ラオスの13号線を南下すると「VEUNKHAM」までの距離標識が道路脇に見えます。たぶんそれが国境ゲートのある地だろうと思いましたが、バイクを走らせながらだとこのアルファベットのスペルをわが衰えた脳細胞は認識できず、読んでる途中で標識が視界から消えてしまいます。Veun Khamと分けてみてやっとどうにか分かったようなつもりに。
ラオス側の国境ゲートの名がVeun Khamかと思いましたが、国境税関の表示は「Nongnokkhan」とこれまた読みにくい名前になっていました。ラオス側でも立派な国境チェックポイントの建物建設が進んでいますが、まだ実際の窓口は古い建物で。最初にバイクの持ち込み書類を返却してから出国手続き。再び2ドル請求されました。
カンボジア側では相変わらずお盆休みを引きずってかトランプ博打に皆さん夢中でゲートハウスには誰も居ません。係官を呼びに事務所へ行き再びゲートハウスに戻って入国手続き。スタンプを貰うのに5ドル要求され、「あれー、ベトナムとのボーダーでは只なのに何故」?と聞くと「わかったわかった2ドルで良いよ」とのこと。しかし財布の中には5ドル札しかなく、しぶしぶ差し出すと「小銭はないよ」。「リエルで良いから12,000リエル返して頂戴」と頼んだのですが「持ってない」の一点張り。たぶん運悪くトランプ博打で負けた係官に当たってしまったのかも、と諦めました。
建設中のカンボジア側の出入国事務所。昨年5月から大して工事は進んでいない様子。
国境からクラチェまでは200km強。クラチェに着くのは7時近くになってしまう計算です。夜道は走りたくないものの次の日のことを考えるとやはりクラチェで泊まることにしました。しかし、わかっていたこととは言え、国道7号の舗装状態が悪いため思いの他時間が掛かってしまい、日が暮れてしまいました。すると益々スピード落とさねばならず、7時を過ぎてもクラチェの町から程遠い地点でした。わがAX-1の最大の問題はライトがやたら暗いことで、30km/h程度で走らないと穴を避け切れません。結局クラチェの町に着いた時は8時を過ぎてました。2回ほど泊まったことのあるHOTELでエアコン無しの部屋に7ドルで一泊しました。