連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

暇が出来たらなにをしたいか?

2016-11-29 17:01:07 | 日記・エッセイ・コラム
60歳も半ばを過ぎ、
年金受給年齢となり、
定年退職を迎えた同僚も増え、
ハタと、自らの時間の過ごし方をどうしたいかと問いかけてみた。
今は亡き恩師宇塚善郎先生の下で、
研究、診療生活を始め、
休日も、患者の状態を必ず確認するために、病院で時間を過ごされるのに習い、
日中、夜間を問わず、状態変化時の呼び出しに対応するのは当然の生活を40年も続けてきた身としては、
熱望してやりたいものは、思いつかなかった。
心ならずもの病院閉鎖、恩師の逝去で、
ぽっかりと仕事が減ってしまった。暇が出来た、というか出来てしまった。

やりたい、成し遂げたい最優先事項は、いままで、最先端を走ってきたという自負の在る仕事を世に発表することだった。
患者の期待を30年間感じて計測した、位相差トラッキング法という、新しい心機能計測は、
ことしの7月に発刊され、
いつもいつも、心の中を占めていたもやもやのなにがしかは解消。

次は、新薬開発から取り残されている急性骨髄性白血病の治療。
高額な新薬であれば、我々の治療成績を凌駕してもらいたいという気持ちを乗せて、
11月までには、投稿できるところまでこぎつけた。

次は、多発性骨髄腫の治療成績。
数年前までは、治療法がないと見放されていた感がある多発性骨髄腫であったが、
最近は、新しい作用機序の新薬が続々と上梓されているが、
生の成績は、われわれが長年施行してきた化学療法をっ凌駕するほどには至っていない。
コストに見合った成績を目指してほしいという期待を込めて投稿していきたいと準備を開始した。
投稿しても、”古臭い!”と言下に切り捨て去られそうだが。

受理された後を考えると、本態性血小板血症の診断に関する投稿を目指し、
”U細胞”などとなずけて盛り上がったときもあり、
文献検索の旅のテーマはあるが、
人生の終焉を目指して生理に向かっている姿勢で、
メインテーマが尽きたとき、
気晴らしの雑事をあれこれやっている気持ちは?

加齢に伴う代謝の低下で、アポトーシス、肉体の消滅を実感する肉体変化を見つめながら(見つめられる脳が存在していることを熱望)時の過ぎ去るに任せられるだけ、仕事をやりきれていればいいな!

コメント
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