スナック代金は区議の調査費にあらず

スナック代金は区議の調査費にあらず…区に請求命令
東京都品川区の区議会会派「自民党品川区議団」（現在は２会派に分裂）が、同区から交付された政務調査費を、スナックなどでの飲食に使っていたとして、「品川区民オンブズマンの会」のメンバー４人が区を相手取り、区議団に飲食代約７７０万円を返還させるよう求めた住民訴訟の判決が１４日、東京地裁であった。
大門匡（たすく）裁判長は、「区政に関する調査研究に必要とは認められない」として、全額の請求を命じた。
判決によると、同区議団は２００１、０２年度の政務調査費のうち、計約８００万円を「研究費」「会議費」の名目で３５１回にわたり、飲食代に支出。同区議団は０４年、このうちキャバレーなどでの支出計約３０万円を返還したが、判決は、残りも目的外支出にあたると認定。スナックやパブのほか回転ずしやラーメン店での飲食も、「社会通念上、適切でないのは明らか」と指摘した。
同区議団の松沢利行幹事長の話「会派で話し合って対応を決めたい」（2006年4月14日21時12分 読売新聞）
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議員さんの調査費というものがいい加減に使われているということは日本テレビの日曜昼の報道番組で何度も取り上げられていて、疑問に思っていた。
『スナックやパブのほか回転ずしやラーメン店での飲食も、「社会通念上、適切でないのは明らか」』と指摘した裁判官の感覚は正しい。
今回指摘したのは区民オンブズマンだ。
手弁当で行政の無駄遣いをチェックしている。
行政は調査費が違法に使われていると指摘されても、それを変えようとはしてこなかった。
この判決を契機に、調査費が適正に使われるようになって欲しいものです。