みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

2122 「木細工分教場」経由種山ヶ原  

2011-05-11 09:00:00 | 北上・江刺周辺
 5月9日先輩に種山ヶ原に連れて行って貰った。

 途中、江刺の人首(ひとかべ)にある「木細工(きざいく)分教場」に立ち寄った。
《1 木細工中学校校舎と桜の木》(平成23年5月9日撮影)

《2 説明板》(平成23年5月9日撮影)

《3 「木細工分教場跡」》(平成23年5月9日撮影)

《4 校庭》(平成23年5月9日撮影)

《5 校舎》(平成23年5月9日撮影)

《6 遊具》(平成23年5月9日撮影)

《7 ベル》(平成23年5月9日撮影)

《8 校舎の屋外電球》(平成23年5月9日撮影)

《9 教室》(平成23年5月9日撮影)

《10 校舎の裏側》(平成23年5月9日撮影)

《11 裏側には川》(平成23年5月9日撮影)

《12 川岸にはニリンソウや》(平成23年5月9日撮影)

《13 キケマン》(平成23年5月9日撮影)

《14 〃 》(平成23年5月9日撮影)

《15 シロバナエンレイソウ》(平成23年5月9日撮影)

《16 〃 》(平成23年5月9日撮影)


 種山ヶ原到着。
 先ずは道の駅に寄る。そこには
《17 賢治の詩碑『種山ヶ原』》(平成23年5月9日撮影)

    種山ヶ原
                一九二五、七、一九、
                宮沢賢治
   まっ青に朝日が融けて
   この山上の野原には
   濃艶な紫いろの
   アイリスの花がいちめん
   靴はもう露でぐしゃぐしゃ
   図板のけいも青く流れる
   ところがどうもわたくしは
   みちをちがへてゐるらしい
   ここには谷がある筈なのに
   こんなうつくしい広っぱが
   ぎらぎら光って出てきてゐる
   山鳥のプロペラアが
   三べんもつゞけて立った
   さっきの霧のかかった尾根は
   たしかに地図のこの尾根だ
   溶け残ったパラフヰンの霧が
   底によどんでゐた、谷は、
   たしかに地図のこの谷なのに
   こゝでは尾根が消えてゐる
   どこからか葡萄のかほりがながれてくる
   あゝ栗の花
   向ふの青い草地のはてに
   月光いろに盛りあがる
   幾百本の年経た栗の梢から
   風にとかされきれいなかげらうになって
   いくすじもいくすじも
   こゝらを東へ通ってゐるのだ


 またこの詩碑のそばには種山ヶ原の説明があり、
 明治34年軍馬補充部六原支部種山出張所設置、大正14年廃止まで軍馬の放牧を行う。
 大正末期から昭和の始め頃宮沢賢治が度々訪れ、牧歌「種山ヶ原の雲の中で苅った草はどごさか置いたが、雨あふる」をうたっている。
 昭和15年には、農林省世田米営牧場が設置され、同24年岩手県種山牧場となり、約五百町歩が草地造成され牛馬の放牧地として活用されている。

などと書かれている。

 次は立石の賢治の詩碑の建つ「賢治の森」に向かう。その入り口の
《18 種山高原案内図》(平成23年5月9日撮影)

《19 遊歩道にはまだ残雪あり》(平成23年5月9日撮影)

 昨年も花が咲くのは前年に比べれば約2週間ほど遅かったが、今年はさらに遅いようでスミレ類などをはじめとして殆ど咲いていない。フキノトウだけが群がっていた。
《20 高原》(平成23年5月9日撮影)

《21 やっと見つかった花ショウジョウバカマ》(平成23年5月9日撮影)

《22 立石到着》(平成23年5月9日撮影)

《23 立石の案内》(平成23年5月9日撮影)

《24 賢治の詩碑》(平成23年5月9日撮影)

      牧  歌 

   種山ヶ原の、雲の中で刈った草は、
   どごさが置いだが、忘れだ 雨ぁふる、

   種山ヶ原の、せ高の芒あざみ、
   刈ってで置ぎわすれで雨ふる、雨ふる

   種山ヶ原の 霧の中で刈った草さ
   わすれ草も入ったが、忘れだ 雨ふる

   種山ヶ原の置ぎわすれの草のたばは
   どごがの長嶺で ぬれでる ぬれでる

   種山ヶ原の 長嶺さ置いだ草は
   雲に持ってがれで 無ぐなる無ぐなる

   種山ヶ原の 長嶺の上の雲を
   ぼっかげで見れば 無ぐなる無ぐなる

                     賢  治


《25 立石》(平成23年5月9日撮影)

《26 〃 》(平成23年5月9日撮影)

 立石周辺の花を探すもののかろうじて
《27 アズマギク》(平成23年5月9日撮影)

《28 ジンヨウイチヤク》(平成23年5月9日撮影)

の葉が見つかっただけ。
 がっかりしていたところに見つかったのが一輪の
《29 エゾ?アオイスミレ》(平成23年5月9日撮影)

《30 〃 》(平成23年5月9日撮影)

《31 立石からの物見山》(平成23年5月9日撮影)

《32 焼石連峰》(平成23年5月9日撮影)

《33 栗駒山塊》(平成23年5月9日撮影)

《34 周辺の牧草地》(平成23年5月9日撮影)

《35 放置された牧草のロール》(平成23年5月9日撮影)

《36 牧草地》(平成23年5月9日撮影)


 ここを後にし、次は「星座の森」に寄って中村晋也が創った
《37 『風の又三郎』の彫刻》(平成23年5月9日撮影)

《38 〃 》(平成23年5月9日撮影)

を見る。

 ではいよいよ「物見山」の頂上を目指そう。

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