連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

死にめに会えない。

2020-10-18 11:52:46 | 日記・エッセイ・コラム

終生、愛するものたちと一緒にいたい。

のに、息を引き取る傍らにいること、かなわなかったとき

死の悲しみに加え、一層の悲嘆が加わる。

今年は、コロナ禍で、大雨、天災で。

両親、恩師の最後の床で、死を宣告するために傍らにたたずんでいた。

初めて、拾ってきた猫で、誰にもなついた人気者のだったが、

私には、じゃれあい、かくれんぼをしたり、

空いている場所があるのを知っていながら、

お家に入れないと鳴いたり、

誰よりも一番となついていた。

持病の慢性感染症が徐々に悪化し、

元気がなくなり、回復を願って入院させた。

で、死に目に会えなかった。

仕事で、朝の、出かけられず、

電話で死んだことを知った。

最後を共にいられなかった。

亡骸は、胸に抱いたが、

十数年経っても、癒されない思いが続いている。

 

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