たつみ法要

　昨日は親戚の「たつみ」だった。たつみとは十二支の中の「辰」の日と「巳」の日にする法事で、新仏様の「お正月」である。
　だいたいは辰の日に法事をして、巳の日にお正月の代わりをするのだ。昔は泊りがけで二日が仮の法事をしたり、前日法事をして翌日早朝から法事をしたらしいが、今は日中にまとめて済ませて許してもらったり、辰の夜から巳の日に日付けが変わる時間帯に法事をしたりする。
　昨夜は夕方から集まって一緒に食事をし、夜仏様にお念仏を上げた。真夜中になってお墓に出向く。大きな餅（多分一升？）を包丁で切って、その包丁に刺したまま藁を燃やした火で炙る。それを後ろ手に参列者に手渡す（だから逆手や後ろ手に物を渡すのは作法としてタブーなのだ）。参列者はお持ちをいただいて、お墓参りをして戻る。それから戻って「お正月」。みんなでお雑煮をいただく。お供えしていた切り分けた１丁豆腐と餅が入っただけのお雑煮。（父の時知らずにお野菜やお芋を入れてしまい、教えてもらった）。
　それで、昨夜は帰りが遅かったのだ。今日はキヨちゃんは病院にお泊り。昼におばさんから手術が無事成功して病室に落ち着いたと電話があった。私は仕事が研修もあって１９時半近くまでかかったので、バタバタだった。
　明日はまたおじさんたちにキヨちゃんのお迎えをお願いしている。少しは早く帰られるかな？？この時期、お年寄りも倒れたり亡くなったりと心配な季節ではある。


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