縁起」が伝わる。それによると、玄奘三蔵はインドから赤い舎利を持ち帰り、今般発見された舎利容器の中に赤い舎利が見え、伝来通りでした。

今回、舎利容器が新たにつくられ、平成の文化を伝えることも含めた、5重の舎利容器に包まれた、お舎利様は、最上層の屋根につくられた回廊道をお坊様により捧げ持たれ進み、頂で待つ加藤朝胤執事長に手渡し、心柱頭頂くくりぬかれた部屋に、参加者一同による舎利礼文を唱える中、納められ、そして、心柱により覆われました。https://www.youtube.com/watch?v=hjgMChm1eO4

東塔に上る前には、薬師寺のお坊様が、経文を唱えられる中を進み、最前列には、お舎利様を捧げ持つ加藤朝胤執事長さまにより、お舎利様で、頭を叩いていただき、塔内に入り、7階を目指して上り、法要。高揚は並々ならぬもの。長い歴史の一員として参加させていただけたことにただ感謝あるのみです。

数百年後の修理で、また次に伝わること可能な平和な時代が続きますように。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 常識の乖離を発見する期末試... | トップ | 高齢者の未来のミライは? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事