Villagers allege dredging caused landslide -Monday, 27 August 2012-
昨日、カンダール州の村民約50名は、ベトナムの砂採掘会社の活動が、メコン河の岸崩落を引き起こしている原因だと主張し、これを停止させるための抗議行動を行った。
Kien Svay地区Koh Prak村の住民が言うには、この会社の最初の一ヶ月の活動で、長さ500m幅5mの農地が作物と共に河に崩壊し、川岸に住む家庭を脅かしている。
村民のTuy Phy(51才)によると、村民の抗議は昨日の朝からKoh Prak港-浚渫船の埠頭-で開始され、モーターボート5台に乗り込んで浚渫船に近づき、活動を停止するよう要求した。
「このベトナムの砂浚渫会社は、深刻な影響を村民の土地と家屋に及ぼしている」と、彼はポスト紙に語った。「村民の生活、家と土地の河への崩落から守るために、われわれは砂の採掘を直ちに止めるよう要求した」。
採掘は正午前までは中止させられた、しかし村民が家に帰ると彼らは採掘を再開した、とPhyは語った。
従業員はクメール語を話せないので、村民はこの会社の名前さえも知らないが、一日に6~7艘の浚渫船が操業している、と彼は付け加えた。
Koh Prak村の農民、Phok Dara(52才)は、彼の家と土地はメコン河の河岸にあり、浚渫船の採掘だ場所から15mしか離れていない、と言う。
「いつかは、家と土地がメコン河に崩落するのではないかと心配している」。村民の報告によると会社の活動によって46家族が直接的な影響を受け、100家族に以上に間接的な影響が及ぶ。
また別の村民、Im Sarom(54才)の語るところでは、村民たちがPhoum Thomコンミューン当局に苦情を提出し行政の介入を要求したが、まだ回答を受け取っていない。もし解決策が見つからない場合、村民たちはフンセン首相の家に抗議に行くだろう、と付け加えた。
Kien Svay 地区警察長 Var Samathは、「この件は操業許可を下したKien Svay地区行政の問題である」と語った。
また、彼は個人的にKoh Prakでの河岸線崩落を観察したと語り、、浸食の多くは自然の力に因るものだと主張した。
会社の代表とKien Svay地区当局のHeng Theamからのコメントはどちらも得られていない。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012082758300/National-news/villagers-allege-dredging-caused-landslide.html
カンダール州、キエンスヴェイ地区はプノンペンの中心部から20kmほどしか離れていません。国道1号沿いのキエンスヴェイの町から左に折れる道を入った湿地の多い農村地帯にKoh Prak村はあるようです。
この記事を読んだ時には、ベトナムの91号線の崩落現場で河底に大量に落とし、河底の穴を埋めている光景を思い出しました。河底の穴と河岸の崩落が関係しているらしく、穴によって水流が変化するからなのでしょうか?
そうであれば、河砂の浚渫と岸の崩落も関係がないとは言えないようです。しかし、見たところ浚渫船の作業は岸からはかなり離れた場所で行われているようです。