第436号 2007年はどんな年に？

【Tokyo】あけましておめでとうございます。天文的摂理に従って暦が新しくなったからといって何が「めでたい」のか、61回目の正月を迎える身になってもいまだよくわからない。しかし心は、長年の慣習が染み付いてしまっているようで、しっかりと正月モードになっている。従っていつもと違う、清新な心持で元日の朝を迎え、「さて、今年はどんな年になるか」などと考え始めた。

というわけでネットを悪戯していたら、こんなおふざけ予測を見つけた。【2007年のアジアはこうなる？？　フィナンシャル・タイムズ（1）(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース】　おふざけでもいいから、平和な日々が続けばそれでいいのだが、きっとまた地球上では、波乱・動乱・悲惨な出来事が繰り返されるのだろうな。それでも人間は、少しずつはいい方向に進んでいくものなのだと、楽観主義の立場を維持しながら「私的2007年予測」に取り組んでみる。

【世界】▼米国のイラク撤退策が本格化するも、アラブ世界の混乱は続く▼国際テロ組織による攻撃の動きが続く▼EUの国際的発言力が増し、相対的に米国のそれが低下する▼BRICSの経済発展がより顕在化するが、中国は頭打ち感が強まる▼北朝鮮は「核」に執着し、６ヶ国協議は膠着状態に▼イランが核開発を進め、米国との緊張が高まる▼アフリカの現実がより広く知られるようになり、国際的関与が必要との世論が強まる▼原油価格の高止まりが続き、世界的インフレ傾向に

【日本】▼安倍政権の支持率は上昇せず、沈滞ムードが続く▼増税への地ならしとして歳出削減キャンペーンが強まり、霞ヶ関に厭世気分が強まる▼それでも参院選では与党が過半数を割り込み、安倍内閣はがけっぷちに▼4月の統一地方選では、多選知事が姿を消すなど、全体に地方政界の若返りが進む▼企業業績の好調が続き、トヨタが販売台数世界一となる▼株価は緩やかな上昇傾向に▼格差社会がより顕在化し、社会問題化する不穏な兆し(それが何かはわからない)が現れる▼虐待、いじめ再発が止まらない▼巨人は今年も優勝できない

【私】▼新しい仕事で全国を飛び歩き、「すずめ通信」に投稿する▼出張先で美味しい地酒を賞味するため、体重のリバウンドが深刻化▼調子に乗って出張を重ね、年半ばに過労でダウンする