GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

犬の路糞

2007-03-29 22:29:00 | 生活
日没時間が遅くなり暑さも一段と厳しくなってきたここ数日、お嬢様方のところの扇風機が壊れたのでこちらのと交換したため昼過ぎの暑さに尚更苛立ちます。皆さん長い足を持て余してか、背もたれに踏ん反り返って座るので椅子も次々に壊れ、「壊した人が自分で直すのが筋だろう」と言いながら仕方なく背もたれを外したり修理したりしています。が、皆さん「あたしが壊したのではありませーん」とばかりに聞こえない振り。パソコンもウィルスに感染したり、ウィルスソフトを入れて余計動かなくなったりで仕事になりません。

朝、客先9件に電話するよう打合せした担当者が5時になっても1件しか連絡が取れなかった、との報告に少々説教じみた問い詰めをしたところ、「だって私、もう日本語学校に行く時間ですから」と話を打ち切られてしまい、仕事時間中は日本語を使わずに、学校で勉強して何が身に付くというのだろうかと呆れ果て、「それじゃ日本語のお勉強頑張ってください。そして明日からはここに来ないで朝からも日本語のお勉強をしてください」と捨て台詞を吐いてしまいました。またまた自分の仕事を増やすようなことをしてしまったわけです。きょうは自分も早く帰りたい気分でしたが、机の上は散らかり放題、片付けねばならないことは溜まる一方です。

気が付くと、蓋を開けたパソコンが床に横たわり、他のパソコンのハードディスクが繋がれてウィルスチェックを掛けたままの状態で放置されていました。一体これは誰が片付けるつもりで出してあるのか、少なくても何かしら一言あってしかるべきなのでは・・・・と、疲れがどっと出て気力が失せました。それでも社会人なのか、それでも人間なのかとの不信感は募るばかり。

昨夜の帰り道で犬が道糞を垂れている姿を目にしました。日本で見たその姿がどんなものだったか覚えていませんが、交通量の多い道路で脱糞する犬の不安げで情けない表情に何故かとても親近感を抱いてしまいます。もっとゆっくり糞を垂れられる場所ですれば良いものを、と思うのですが、それはそれで彼らにも事情があるのでしょう。犬は人間社会の反映だからベトナムの犬は可愛くないんだよ。などと言ったこともあり、それと正反対のことを言ってるわけで、こうなるといよいよ自分もベトナム社会に感化されてしまっていることを認めないわけにはいきません。
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転職相談

2007-03-28 20:42:10 | 仕事
月曜日にH君から転職の相談を受けたばかりなのに、きょうはダナンのLさんからホーチミン市での仕事のオファーを請けているので相談に乗ってくれとメールが届きました。二人とも十分な収入があり、僕よりも遥かに優雅な生活を送っているわけで、こちらとしては相談相手を間違えてるんじゃないの?とでも言いたいところ。他人の相談に乗れるくらいの器量があればこんな生活を送ってるわけないでしょ、などとも思うわけです。

もっとも、僕に相談するということは、二人とも今の安定した生活を捨てて新たなリスクを覚悟するということなのだろうと思います。たぶん、それで僕が「今の生活を大事にしてつまらぬ夢を追わないほうが良い」などとは決して言わないだろうし、新たな決意を支え励まされるだろうとの思いがあってのことかも知れません。

H君は旅行業界に6年間働き、持ち前の語学力と責任感の強さから本業の他にも様々な副収入があるようです。それでも収入以外での満足できるものがこの業界にあるとは考えられないとの思いを強くしているようでした。食品加工生産の新しいビジネスを立ち上げたいと企画しているそうです。
日頃、僕が無責任に煽っていたことも多少は影響しているようですから、無謀な試みに足を踏み入れるようなことになるのでは、との心配も付きまといつつ、それでもやはり創造的な仕事に挑戦して欲しいと思っています。

日曜日に回復した家のADSLは月曜日にはもう繋がらずで、これはパソコンに問題があるのかと設定を調整しているうちにとうとうWINDOWSが立ち上がらなくなってしまいました。その上、追い討ちを掛けるように朝から停電。この辺まではまだ我慢の範囲内でしたが、仕事が始まり、ハノイの印刷会社と電話で打合せていたNが、急に「先方がキャンセルしました」と言ってきた時には冷や汗ものでした。次の対策を考えることなく、「だって相手がそういってるのだからしょうがないでしょ」との態度に「相手が断った、で済む問題じゃないだろう」と怒鳴り、一度は先方の営業が受けた仕事なのだから少なくても先方に他の会社を紹介させるなりの事ぐらいはさせるべきでしょ、ともう一度電話を入れて貰うことにしました。これがトラブルの始まりで、市内の取引先から契約書を取りに来いを言われて出かければ、「まだ出来ていない」とか、銀行に行くのに3つの用事を言いつけても2つを忘れて帰ってくるとかの連続でした。

4人にスタッフそれぞれに1時間づつ時間を割かれて一日の半分が過ぎてしまいます。しかし放任すればその結果がどうなるのかは目に見えているわけですから、怒鳴り散らしてでも言うべき事は言わねば前に進みません。きょうもまた遅い夕食を覚悟してはいましたが、5時になって帰り際にNが、「ウィルス・チェックしてるので1時間ばかりパソコンそのままにしていてください」と告げられた時は腹が立ちました。「どうせ直ぐ帰らないんでしょ」って、人にモノを頼む時の台詞ではないと思ってましたので。
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幽霊プロジェクト

2007-03-27 20:53:31 | 社会
お役所相手の商売で支払いが遅れることはしばしばです。その上、催促すると「もう送金した」との嘘の返事の繰り返し。それじゃ、振込み用紙の控えをFAXしてくれ、と頼むと「今、担当者が不在」だとか。挙句の果てに「国家機関だから心配ない」などとの気休めを言われたりするわけで堪りません。「国家機関だからこそ心配」なわけですが、当人のその勘違いが如何にも「公務員」らしさです。

先日も北部、タイビン省教育局前局長が詐欺で逮捕され、裁判が始まりました。パソコン435台、ノートパソコン34台、ダイレクトプロッジェクタ28台等計40億ドンばかりを購入して代金を払わなかったのだとか。“dự án ma”(幽霊プロジェクト)と新聞に書かれてましたから初めから詐欺目的だったようです。べトナム人の友人にこの話をすると、「それは博打にハマッタに違いないよ」と涼しい顔で答えてました。小学生のビー球やメンコ、中学生のビリヤードに始まり宝くじやサッカー賭博などベトナム人の博打好きはなかなかです。
それでも最近は株式市場の高騰(ここ数日は下がってますが)で、ギャンブルから株に乗り換える人が多いのだとか。そのためカンボジアの国境近くのカジノも今や客の入りが悪く売りに出されてるとの噂も聞きます。

汚職スキャンダルは絶えることのなく新聞紙上を飾り、これも社会の成熟度のバロメータなのか、などとも思ったりもしますが、そういう目で日本社会を眺めてみると他所の国のことをとやかく言える資格もないことに気づかされてしまいます。

きょうも一日仕事は愚痴の種にしかならぬことばかり。お願いだからせめて郵便物くらいはちゃんと宛先を確認して出して頂戴と言わずにおれません。宛名違いのEMSが返送され、返送料金まで請求されたお陰で再送分を含め3倍の料金になってしまいました。仕方なく外出のついでに自分で郵便局に行くと運悪く大混雑で一時間以上も待たされる始末。暑さの中を事務所に戻り「君の不注意が僕の時間と経費を奪っているんだぞ」と口にせずには居れない気分をどうにか堪えても、謝ることが死ぬより嫌いな彼女達が、5時になったからと涼しげに帰って行く姿を見ると、どうすればこんな生活に自分が慣れるのだろうかと自信喪失。
かつて、日本食屋のウェートレスを怒鳴りまくっていた頃、「自分の娘だと思えば可愛いものだよ」とビアオム先生に窘められましたが、それは間違いです。これが自分の娘だったら絶望的な気分になるわけで、「娘でなくて幸せ」と思うべきところです。
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お誕生会

2007-03-25 18:40:10 | 天気
先週の夕方、火・水曜日の二日間連続で雨が降り、本当に今が三月なのかと疑いたくなるほどの激しいでした。この季節外れの雨は、新聞では取り上げられていたものの、回りのベトナム人の反応は、「降るときは降るのだからしょうがない」とスンナリ受け入れてしまってるようです。自然現象の異常な事態に対して何故こんなにも無関心でいられるのか不思議です。一方通行を逆送するバイクや信号待ちの間に携帯電話で喋りだし青信号に変わっても走り出さずに喋り続けるバイクもいるわけで、言わば日本の生活からすれば「異常」なことが日常化している世界ですから、彼らからすれば、雨が降ったくらいで一々目くじら立てるなよ、ということなのでしょうが。

水曜日の雨は小降りになってからも長引き、雨音が止んだ8時過ぎに事務所を出ても家に着いたときはすっかり下着まで濡れていました。まだ雨合羽もバイクに積んで置くような季節ではないわけだし。それでも帰り道を走るバイクは皆合羽を着ていました。異常気象を云々するよりも先ずは合羽を用意すべきでした。

このところ5時にスタッフが帰ってからやっと落ち着いて自分の仕事に取り掛かれるような状態になってしまい、木曜日も一人で残っていると事務所の大家さんが晩飯を差し入れしてくれました。子供のお誕生会を開いていて、そのお裾分けでした。鳥の空揚げ、マカロニ、スープ、パンに缶コーラ1本付。どうも子供の声が騒がしい、とは気づいてましたが、一瞬、「こうやって子供を甘やかして育てるからろくな人間に育たないんだ」などと八つ当たり気味の思いが過ぎりつつも、テト明けこれで3回目のお裾分けに預かり、恐縮至極。家に帰る頃には近所の定食屋も閉まってしまうので大いに助かります。

今の事務所も6月末で2年の契約期限を迎えます。大家さんの人柄には助けられていますが、事務所の使い勝手としては引越したいところです。この間の不動産価格の値上がり状況を思うと引越し先を探す気力もわきません。決めねばならないことが多々あるのに決められないことが溜まってしまってます。



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西貢

2007-03-19 21:50:13 | 生活
きのうの日曜日は一日中、小説「逃亡」に没頭し、読み終えるともう夜の9時になっていました。自分の生活が如何にふやけたものであるのかと、身の引き締まる思いにもなりました。その思いが持続すれば良いのでしょうけど、たぶん自分のことでから、胃カメラを飲んだ直後の「禁煙」の決意みたいなものに終わってしまいそうです。

この作家の他の小説も続けて読もうかと手にしてみましたが、2本立ての映画を観るようなことはせず、暫く余韻に浸りながら、その時代について考えてみることにしよう、などと思いながら家を出て近所のカフェに座りました。わずか30分ほどの時間でしたが、その間物乞い(Xin Tien)が4人も現れました。老婆が一人と他は皆中学生くらいの女の子でした。初めの女の子は床に膝を付き無言で手を差し出しました。この辺のカフェでは滅多にお金を渡す人は居ません。普段は手を振って無言で追い返すことに何の心の痛みも感じないわけですが、この小説を読んだ後だけに、その体型からして十分な栄養を取っていないだろうことは容易に想像できる女の子を突き放したことには割り切れなさが残りました。

この小説を読んでいてあれれ、と思ったことの一つに香港からの脱出ルートに東に向かい西貢(サイゴン)に抜けるルートとの記述がありました。九龍半島から山を越えて中国に西貢という名の地があるのだろうか?と、ネットで検索したら「西貢は九龍の中心地」などとの記述もあり、何のことはない、サイゴンって中国語だったのかと初めて知りました。メコンデルタも「九龍平野」だし、近世南部ベトナムが香港との関係が強かったから(?)ということなのでしょうか。
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「逃亡」

2007-03-17 17:24:28 | 新聞・書籍
暑さとストレスに寝不足が加わると湿疹が活発になります。日本で二週間ほど過ごすと治まるわけですが、このところ再び腰の周りも痒くなりました。せめて早寝を心がけようとしていたのに、昨夜は小説を三時まで読み続けてしまいました。どうせ土曜日で半日だから、と気が緩みました。

今はもう作家名も題名も知らない小説が多く、自分で選ぶことができません。と、いうか十代の頃から自分で小説を買って読むということはなく、いつも誰かに借りて読んでいたようです。今回、初めて帚木蓬生という作家の名を知り、「逃亡」を読んでいます。読み始めの頃はあまり引き込まれることはなかったわけですが、いつの間にか不味い近所の定食屋のご飯もしっかり咀嚼するようになっていたりもして、結構その時代の世界に影響され始めているようです。

香港の軍票についてはニュースで知ったこともありましたが、日本軍の香港占領について書かれたものを読んだのは今回が初めてです。同時代にベトナムにいた日本軍憲兵はどのような活動をしていたのでしょうか。香港のそれと大きく変わるものではないはずでしょうけど。何かにつけ、「ベトナム人のくせにベトナムの地理も歴史も知らない・・・」と思うこと度々ですが、自分自身の日本近現代史の知識とてかなり貧困だと痛感せざるを得ないものがあります。わが父親も徴兵され、中国各地を転戦していたようですが、そもそもそれが何処で何年からのことであったのかも知りません。

今週からまた新人二人を採用したので余計に仕事が捗りません。5時を過ぎてから整理を始め、伝票類の点検をしていても辻褄の合わぬことばかり次から次へと出て来ます。まぁ、素人の日本人がが素人のベトナム人を雇って仕事をしてえいるわけですからこの惨憺たる状況も当然といえば当然。何の経験もなしに田んぼで米を作るようなもののようです。

午後から家に帰って昼寝でも・・・と思っていたところ、昨日早退した新人一人が、その分「きょうの午後仕事します」と珍しく律儀なタイプで、仕方なく付き合うことにしました。エアコンでもあればもう少し捗るのでしょうが、このごろは陽も長くなり、暑さも36℃ほどになるようです。来年こそはエアコンの効いたオフィスで、との思いが今年も再びです。

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国際婦人デー

2007-03-12 21:44:45 | 天気
先々週は機器の不具合発生で中部へ出張し、散々でした。先週やっとサイゴンで丸一週間を過ごすことができ、どうにか精神の安定も取り戻せそうな気がしていたものの溜まった書類の整理を始めてみると愕然とすることばかり。出入金伝票、出入庫票もまともに記入されてないので、当然ながら会計処理は出鱈目で領収証すら紛失したものが少なからずです。この仕事振りに少々言葉を荒立てると居直られ、逆切れされて益々怒りは収まれず、人手絵が足らないというのに、2人には辞めて貰うことにしてしまいました。

知り合いからの依頼で今年地方の大学を卒業予定の女の子を一人、先週から引き受けています。詳しい事情はしりませんが、他で引き受け手がないということだけは確かです。こちらは余計な手間隙が掛かるだけのお荷物で、彼女にできる仕事を与えるために時間を割かねばならず、しかもその簡単な仕事すら満足にできません。何もやらせない方が楽なので放置しておこうか、という気分にもなります。すると携帯電話で遊び始めるので、これまた困りもの。

その困り者のお嬢さんが、先週金曜日、「今日は婦人の日だからNと私にプレゼントして頂戴」などと抜かしました。そうでした。ベトナムに来てからこの日は毎年不愉快にさせられるのです。この日ばかりは女性と顔を合わせたくありません。自発的な意思として好きな女性にプレゼントを贈ることは幸せなのでしょうが、当然の権利のように好きでもない人間からそれを要求されるというのは大違いです。まして、「こいつは最低だ」と思ってる輩からの言葉ですから驚くばかりです。

以前、「国際婦人デーって日本では聞いたことなかったけど・・・」と言ってしまった時、ビアオム先生が、「あれは、クララツェトキンとかローザルクセンブルクなんかが作ったものなんだ・・・」などと珍しく左翼の片鱗を感じさせることを教えてくれました。国際共産主義運動の伝統が何故このような変節を遂げて、街中の道路で花が売られ、賄賂を要求されるが如くプレゼントを要求されるのか、理解に苦しむところです。

この日は早起きして6時半から仕事をしていたため身体が持たず15分ほど早めに帰宅することにしました。すると何を思ったのかアホ女子大生は、「何処の彼女とデートなの」?と知った風な口の利き方。「君は今までもこれからも一生勘違いして生きるんだねー」と、思う他ありません。この日の夜、8時過ぎから雨が降り始めました。季節外れの雨にしては直ぐ止みませんでした。
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テト明けの多忙

2007-03-07 00:48:35 | 仕事
どこも多忙なテト明けを迎えているようで、昨夜は家に帰ってからPCの電源を入れるとK君の工場のスカイプがまだONになっていました。ビンユンの工場に一人で残って雑務と格闘している姿が目に浮かびます。たぶんお互いに自分ほど惨めな境遇に陥っている日本人はこのサイゴンにはいないだろう、と思っているようです。日本に二週間帰ったおかげで仕事は溜まるし、日本でのお客さん気分の反動でこの現実が余計シンドイものと感じてしまうわけですが、K君にとっては、それすらも「日本に帰れただけ幸せじゃないか」というところです。

しかし、「何で階段を登ることができないのだろう・・・せめて人並みの生活を送りたい」と言うK君にたいしては、こちらはまだ「水面から浮上して息をするまでにもなっていない」わけで、このまま深海の奥深くへと沈み込んでしまう恐怖と比べれば、まだまだ羨ましい限りです。

それでも一昨日の日曜日も一人で出勤したというK君ほどの努力を自分が払っているとは言えず、我武者羅に働くエネルギーが湧きません。いつしか自分一人が頑張ったところでどうにもならない、などと思うようになってしまったみたいです。報われることを期待してるつもりはなくても、報われたと思える瞬間があまりにもなさ過ぎたようです。あるいは、そう感じることができないほど鈍感になってしまったのかも。兎に角、頑張ってしまうと尚更他人にキツク当たってしまいそうです。

きょうの新聞にこのGO VAPを拠点にした10代の犯罪グループが逮捕され、同時に先月訪れたタイグエンでは女子高生の強盗3人組が逮捕されたとの記事がありました。10年ほど前にも「失業率が高いので青年犯罪の多さが問題」などと聞きましたが、一方では今日のホーチミン市の労働力不足は深刻なわけで、失業率の減少の仕方が逆にそれ故に「報われない」と感じる青年達を新たに生み出しているようにも思えます。
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間違い電話

2007-03-01 01:29:32 | 生活
H君との打合せの最中にNから『KOICHIから電話』と告げられました。事務所の電話に掛けて来るとはどうしたことか、と思いながら受話器を取ると聞き覚えのない中年ベトナム人男性の声でした。何と相手は商談中の客先からでN宛の電話です。「だから何時も相手の名前をちゃんと確認しろと言ってるだろう、この糞ガキ!」との言葉をどうにか飲み込んでみたものの、テト明けで弛緩した皆さんの態度には腹が立つことしきりです。それにしても北部のお役人と日本人の声を間違えるというのは信じがたいものがあります。信じ難いことが日常茶飯事、と諦めればオカルトの世界に沈没するようなもの。Nが聞き間違えたのには何か必ず理由があるはずです。考えられるのは、相手が用件を言う前に下らない冗談を飛ばしたため、その下品さがKOICHI君以外には考えられないとの判断です。彼は常日頃、「Nのおっぱいを触らせてくれ」などと僕に言ってるわけですが、彼のことですから直接Nに言ったことがあるのかも知れません。そしてこの日の電話が、たまたまそんな下品な冗談を投げつきてきたとしたら間違える可能性もありそうです。もしそうだとしたら、間違えたNに腹を立てるのも筋違いだったようです。

ベトナムに戻って早々に何件か携帯に電話が来たのですが、バタバタしたので放置してました。1月に携帯電話を無くしたのでアドレス帳のメモリーが消えてしまい、掛けてきた相手が特定できないせいでもありました。電話に出たくない相手もいるし、そうでない人もいるわけです。夜中にあれこれ推測しているとメモリーに新しく登録した番号で覚えのない名前がありました。Hongという名前なのでてっきり女性だと思い、最近登録したのだから避けたい相手ではないはず、たぶんあの娘だろう・・・などと思い掛けてみました。ところが、出た相手は男でした。それでも怯まず「Hogさんお願いします」と言うと、相手は「Hongだけど何?」との答えて来ました。えー?と思いつつ電話を切って思い出しました。北部の顧客の担当者です。こりゃ拙い、とはわかっても頭は仕事モードに切り替わりません。電話の聞き間違いを咎めたばかりだというのに、翌朝Nから先方に誤りの電話を入れて貰うことにしました。
「私の間抜けな上司が作夜女の子と間違えて電話を掛けてしまったそうで誠に申し訳ありませんでした」
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