迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

花盗人にあらず

2006年04月18日 | 社会
「日本料理に添えようと…」調理師、桜盗み聴取
京都市の鴨川河川敷などでサクラの枝を切断し持ち去ったとして、京都府警五条署は17日までに、窃盗の疑いで、ともに日本料理店で働く調理師で、同府宇治市の男(27)と京都市の男(31)を取り調べた。2人は「料理に添えるために盗んだ」と話しているという。
調べでは、宇治市の調理師は15日午前10時半ごろ、京都市東山区の鴨川河川敷で、ソメイヨシノの枝6本(長さ3-26センチ)などを枝切りはさみで切断し、盗んだ疑い。京都市の調理師は16日午後4時20分ごろ、同区の公園で八重桜の枝(長さ約10センチ)13本を盗んだ疑い。
ともに巡回中の署員が見つけた。同署は、軽微な事件に限り刑事手続きを終了する微罪処分とし、書類送検はしない方針。(04/17 14:10)
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かつては花盗人なら大目に見てやろうという世間の認識もありました。
しかし、最近の花盗人はたちが悪いです。
大事に育てた鉢植えをそっくりと持ち去ったり、咲いていた花を1本も残らずに持っていくなど、モラルのかけらもありません。

さて、桜の枝を持ち去る行為についてですが、自宅の花瓶に飾りたいからという理由であれば、大目に見てあげようとは思います。
しかし、彼らは「料理に添えるために盗んだ」と話していると言います。つまり、食材を盗んだということです。
今の季節なら、散歩の途中で食べごろの筍やタラの芽を見かけることがあります。
誰も管理していないような山にあるものなら、それを取って食べることまでは否定しませんが、河川敷の桜を枝ごと切るのを認めるわけにはいきません。
そんな非常識な人を見たことがないというのはすばらしいことだな。