すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

子宮がん検診

2016-05-23 19:45:31 | ひとりごと
 今日はキヨちゃんのデイサービス。くりりんはお仕事、私はお休みを貰っていた。
 散歩がてらリュウと一緒にお墓参りに。片道20分。お墓を水洗いして、高野槙やハナシバをお供えして戻ったら、くりりんを送り出す時間ぎりぎりだった。今日はお弁当おさぼり。
 それからキヨちゃんをデイバスまで送り届けて、そのまま病院へ。今日は子宮がん検診だった。
 尿がんも子宮がんも市の方で補助があり、2年に1度は安く受けられる。市役所前の検診車ですれば、両方一度に出来るのだが、どうしても子宮がんについては女医さんのいる病院でしてほしいと思う。
 私のかかりつけは、診察室が奥にあって本当に個別診断の状態でプライベートな空間であり、気兼ねが無い。過去に生理不順で当時の県立病院の婦人科にかかった時、カーテン1枚の世界で、次に待っている患者に声が聞こえるほどの距離であり、質問に答えるのも苦痛だった。また、男性医師に半笑いで問診の回答についてコメントがあった時も、かなり不快な思いをした。
 そんなこともあって、少し割高でも行きやすい病院がいい。
 検診のオプションでガンに罹患しやすいかどうかの検査も出来るが、5000円かかる。ちょっと悩んだが、今回はやめることにした。
 ちゃんとした診断結果は後日送られてくるが、加齢以外の問題は特になさそうだったので、ひとまず安心。
 帰りもデイバスまで迎えに行く予定だったが、近所のおばさんたちと立ち寄る予定が出来たと電話があった。お世話になっていた近所の方で、暫く前に家を出て子供さんの所に身を寄せた方がいる。その人が亡くなったと言う話も、後から知ることになるのだが、その方のご子息が戻っているので、みんなでお悔やみに寄ると言うのだ。
 大急ぎでお包みを作ってデイバスまで届けて戻る。用事がすんだら迎えに行く予定だったが、近くまで息子さんがみんなを送ってくださったそうで、ちょっと遠かったが歩いて戻ってきた。
 田舎はどんどん人がいなくなる。キヨちゃんじゃないが、10年したらこの地域も無くなるかもしれない。イノシシ、猿、タヌキと野生動物は豊富だ。つい先日はついに我が家の前に鹿も出てきたらしい。絶対数が人間より野生動物が多い。
 だから、子供さんが都会に出て一人暮らしの人も多いし、亡くなってしまえば家もお墓も見る影もなくなる。無理もない。家は人が住んでこそであり、いなくなればすぐ廃れてしまう。時々戻って風をいれてくれる人がいたり、近所の人が頼まれてやっている場合もあるが、そもそも若くして出てしまっていたら、子供さんやお孫さんの世代はこちらに縁が無い。
 背丈ほどの草に隠れたお墓は切ないが無理もない。たまに戻ってその草を刈る方も大変だろう。キヨちゃんも、触るだけで崩れてくると言う塀を家族に見せられ、切ない想いで戻ってきた。
 他人事じゃないなあ・・・。私たちも子供がいないのだし、せめて親戚に迷惑かけないで済むように、エンディングノートについて、この先は考えなくちゃなのかな・・・。

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コメント
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