鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

欧州紀行(オランダ・ベルギー)

2012年05月01日 | 議会活動

平成24年4月30日(月)

  4月29日から5月4日まで、久しぶりに欧州(オランダ・ベルギー・ドイツ)を旅しています。

 あくまでも休暇を利用した個人旅行であり公務ではなく、ブログに載せるか迷いましたが、「今の欧州事情」は公務かプライベートに関係なく、皆様にお伝えできることも少なくないので、詳細ではありませんが報告していきます。

<オランダ アムステルダムのチューリップまつり>

 オランダと言えばチューリップが代表的なイメージ。最初に訪れたのは「Keukenhof」(キューケンホフ公園)の名称で毎年開催されるチューリップまつりです。アムステルダムの中心地からバスで約20分のところにある会場、毎年(3月から5月のみ)開催されています。32万㎡の敷地に700万株以上の植物が植えられているといわれています。意外と目についたのが、桜と水仙。桜は八重桜で今がちょうど満開でした。水仙はその可憐さと白地に黄色のアクセントが、チューリップとうまく調合していました。

 

 公園周辺には一大チューリップ畑が広がり、その一部が公園となっています。また、水路も敷かれていて、小舟で水路を巡ることもできます。

<オランダ 風車と風力発電>

 オランダといえば「風車」も最初に思いつくイメージです。初めて訪れた地なので、本や映像などでしか見たことがありませんでした。「観光用」なのかと思い込んでいましたが、畑沿いの水路には水を引き入れるための動力源としての風車が所々に設置され、その姿はまさに生活の中にあるオランダの風景でした。マニアックな話ですが、昔からある風車の羽がどんな構造なのか実際に見たいというのが今回の訪問目的の一つでした。答えは「効率性の高い構造」でオランダ人の技術力の高さに驚きました。

 さて、現在の風車は間違いなく「風力発電」です。しかもその多くは畑の中に建っていました。人家はほとんど無く、音の問題もありません。昔からある風車で「風」を読んでいますから、すんなりと新しい風車も受け入れているのでしょう。今回は時間の関係から、海上にある風力発電設備は見ることができませんでした。

 

 

<日本の新幹線と欧州新幹線>

 日本の新幹線は世界一の技術力と、安全性の高さ、歴史的にも高い評価と実績があります。最近の外国事例、特に中国の新幹線事故やその特許を巡る問題で、改めて日本版新幹線の評価が高まっています。

 TGV(フランスやベルギー、オランダ等の新幹線の呼び名)あるいはICE(ドイツでの呼び名)と呼ばれる欧州新幹線に乗る機会があり、日本の新幹線と比較してみました。TGVにアムステルダムからブリュッセルまでの約2時間の乗車の感想は、振動や騒音は絶対的に日本の勝ち。既存の鉄道車両も区間によっては同じ線路上を走っていますから、時間調整のためか、長い時間駅に停車したり、途中でかなり速度を緩めたりで定時制に影響が出てしまいます。線路幅は日本の既存鉄道が狭い軌道であるのに対し、新幹線の導入で広い軌道を採用したことにより、完全に全てが分離した形でスタートしたので、在来線にも乗り入れる山形新幹線や秋田新幹線など一部に限られています。

 

<鉄道安全性への認識の違い>

 新幹線の感想を書きましたが、既存鉄道でも「貴重」な体験をしました。オランダスキポール空港からアムステルダム中央駅に向かう路線は、先日列車が衝突事故を起こしたばかりで、少し不安があったのですがそれが的中しました。

 停車駅でドアが開かず出発、唖然とする乗客、車両最後尾から車掌が血相を変えて走り、乗客に「ソーリー」と謝る仕草をしながら運転席へ。運転手と車掌のやり取りはよく聞けませんでしたが、その後の顛末はお浴びのアナウンスらしきものが短めにあった以後、平然と運行は続き、降車できなかった乗客は次の駅で降りて、騒然とする様は全くなし。これが日本ならばニュースものと思いながらも、お国柄だと納得せざるを得ませんでした。

 さらにその翌日の出来事。列車出発間際の重大事故発生現場に出くわしました。

 母親が抱く乳児が線路に落ち、それを助けようと母親も電車とホームの間に飛び降りました。この親子は無事救出されたのですが、周囲の人たちとは驚きながらもなすすべは無しという状況。「ストップ」と大声を上げて鉄道関係者に伝え続けたのは私の同行者。線路とホームの間にいる親子をホームに引き上げたのは私と周囲の乗客。ドアは閉まる寸前だったので、今思い出しても恐ろしい場面でした。

 この後、鉄道関係者が現れたり「検証」などすることはなく、列車は少し遅れて出発。この一連の流れから「鉄道の安全対策」に疑問を感じました。

 

<ベルギー 世界遺産 グランプラス・小便小僧の像>

 首都ブリュッセルにある世界遺産のグランプラス(Grand Palace)は世界で最も美しい広場といわれています。1988年に世界文化遺産に登録されました。ブリュッセルには夜到着したため、夜景のグランパレスはその名の通り、世界一美しい広場と実感できました。周辺に多かったのは、ベルギー名物のワッフルやチョコレートを売る店で、創立もかなり古いらしく多くの観光客でにぎわっていました。

 そこから数百メートル入った奥手の街角に「小便小僧」が立っています。小僧と言っても1619年に制作されたもので、立派なブリュッセルのシンボルです。像の由来は、爆弾を小便で消して街を救った少年の武勇伝から誕生したという説もあるとか。18世紀に像を盗んだフランス兵のお詫びとして、ルイ15世が衣装を送って以来増え続け、現在は840着以上に及んでいるそうです。ちなみに現在は、軍服姿でした。

<ベルギー ブリュッセル市内のモニュメント>

 駅前のモニュメントはどこかの電気工事会社のテレビCMに登場したような像が建っていました。「人の形をした建物」のようです。

 電気自動車(メイドインEU)と書かれた2人乗りのオシャレな車が街角の充電スタンド横に留まり、充電していました。環境に優しい街の象徴でしょうか。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 富士市子ども会世話人連絡協... | トップ | 欧州紀行(ドイツ) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ねぇ (nene777ne@yahoo.co.jp)
2012-05-04 02:26:56
はじめまして!♪ハロo(・x・o) !!o(・x・)/ハロ!! (o・x・)oハロ♪ 初めてコメント残していきます、おもしろい内容だったのでコメント残していきますねー私もブログ書いてるのでよければ相互リンクしませんか?私のブログでもあなたのブログの紹介したいです、私のブログもよかったら見に来てくださいね!コメント残していってくれれば連絡もとれるので待ってますねーそいじゃ(★´3`)ノ★*♪。☆*★*♪。☆*★*♪。☆*アドレス残していくのでメールしてね!そいじゃ(★´3`)ノ★*♪。☆*★*♪。☆*★*♪。☆*
返信する

コメントを投稿

議会活動」カテゴリの最新記事