平成24年4月27日(金)
富士市子ども会世話人連絡協議会は、富士市内27小学校区ごとにある子ども会の、世話人代表で作る組織です。
このたび、平成24年度総会が富士市消防防災庁舎7階大会議室にて開催されました。
(富士市子ども会世話人連絡協議会総会の様子)
私が子どもの頃には、子ども会は学校生活以外では唯一の地域における全ての子どもが参加できる体験型の組織で、小学校1年生から6年生までが対象となっており、校区内をさらに細分化し、町内ごとの子ども会を組織し、年長である6年生がリーダーとなって、後輩達の面倒を見る自治組織でした。長い休みには、朝のラジオ体操から始まり、地域の清掃、遊び、遠足、町内のまつりに参加するなど、運営や企画の主体は子どもたちで自主運営していました。もちろん子どもたちでは不可能な部分を大人がサポートしてくれたと思いますが、残念ながら、大人の出番はあまりなかったように思えます。多分、見えないところでのサポートがあったに違いありませんが。
この活動では、学年の上下関係を意識しながら、上級生が下級生の面倒を見ることで、仮に一人っ子であっても、家族の中で長男長女であっても、最年少であっても、子ども会では兄弟姉妹が増えて、豊かな人間関係が築き上げられた思い出が残ります。私の経験だけでもその歴史は半世紀を超えています。
現在では、子どもたちが参加できる活動団体が増えて多様化し、スポーツクラブやエコクラブのように活動テーマが特化しており、子ども会の役割は範囲が狭くなったかもしれませんが、半世紀以上続くこの活動が少子化の時代であるからこそ果たす役割は少なくないと考えます。
配布された総会資料に「児童憲章」が記されていたので、別資料ですが参考に載せました。
(http://ja.wikisource.org/wiki/%E5%85%90%E7%AB%A5%E6%86%B2%E7%AB%A0)
来賓あいさつで、富士市教育委員会の山田教育長は、「家族と夕食を共にする子どもは71%で前回調査した平成21年に比べ、15%以上増えている。その大きな理由は3.11東日本大震災における絆の大切さが影響していると考えられる。この地域も大震災が予想され、防災教育は大変重要である。子ども会に参加する子どもたちには体験活動を通して、社会のルールや地域における自立性を学んで欲しい。また、世話人の皆さんには子どもと地域の橋渡しを期待する。」と述べました。
昔と今では家庭の環境は違っています。存在や活動自体もあまりしられていない。
世話人会なんてなくなればよいとおもいます。