GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

Cassava 輸出

2009-08-23 23:32:53 | 農業・食品
キャッサバ輸出:8億ドル?

コメ、水産品、コーヒー、ゴムなどのように注目されてはいないが、2009年のキャッサバ輸出は少なくない外貨-8億USドル程-をもたらすだろうと予測されている。

商工省によれば今年7月までにベトナムは266万トンのキャッサバとタピオカ粉を輸出した。輸出金額は4億800万ドルに達し、昨年同期比で数量は4.4倍、金額では2.8倍となり、多くの主力農産品輸出が数量、価格共に減少する中でキャッサバは特筆すべき増加を続けていると言える。

これは主に中国の需要によってもたらされている。中国は畜産飼料原料の他にバイオエタノール製造工場で使用するため多くのキャッサバを必要としている。このため昨年末から今年初めの数ヶ月にかけて1,500-1,700/kgに下落したベトナム・キャッサバの中国への輸出価格は再び上昇している。現在のサイゴン港渡しキャッサバ・チップ価格は約175USドル/トンであり、ランソンの友誼関では2,800-2,900ドン/kgである。昨年から持ち越されたキャッサバ在庫量が多かったのも価格上昇に伴いこの7ヶ月間の輸出量を増大させることになった。

関係諸機関の推計によれば、作付け総面積50万ヘクタール以上、平均単収15.7トン/ha、今年の全国生産量は800万トンを超えるだろうとのことである。この内22.4%が飼料用、16.8%が手工業加工、12.2%が食用に国内使用されるとすると残り48.6%(約400万トン)が輸出用となる。昨年末から繰り越された在庫を加えると今年の輸出量は460-500万トンに達しそうである。

この7ヶ月間の平均輸出価格は153US/トンである。この平均価格が年末まで維持されるとすると今年の輸出金額は7億6100USドルとなり、現在の175USドル/トンが年末まで続き、5ヶ月間に180-230万トン輸出されるとすると輸出金額は8億USドル前後に達する。正にこれが商工省が、キャッサバ及びキャッサバ加工製品を主力輸出商品として取り上げた理由である。

栽培局によれば、キャッサバ栽培の持続性を強固にするために栽培面積を40万ヘクタール程度に減らすとされている。しかし、現在のような「良い」価格と輸出需要の高まりによって、栽培面積は減らすどころか更に増大する危険性にある。

急激なキャッサバの輸出増大は少なからず不安をもたらしている。第一に全国的な栽培面積の拡大であり、2008年は51万ヘクタールに達し、2005年(27万ヘクタール)の2倍、2010年までの発展計画を13万5千ヘクタール上回っている。

栽培面積の増大と同時にキャッサバ加工工場もまた全国的に急増している。今日まで全国に約60のタピオカ澱粉工場が作られ、250万トンのキャッサバ芋が加工処理されている。これと並んで多くの省で数千の手工業的キャッサバ加工所が点在している。このような工場や加工所の数の多さは農村環境への影響も大きく、特に栽培面積の大きいタイニン、ビンフック省等で顕著である。
他面では、世界的な需要の大きさにもかかわらずベトナムのキャッサバ生産は安定したものではない。第一に輸出の90%以上が中国市場であり、もしこの市場に問題が起きた場合にはキャッサバ価格は急落し、昨年末のように多量のキャッサバが残留することになる。

http://nongnghiep.vn/nongnghiepvn/vi-VN/61/158/1/15/15/37839/Default.aspx

シャンプー

2009-08-23 17:35:35 | 生活
8月も月末が近づきました。引越しの予定は9月末まで先延ばしになりました。一度はここから数キロ離れた一軒屋に決めたのですが、結局大家の都合でキャンセル。その後も二、三軒電話を入れたりもしてみましたが運悪く断られ続け、挫けました。それでも10月からどうするのかを考えねばならないわけですが、サイゴンを離れようか、などとも思っています。

何れにしても後一ヶ月ちょっとはここに居るわけで、きょうは久しぶりにスーパーに買い物に行き、ガラガラになった冷蔵庫を満たすことにしました。入り口を入ると最初にシャンプーが陳列されています。普段は年に数回しか買わないものですが、夏休みに高校生の息子が一週間ほど来てシャンプーを使い切って行ってくれました。今どきの高校生がそうなのかどうか知りませんが、洗面用品を「化粧品」と呼ぶのには驚きました。毎日念入りにシャンプーやらお肌の手入れをするよりは食事の前に手を洗え、などとも思うわけですが。

このコープ・マートでもシャンプーの陳列スペースの大きさには常々疑問を抱いています。想像するに化粧品同様で原価に比して粗利のメチャ高い暴利商品なのではないでしょうか。ベトナムのTV等でもシャンプーのコマーシャルはやたら多く感じます。様々な商品名が付いてはいますが殆どがP&Gかユニリーバの製品で、VN花王の製品もあります。最近は男性用シャンプーやボディーソープ、ハンドソープなども陳列されています。そしてシャンプーにコンディショナーなタオルなどのオマケがセットされていたりしているものが少なくありません。ご近所の誼でなるべくならKAO製品を買おうと思うのですが、どれがKAO製品なのか裏面の小さいベトナム語の印字を読むのも結構億劫です。

商品名は、Shampooと印字されてたりDau Goiとベトナム語の表記がされてるわけですが、時に一部カタカナ表記の商品もあり、それは大抵日本製ではありません。中年男がシャンプーの棚の前でメガネを上げて目を細め手に取った商品の印字を読む姿は我ながら勘弁勘弁というものです。

前回はShampooという文字を確認し、バーコードを見ると49で始まる13桁だったので、ベトナムの工場で製造しても日本の国別コードを付けてるんだ、とてっきり日本メーカーの製品と思ってPANTENEのシャンプーを買ってしまいました。家に帰って確認するとこれもまたProcter&Gambleの製品でした。







借家探し

2009-08-01 00:36:51 | 生活
明日から8月。毎月1日に大家が家賃を受け取りに来ます。一年契約で借りたこの長屋も来月で契約満了を迎えることになります。狭くてボロ。風通しが悪いので晴れた日が続けば寝苦しく、まして昼間はとても居られたものではありません。知り合いが訪ねて来れば必ず「これで2百万ドン?高っけー」と言われてしまいます。

昨年のインフレ・バブルの時期でしたから、たぶん大家も強気で吹っ掛けたようです。それに8月は新学期を迎えて地方から学生達が引っ越して来るので需要が高まる時期なのだろうとも思います。新入生が来ても卒業生もいる訳だから・・との論理はここサイゴンでは当てはまりません。

この地の大学・短大を卒業して地方に帰って就職なんてことは滅多になく、地方の学校を卒業してもこの地に職を求めて来るわけですから8月に膨れ上がる人口はかなりの数になります。

人口密度の高さに比例した家賃の高さと劣悪な環境に交通渋滞、何を好んでこんな所で暮らすんだ?との思いが地方暮らしを考えさせ、それまでの仮の住まいだからここで十分、との思いもあったわけですが、それでいて結局1年近くが過ぎてしまいました。

これまでも月に何度となく気が向くと情報誌の「mua&ban」を3,000ドンで買い、探してはみたもののこれという物件は電話すると大抵「いやー折角だけどもう借り手が決まっちゃ他よ」という返事ばかり。先週などは土曜日の夕方電話して日曜の朝8時に家を見に行く約束をしたにも拘わらず、朝約束の場所に行って電話すると「あーもう先に決まりました」。本当に決まってしまったのか外国人には貸したくないと思い直したのかは分かりません。貸家の営業許可を取ってない(税金を払ってない)場合は外国人に貸すのは面倒のようです。

ゴーバップ区の周辺なら2百万ドンで60平米程度の家を借りることは可能のようです。もっともその面積でも快適さを求めると1.5倍から2倍の家賃が必要ですが。今借りてるのが20平米ほど。同じ家賃でもバラつきが多いのが日本と大きく違う点かも。