GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

ホンダ・VNへの追徴税は「ない話」

2011-08-31 17:04:14 | 新聞・書籍
何がベトナムで厭かと言って、税務署と税関ほど簡便なものはありません。特に企業規模が小さければ小さいほど苛められる頻度=不愉快な思いは多いのではないか、とも思っていました。

しかし、ホンダほどの企業であってもあっと驚く160百万ドルの追徴税を要求されたとのこと。会社は「だったら投資計画を再検討せざるを得ない」と副首相に手紙を送ったそうです。

7月に発表された第3工場の建設費が120百万ドルと報道されてるので、当然とも思えるものがあります。税法の解釈問題というよりは政治問題になってしまったようです。

これに対し、きょうの報道では副首相の結論が通達されたとのこと。その素早さにも驚きます。

<Không có chuyện truy thu 3.340 tỉ đồng đối với Honda VN>

政府は自動車部品輸入関税の取扱に関するホアン・チュン・ハイ副首相の結論を通達した。

それによれば、分解のレベルを保障しない部品(linh kiện không đảm bảo mức độ rời rạc)は、部品毎の税率に従う。ただし:この輸入された各部品の総額が、生産・組立られた総額の10%を超えないこと;その部品には、フレーム、シャーシ、ボディ、トランク、キャビンを含まない(トラックに対して)。

ホンダ・ベトナムは5年以上にわたる輸入品に対する3兆3400億ドン(1億6000万ドル)の追徴税について副首相に文書を送っていた。

この中でホンダ・ベトナムは自動車部品の輸入関税に関する法律の異なる解釈による追徴税は不当であると主張している。

8月30日午後、ドー・アィン・トゥアン財務副相はホンダ・ベトナムに対する追徴税の話はないことだ、と語った。

国内で生産・組立する各企業の自動車部品輸入税に関する障害は、この副首相の結論に従って解決されることになるだろう。

http://cafef.vn/20110831071838242CA33/khong-co-chuyen-truy-thu-3340-ti-dong-doi-voi-honda-vn.chn
内容は、こっちの記事の方が良さそうです
http://vnexpress.net/gl/kinh-doanh/2011/08/honda-viet-nam-chua-bi-truy-thu-3-340-ty-dong-thue/


素早いと言えば、先週バクザン省で起きた金宝石店・強盗札事件の報道もベトナムの新聞で連日多くの記事が載る中、2kmほど離れた所に住む19才の青年が容疑者と特定され「特別指名手配」されています。

                       

既に容疑者の両親など4名が犯人隠匿罪で逮捕され、バクザン省はランソンの中国国境に近いため各国境ゲートへの手配等も行われたのこと。犯行の際に両手を怪我し、診療所に治療を受けに行って警察に通報され、逃亡したようです。

警察が優秀なのか、あるいは稚拙な犯罪が多いためなのか、ベトナムの犯罪検挙率は高いのでは?と思えるものがあります。その代り警察内で死亡してしまう容疑者の数も少ないないのですが。

プレハビヒア寺院観光

2011-08-29 23:27:32 | 旅行
           
<Temple visits slow after clash>

それはそうだろう、実弾が飛び交っていたのだから・・・と思いながら記事を読みました。避難民が国境地帯に戻ったというニュースを読んだのも7月だったかと思います。

と言うより、プレハビヒア寺院の観光が可能になっていたということの方が驚きでした。日本大使館のサイトから「外務省海外安全情報」を探すと4月22日付の「注意喚起」のページに「本情報は2011年08月29日現在有効です。」との記載もまだあります。

http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2011C161

プノンペン・ポストの記事によれば、今年7月までの訪問者は昨年比15.5%減少したが、それでも7月以降徐々に増えつつあり、7月は7,369名の旅行者が寺院を訪れた(2010年7月は8,726名)とのこと。

州の観光局は、「タイとの協力-全分野、とりわけ旅行分野での-をインラック新政権に期待している」。



カンボジアの旅行代理店は二国間の旅行業の協力を強化するためにタイのパートナー会社とプレハシハヌヌーク州で会議を開催することになっており、会議にはカンボジアの28社の代表とタイの69社が参加予定だそうです。

一方バンテアイミンチェイ州の国境ゲートでは今年着実に訪問者が増加し、7月末までに34,503名の外国人が国境を通過し、昨年同時期に比べ21%の増加。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2011082651273/Business/temple-visits-slow-after-clash.html

一昨年だったか、タイを訪問した際に「だって、あの寺はタイ側からしか行けないんだぜ、カンボジアからの道はないんだから・・・」との話を聞きました。確かに地図を見るとカンボジアからの道は整備されていないようです。途中で車を降りてバイクにでも乗らないと。

それでも昨年7月は一日平均290名ほどが訪れた計算になるので行き易くはなっているようです。
90年代の初めにベトナム中部、ミーソン遺跡を灌木をかき分けながら訪れた時よりは安全かも知れません。





洪水でタイの7月バイク販売減

2011-08-28 18:23:26 | 経済
カンボジアに居ると隣国としてのベトナムと共にタイの状況にも今までとは違った関心を持つようになります。北部の国境では最近まで砲弾が炸裂していたわけですから当然のことでもあり、また、タイ新政権の成立、更にミャンマーの現政権とスーチーさんとの「和解」報道などもインドシナ半島の新たな政治的転換期を感じるものがあります。

とは思いつつもバンコク・ポストのサイトを開いて読んだ記事は「Floods stall motorcycle market in July」。タイの洪水被害はカンボジアやベトナム以上だったようです。

http://www.bangkokpost.com/business/marketing/253349/floods-stall-motorcycle-market-in-july

バイクの生産台数はベトナムがこの間急成長を遂げ、昨年は350万台を記録して中国、インド、インドネシアに次ぐ世界第4位になったとのこと。日本国内の生産は2009年に70万台以下となり、1981年ピーク時、741万台の10%以下に。



日本では中林君がタイ・カワサキ製のKXL250に乗ってましたが、何れは日本で販売されるバイクの多くが海外工場製品に取って代わられるかのような状況です。プノンペンのバイク屋で日本の中古バイクの値段を聞き「高いなー」と言うと「だって日本の工場製だぜ」との答えが返ってきますが。



今年ベトナムではホンダ、ヤマハがそれぞれ新工場建設を発表し、各50万台の製造能力を増強。2社合計で来年末には年400万台の生産が可能となり、果たしてそこまで市場が拡大するのか、との懸念もあるとのことですが、ベトナムではホンダの人気バイクなどは定価より20~40%も高く売られている状況なので買う身になれば増産して安くして欲しいところです。

バイクにとって厳しいのは雨期の雨。まして洪水ともなればどうにもなりません。



そのため、タイの7月販売台数は前月比20%減少となる178,050台だったそうです。しかし対前年同期比では114%増で、7月までの累計は今年126万台(対前年同期比15.6%増)。内927,415台が fuel injection engines〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉搭載車。

タイでは昨年の185万台から今年は200万台以上に販売台数は増大する見込みだそうです。

7月の販売台数内訳:ファミリーバイク-93,377台、オートマチック-78,117台、オフロードモデル-2,588台、スポーツモデル-2,408、セミスポーツその他-1,560台。

タイ・ホンダの7月販売台数119,996台は、67%のマーケットシェアを占め、ヤマハ44,216台(25%)、スズキ7,908台(4%)、カワサキ2,610台(1%)、日本以外のブランド3,320台とのことです。

メコンデルタで精米工場建設

2011-08-27 23:01:03 | 農業・食品
アンザン植物保護株式会社(The An Giang Agricultural Product Protection JSC)は25日、トアイソン県 Vọng Đông村で精米工場の起工式を行った。

これは、チャウタィン県 Vĩnh Bình村での精米工場建設に次ぐ2番目のものである。

Bùi Văn Huấn中将(ベトナム人民軍元政治総局副主任)、Huỳnh Thế Năng省委員会常務委員・省人民委員会副主席、Nguyễn Quốc Khánh省委員会委員・省人民議会副主席、 Lê Văn Nưng省人民委員会副主席、省関係各局の指導部、トアイソン県、チャウドック市、チャウタィン県の指導部、そしてVọng Đông村の多くの村民が参加した。

工場の建設計画は総面積8.2ヘクタール、総投資額2,120億ドン(10百万ドル)、精米能力年間20万トン(第1期10万トン/年、1年後20万トン)、乾燥工程能力1日500トン~1,000トン。加工を保障する近隣農家の田圃面積2,500ヘクタール。
操業は、来年早々の冬春稲米の加工に間に合うように期待されている。

26日にはドンタップ省タンホン県で3番目の精米工場が建設される。

また、引き続き9月中にもロンアン省ヴィンフン県で4番目の工場が起工予定。



コンポンチャムへ

2011-08-26 20:51:53 | 交通
晴れた日曜日、昼近くになってからバイクで北の方へ行ってみることにしました。プレイ・ラングの森まで行くのは到底無理な時間です。そこまで行くのは泊まり掛けか、あるいは雨期が明けてからのほうが良さそうです。

モニボン通りから通称「Japanese Bridge」を渡りそのまま北に向かうのが国号6号です。何処となくサイゴン橋を渡るのと雰囲気が似ています。道幅や交通量はだいぶ違いますが、川が市街と郊外を隔てているのは同じ。

橋を渡って30分ほど走ると交通量も少なくなりました。ベトナム同様2人乗りのバイクが多く、しかも後部座席にブリキ缶(衣装入れのような)を括り付けその上に人が乗っている姿なども何度となく。バイクは60km/h~70km/hほどで流れています。

滅多にバイクに追い抜かれることもなく走っていると、一台のバイクが爆音を轟かせ、しかも黒煙をまき散らして走り抜きました。「何処の国にも居るんだ~こういう輩が・・・」などと呆れているとそのバイクが急にスピードを落としました。見れば筋肉隆々の両肩にタトゥを刻んだ国籍不明のゴツイお兄さん。

驚いたことには、そのボロバイクが色も同じ黒のホンダAX-1。ご同輩、何か言いたげな素振りでしたが何も言わず、バイクを止めたのでこちらも止めると「ライトが点いてるよ」という仕草。消し忘れをわざわざ教えてくれただけでした。

250ccでもマフラーを外すとなかなかどうして大型バイクの如き音量。ボロでもAX-1は速いようで、あっと言う間に視界から消えてしまいました。勿論、こちらはそんな走り方をするつもりは毛頭ありません。ベトナムより20%以上もガソリン代が高いわけだし、咄嗟の反射神経が衰えていることも確か。

予め地図を眺めてから出発しましたが、最近作られた道路などは地図になく方向感覚も悪いので途中売店に寄ってコンポンチャム方向を目指しました。

プノンペンで合流するメコン河とトンレサップ川の間を国道6号が走るわけですが、何時まで経っても両側に川があるかのような風景が出てきます。夥しい水面積だろうと思いました。統計によれば、カンボジアの水面積率は2.5%となっています。

だけど、これは乾期なのか雨期なのかが問題です。トンレサップ湖の水面積は雨期には5~6倍に拡大すると言われてます。たぶん統計は年平均値なんでしょうけど、平均値などというものに何の意味があるのか、と数字が馬鹿馬鹿しくも思えるこの景色。

自然公園の案内の如き看板を見たので国道から逸れてその方向に向かいました。
間道に入ると焼きバナナを売る姿があったのでバイクを止め、一本買いうことにしました。一本と言ってもモンキーバナナで一本の串に4-5本刺してあります。



差し出された椅子に腰掛けのんびり(熱くて直ぐには食べられません)食べてると家からお婆さんが出てきてしきりに話しかけます。「すいません、クメール語わかりません」と答えることもできずいると延々と話続けるばかり。見かねてバナナを売っていたオバさんが何か言うとやっと家に引き返しました。

すると今度はお爺さんが家から出てきてバイクの回りを見て回り、じゃがみ込んで観察し始めました。プノンペンでは幾らでもあるこんなバイクでもこのお爺さんにとっては物珍しさがあったのでしょうか。余ほどバイクが好きだったのではないかと思いました。この爺さんの青春時代、1950年代かも知れません。カンボジアにはどんなバイクが走っていたのでしょう。日本では、メグロとか陸王、トーハツなんていうバイクがあったんだけど・・・なんて話もしてみたかったのですが。



傍らではお母さんが女の子の髪を丹念に梳かしてしました。メコンデルタでは虱を取る光景は何度となく見ましたが、明らかに雰囲気は違うものです。髪を梳かす母親の表情と梳かされている女の子の表情がある種特別な世界を醸し出しているような。

再び走り続けても看板にあった「TUEUK CHHA CULTURAL NATURAL SITE」は現れず、いつも間にか国道7号に出てしまいました。右折すれはシェムリアプ方向、左折でプノンペン方向と出ていました。そして「NUTURAL SITE」は後方14kmだとか。

仕方なくもう一度来た道を戻りました。ところが14km戻ってもそれらしき場所も看板もなく、再び国道6号に出てしまいました。言葉が通じないというのもそれはそれで面白みもありますが、やはり困った時には情けないものがあります。




三面記事VN版

2011-08-26 00:44:11 | 新聞・書籍
●15才の少年、鶏のために殺人

8月24日の午後4時頃、クアンガイ省Binh Son県BinhTan村でBui Thi Bongさん(1957年生まれ、女性)がVo Chi Thong(1996年生まれ)に刺されて死亡した。
Bongさんは夫と他の二人の近隣の人と共に田圃に稲刈りに来ていたところ、Vo Nuoiさんの鶏が餌を食べに入って来たのでこれを追い払っていた。するとVo Nuoiさんの息子のThongはこれに怒り包丁を持って突き進みBongさんの背中を刺して即死させた。

●タンソニャット空港職員、客の金を盗む

8月23日の朝、韓国行きの乗客が搭乗手続きを終えた後、荷物の明細に貴重品を書き忘れたので再びスーツケースを受取ろうと要求したようです。

するとこのスーツケースを運んで来た担当者-TIAGS (Tan Son Nhat International Airport Ground Handling Services)の職員-が鍵が掛かっていなかったので開いて中を覗き、現金を抜き取り消火用具ボックスの上に隠したとのこと。
本人は出来心による犯行を認めているそうです。

●宝くじを売り歩き200億ドン(7500万円)の詐欺

ダナン高裁はNguyen Thi Kieu被告(31才)に懲役20年の判決。夫と3人の子供があり、手に障害があるため宝くじを売り歩いていたが、月10~50%の高利の借金を期日にきちんと返済したりして商売人を騙して信用させ、金投資の話などで出資を募ったとか。
店で買った金を溶かして粗野な形にし、「山で掘り出した金」でまだ幾らでも買えるという手口が斬新だったようです。

●金販売店で「恐慌殺人」

8月24日朝、バクザン省phung Son村San通り45番のNgọc Bích金販売店で一家4人の内、夫婦と18か月の子供、計3人が殺害され、8才の女の子は手を切断された。
夫婦は9年間韓国で暮し、ここに戻って店を始めて2年になるという。バクザン省公安は全力で捜査を開始している。

●カフェで働き口があると誘って中国に売る

8月24日ハノイのTu Liem県公安は売春目的の人身売買容疑で5人(男2人、女3人)を起訴した。
捜査によると8月8日この5人は中国への人身売買を計画し、Ta Di Hoan(1987年生まれ)は中国に住む叔母に電話して売買ルートを築いた。
彼らは、ハノイのカフェで月330万ドンの働き先があると騙して、H(21才)、X(30才)、L(23才)、 H(17才)の4人を集めた。8月13日に彼女達をTu Liemの宿に留め国境のクアンニン省モンカイに向かうために待っていたが、中国に売られるのではないかと心配し、不信を抱いた彼女らが公安に通報し5人が逮捕された。

●爆弾を仕掛け母親と子供を殺害した男に死刑

8月24日ホーチミン市高裁の控訴審で愛人とその子供を殺害したDinh Van Quyet(1986生まれ、住所バリアヴンタウ)に対して殺人と爆発物の違法製造・保管・使用の罪で死刑判決が下された。

NT.Nさんは夫婦仲が不和のためQuyetと不倫関係にあった。Nさんに別居状態にあることを打ち明けられ、離婚申請の書類作成も頼まれたQuyetは度々Nさんの家を訪れ、両親や子供に贈り物をするなどしていたが、ある時Nさんの夫Vと会った際に「俺の女房のまわりをうろついたら殴る」と脅された。そこでQuyetはVを爆弾で殺すことを決意した。昨年11月Quyetは爆弾を中に隠しいれたラジカセをNの家のテラスに置いた。途中で止めようとした時にVさんの子供Haちゃんが走り出てきたのでQuyetは子供にラジカセを渡し家の中へ持って行かせた。Nさんの母親(Haの祖母)が直ぐに受取り聞こうとした。スイッチを押した瞬間爆音が轟き祖母と孫は即死した。Haちゃんの兄も負傷した。その時V夫婦は外出して家にはいなかった。

http://nld.com.vn/p0c1019/phap-luat.htm

●女怪“Nữ quái”ノンヘル足組みバイク走行に処罰

ハノイの国道5導線を7月上旬この格好で運転していたとか。5月にも目撃されていて、またインターネットにも画像が流され警察も黙っていられなかったようです。
Kiều Lan Anh (SN 1989, ở thị trấn Trâu Quỳ, Gia Lâm)、罰金7百万ドンと免停60日かつ再試験。それに加え警察は再犯を行わない旨の念書を要求するそうです。

                   

見たところ美人でもないし、ふてぶてしさが漂っているので少々厳しい処分になったのでは・・・
通常ノンヘル走行だけだと(昨年は)20万ドン程の反則金。

昨年だったか新聞社のサイトにも女性が足でバイクのハンドル操作をして走行している画像が流れてましたが、あれはどうなったのでしょう?

きょうの社会面

2011-08-24 20:23:33 | 新聞・書籍
ベトナム語の新聞見出しは漢越語表現が多いので比較的わかり易いものが少なくありません。それに比べプノンペン・ポストの英字新聞は知らない単語が多く社会面なども読む気になれずにいます。

写真を効果的に使ってくれると助かるのですが。もっともプノンペン・ポストは町の売店売りだと4000リエル(1ドル)。この1ドルをケチって(何しろ缶コーヒー2本分、煙草2箱分、時に食事一回分)Webサイトを見るのが殆どです。

●カンポートの教師が製塩業の女性オーナーを脅して逮捕―「15万ドル払わなければ爆弾を仕掛ける」

5か月前にこのように脅迫され、彼女は5か月間の間に粘り強く交渉を重ねて3万ドルまで値下げしたそうです。脅迫者が値上げ金額に同意してお金を受け取りに来たところを逮捕されました。

●プーサット州でメチル混合酒による中毒死連続

先週末、 プーサット州 Veal Veng 地区でメチルアルコールが検出された酒によって3人が死亡、5人が重体となったニュースがありましたが、同じ日に同州のPhnom Kravanh地区でも飲酒後2名が死亡、4名が病院に運ばれ重体とのこと。
昨年10月にはコンポンチャム州で17人、プレイヴェン州で7名が同じような状況で死亡しているそうです。

ベトナムのメコンデルタでも耳にする事件ですが、頻度はこれほどではなかったような。

●後部座席もヘルメット法制化へ

交通省副大臣、兼国家交通安全委員会副委員長Peou Maly氏は、バイクの乗客もヘルメットの着用を義務付ける交通法の改正案を起草したと述べました。国会に上程され可決されるまではまだ時間がありそうですが。
この記事にはAccording to national data, 18,287 people – 72 per cent of them motorcyclists – died on Cambodia’s roads last year.とありますが、一桁多い死亡者数ではないでしょうか?

●プーサット州の田圃で19歳の農民に落雷

怪我の程度は記されてませんでした。一緒にいた隣人と2頭の牛に怪我はなかったそうです。今年になってから既に140名が落雷によって死亡してるとのこと。広い田圃の中での落雷にはどのように対処すべきなのでしょうか?

●ニセ麻薬販売で懲役1年と罰金750ドル

90グラム以上のニセヘロインをプノンペンのChamkarmon地区で販売し3月に逮捕されたそうです。46歳と57歳の女性二人。本物のヘロインだったら罪はもっと重いのでしょうか?

●ビア・ガールに断られて発砲

内務省の警護員 Keo Pao Rotha中尉はChamkarmon地区のビアガーデンで、ビア・ガールに彼の席に座って頂戴と誘ったところ断られ、腹を立てて弾丸を発射したようです。そういえば、近くのナイトクラブ風のお店には入口に拳銃や刃物の持ち込み禁止を示す看板が置かれていました。

●鳥インフルエンザ、今年8人目の感染死亡

保健省は先週末、コンポンチャム州の6歳の女の子が鳥インフルエンザに感染し死亡したと発表した。今年に入って既に8人目の感染死亡。2005年に初めて感染が確認されてから17(?)例目の感染になる。特に今年の感染例の多さと死亡率の高さは顕著で保健省は注意を呼び掛けている。

    










ベトナム通貨の評価

2011-08-23 22:43:36 | 経済

「経済」関係の文章は日本語で読むのも面倒で、その上読んだところで理解できるのは極わずかあるかないか。わが生活費を含めできるなら考えずに済ませたいのが「経済」問題です。

  ==T.S Lê Xuân Nghĩa: VNĐ đang được định giá cao hơn USD từ 17%-23%==




年内に金利を大幅に下げることは困難である。M2の供給が残る年末までの数か月間最大でもわずか13-14%に制限されているため。その中で期待インフレ率は20-21%と高い。

                <要約>

○銀行システムの流動性は安定的だが強固ではない。

○直接・間接投資の送金額は共に減少しており、100兆ドン近くの外貨建て買付残高とのアンバランスは為替レートへの大きな圧力となっている。

○購買力平価(PPP)によれば為替レートは43%以上もベトナムドンは高くなるのであり、もし貿易関係のある19通貨バスケット制で考察すればベトナム通貨は17-23%高く評価される。

○外貨供給は仮想であり、名目為替レートと実際レートの差は大きく、したがって為替レートは大きな圧力を受けている。

8月20日、ABB銀行主催のセミナー「ベトナムの金融市場-2011年末の予想、銀行と企業の解決策への示唆」において一人の発言者としての資格でLê Xuân Nghĩa氏は述べた:

新総裁が約束したような金利の低下のためには、中央銀行は流動性の過剰な銀行から流動性の欠如した銀行へ資金を調節し、小規模銀行にたいし流動性の保証を約束するような資金の仲介者の役割を果たす必要がある。

      <今年は利率を大きく下げることはできない>

Nghia氏は、金利は下がるとしても年内は依然として高い水準に留まると強調した。理由はM2(決算手段の総額)が金利を決定するものと理解され、これが極めて低い現状にある。
今年半年間の統計によれば、M2の供給は78兆ドンであり、この半分は国債によって「吸収」されている。

もし、M2が3%の水準を維持するならば第4四半期または2012年第1四半期のGDPは4%に留まると推定される。残る年内5か月に努力したとしてもM2は13-14%がせいぜいです。

一方、インフレ期待は依然として高水準にある。年間に換算すれば20-21%のインフレ率となります。

それは、銀行が顧客を失うことを恐れて各銀行がお互いの顔色を窺うといった問題以前のことです。銀行の流動性は安定的でしたが、しかし強固なものではありません。

したがってNghia氏は警告している。ベトナムは注意しなければ、資金不足と高金利、生産不足による商品の欠乏、物価上昇によって停滞インフレに陥る。

       <為替レートは引き続き最も悩める問題>

国内への資金流入額が連続して減少してる:第1四半期24億ドル、第2四半期19億ドル。昨年の第2四半期は22億ドルだった。

外国からの直接投資は軽減だが、間接投資は大幅に減っている。2010年上半期の証券市場への間接投資は17.9億ドルであったが、今年上半期は3.5億ドルにしかならなかった。

重要なことは、各企業が銀行から借入れた外貨は期日には清算されなばならないため、現在の外貨供給は仮想供給であるという点です。今年上半期、ベトナム・ドンの貸付は3%の増加であったが外貨貸し付けは23%にもなった。

外貨の調達と貸付の不均衡は7月までに100兆ドンである。昨年同期は46兆ドンであったが、しかし年末にレート問題は緊張し、その圧力は昨年の第4四半期から今年の第一四半期まで続いた。

     <ベトナム・ドンは対USドルで17-23%高く評価されている>

もしPPP(購買力平価説)で計算すると現在のベトナム・ドンはUSドルに対して43%も高くなることになる。別の言い方をすればもしベトナム・ドンのレートを調整しなければならないとしたらドンを43%安くしなければならない。

Nghia氏は言う:それは一つの計算方法である。しかしベトナムと輸出入関係にある19の通貨(貿易額の86%)との計算方法をとるならばUSドルに対する下落は23%に留まる。それはまだ現在USドルが多くの通貨に対して価値を失っていることを考慮していない。
このように言うことは、ベトナム・ドンはUSドルに対して17-23%高く評価されているということを容易にみてとれる。

2011年3月から金の密輸が大幅に減ったためベトナムの外貨収支バランスはプラスに転じた。
2009年の外貨収支の漏れ(Sai sót cán cân thanh toán quốc tế)は100億ドルであったが、そのほとんどが金の密輸であり、2010年には40億ドルに減少し、今年6月まではプラスになっている。

http://cafef.vn/20110822015452336CA34/ts-le-xuan-nghia-vnd-dang-duoc-dinh-gia-cao-hon-usd-tu-1723.chn

8月ベトナムCPI

2011-08-22 13:59:52 | 経済
ホーチミン市とハノイの消費者物価指数が発表され、ホーチミン市は対前月比0.68%で過去12か月で最低の数値となり、ハノイも対前月比1.06%で7月の1.32%より低下したとのことです。



この発表を受けて低迷を続けるベトナム証券市場も反応を示し、9月2日独立記念日祭日を前にほっと一息という状況でしょうか。

今年のベトナムのインフレの昂進には2008年を思い出すものがあります。リーマンショック前の夏でした。

                   

http://vneconomy.vn/2011081906533559P0C19/cpi-thang-8-tai-tphcm-tang-thap-nhat-trong-12-thang.htm

国道1号線風景

2011-08-22 01:15:35 | 交通
プノンペンから国道1号を下りメコン河を渡るNeak Loeungフェリーまでは約60km。
時折、バイクを止めてシャッターを押しました。

                  

プノンペンから約30mほどのところで新プノンペン港の建設が行われています。中国からの借款で看板も中国語。

                  

Neak Loeung橋の建設、完成予定は2015年。

                    

サトウキビの収穫シーズンは10月から半年間と思っていましたが、国道沿いに数多く積まれてました。製糖工場に運ばれるものなら此処に積まれることもないと思えますが。



ベトナムでも販売されていたクボタのエンジン。トラクターや発電機、ポンプなど多目的な用途に使えるそうです。

                  

                 この色のトウモロコシは飼料用なのでは?




                   


           

氾濫したメコン河の水が国道まで広がり、ゴミがプカプカ浮かぶ中で子供たちが釣り糸を垂れてました。バケツを覗くと小魚ばかり。




                

                川ではなく、湿原みたいなところです。



プノンペンに戻る前に甘い物を食べて休憩。ベトナムのCheとほぼ同じです。