連・断・続の部屋  

捨てる過去など何もなく、日々の社会との繫がり、自己の活性化、整理のためにつぶやく。

多発性骨髄腫ハンドブック

2008-02-21 13:10:24 | 健康・病気

多発性骨髄腫ハンドブック 生きのびるために 編著 ライフボート 監修 畑 裕之(熊本大学血液内科所属)

という本の中で、東北大学第3内科時代から仙台血液疾患センターのプロトコールMCMPに対する根拠のない誹謗中傷があることに最近気づかせてもらった(手元にある2005年版はP174 、2007年版はp170に掲載)。

①『非常に大量の薬を休みなく使う』、②『副作用が激しくて患者さんの体がもたないために不可能』、③『可能であるとすれば、副作用をコントロールできる特別な技術や体制があるはずです』、『医学界の多数派、この治療には批判的な見方をしています。』

記載した事実はどこで確認したのか?

この本の発行者の大久保幾久美氏は、山口大学大学院教授河野道生氏、熊本大学血液内科講師畑裕之氏による記載という。

①非常に大量と判断する根拠の治療法、量は何であるのか?

 休みなく使うとは治療間隔の標準の根拠は?

②副作用が強くて患者の体が持たず不可能とは、

見ずして語る。これって虚言(うそ)をついていると、標準的表現では言えますね。

③特別な技術や体制とは、

内科医の技術は知識と経験と実行力。医者自身(外科医は手術の上手下手)の、患者を観察する注意深さと変化に対応する迅速な判断。すなわち患者により添い、診療に多くの時間を費やしているということでしょうか。

仙台血液疾患センターは、開院以来、薬剤師、検査技師、看護師が院長宇塚の指揮の下で一体となって迅速に診断し、可能な限り治療を決定し、開始できる体制にある(最近チーム医療の重要性を声高く叫んでいるのは実践されていなかったからだろう。我々のもとでは、当然なのに!)

東北大学第3内科、仙台血液疾患センターは、”患者を治してあげたい”⇒”そのためにはその患者に何が出来るか”と毎日の観察の中で思考し、実践する努力をし続けている。

患者の病状は個性にあふれている。その違いの確認は、遺伝子検査がなくたって、毎日の血液検査で判断でき、対応できる。はやり言葉でいえばテーラーメイド医療の実践を、常に行っているから、重篤な副作用は少なく、好成績を挙げ続けられるのだ。

功名心にあふれた医師に出来ないのは、患者を観察し、実行する時間を惜しがっているからだ。河野、畑両氏はどのくらいの時間を学会参などについやしているのか?

自分になぞらえた判断を、医学会の多数派にすり替えて正当化しよとしている。多数派と言い切る調査を何か行ったのか?行ったとすれば、当方を除外したはなはだ不公平な調査法を行ったのだろう。

宇塚善郎は、抗がん剤が出始めたころから、薬物代謝、幹細胞への影響など基礎的な実験の上で治療法を確立してきた。齋藤淑子も30年に及び、幹細胞に対する薬剤の影響の実験を行い、抗ガン剤治療治療による、正常造血幹細胞障害、を検討してきた上でのプロトコールの実践だ。”悪性腫瘍の治療法の確立”が研究の主体である。

山口大学大学院教授河野氏は、生体シグナル解析医学

熊本大学血液内科の畑氏は、血液内科   の両氏を東北大学第3内科、仙台血液疾患センターで実施しているMCMP療法を切り捨てる断言発現の根拠となる、悪性腫瘍の化学療法へ費やしてきた時間、内容の密度を問いたい。

コメント (2)
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